情熱の国「スペイン」の食文化とは? 素材の味わいを活かした個性豊かな料理が各地に

スペインは、大西洋と地中海に面し、古来からさまざまな民族が行き交う土地でした。そのため、地方によって特色のある個性豊かな料理が揃っています。北部では、「バカラオ(たらの干物)」や魚介類を使った煮込み料理、小さく切ったパンに料理をのせ楊枝で止めた「ピンチョス」と呼ばれる軽食も好まれています。北西部では、特産品のムール貝やカキ、エビなどを使った料理が知られています。

東部では、お米に魚介類を加えた「パエリア」などの料理も食べられます。南部では、魚をフライにした料理をはじめ、夏には暑さが厳しくなるため「ガスパチョ」という野菜を使用した冷たいスープなどをよく飲みます。中央部では、肉や豆、野菜を使った煮込み料理や子豚を丸焼きにした料理などが有名です。

スペイン料理の特徴は、新鮮な材料の味を引き出し、素材そのものの味わいを楽しむことが基本であり、オリーブオイルをふんだんに使用しますが、ソースに頼らない料理がおおくあります。スパイスもあまり使わず、「ピメントン(パプリカパウダー)」「胡椒」「サフラン」「オレガノ」など限られたものしか使わないそうです。

また、魚介類も豊富にありますが、牧畜の国であるため基本的には肉食が中心で、内臓や血なども余すところなく使用します。さらに、保存食文化が発達しているため、生ハムやソーセージ、チーズなどが豊富にあります。チョリソーという辛いソーセージには辛口のピメントンが使用されています。お米を使った料理も多くありますが、あくまで料理の1品として考え、主食として食べられているのはパンとのこと。

ちなみに、オリーブオイルといえばイタリアのイメージが強いと思いますが、生産量はスペインが世界1位となっています。国内の全土でオリーブが栽培されており、世界の生産量の約半分を占めています。料理に使う油というだけでなく、コクを出すための調味料としての役割もあります。また、オリーブオイルに卵黄、にんにく、レモン果汁を加えてつくるマヨネーズに似た「アリオリソース」が有名で、マヨネーズの発祥の国ともいわれています。

このようにスペインの食生活に欠かせないオリーブオイルは、揚げ物、炒め物、ソテー、サラダ、スープなどあらゆる料理に使用されます。カロリーだけ見ると、他の油類と変わらないのでとりすぎは良くないですが、オリーブオイルには抗酸化作用や悪玉コレステロールを減少させる作用があり、生活習慣病の予防に効果的であると考えられています。(監修:健康管理士一般指導員)


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