季節を問わず年中日焼け止めを使用している派は4割超に

ナリス化粧品は、新テクスチャーで毛穴・凸凹をカバーできる日焼け止めの新ブランド「by365(バイサンロクゴ)」を立ち上げ、「by365 パウダリーUVクリーム」を2月9日から発売するにあたり、日焼け止めの使用状況や使用意識についてアンケートを実施した。日焼け止めといえば、夏場や日差しの強い時に使用するものだというイメージがあるが、今回の調査で季節を超えて使用している人が多い実態や、日焼け止めを塗らなければならないものではなく、スキンケアの一環だと前向きに捉える意識の変化などが確認できたという(実施期間:2023年11月6日~12月24日、調査方法:インターネットによる同社調査、対象者:15歳~44歳女性、n=2200、ただし、質問内容によって、回答者のn数が異なるため、それぞれの図表にnを記載している)。

15歳から44歳の2200名の女性に、日焼け止めの使用状況について部位別に聞いた。最も多く使用している部位は「顔」で83.2%(「季節を問わず、年中使用している」・「日差しの強い季節やレジャーなど日差しの強い時に使用している」・「気が付いた時に使用している」の合計)。「顔」に続いて「腕」が75.7%で2位。3位は「手の甲」で69.6%だった。顔に日焼け止めを使用していると答えた人のうち半数を超える42.5%が、「季節を問わず、年中使用している」と答えている。

使用部位として最も多い「顔」について年齢別に見てみると、「季節を問わず、年中使用している」のが最も多いのは35歳~39歳で47.5%。40歳~44歳でも46.5%と半数に迫ることがわかった。

「顔」に続いて次に多かった「腕」について見てみると、「季節を問わず、年中使用している」のが多いのは20代で、20歳~24歳で13.3%、25歳~29歳で14.9%だった。「日差しの強い季節やレジャーなど日差しの強い時に使用している」のは、15歳~19歳が最も多く61.3%と6割を超えた。

3位の「手の甲」については、「季節を問わず、年中使用している」のは、25歳~29歳が多く、「日差しの強い時に使用している」のは15歳~19歳が多いだが、「年中使用している」と「日差しが強い時に使用している」「気が付いた時に使用している」を合わせると69.6%と約7割に上り、手の日焼け対策も一般化していると考えられる。

「髪」への使用は全体では32%で、年齢別に見て多いのは20代。20歳~24歳で40.8%、25歳~29歳で41.8%と4割以上に上る。

また、日焼け止めを使用していると答えた1680名を対象に、部位によって日焼け止めを使い分けてしているか否か聞いた。全体では42.5%と4割を超える人が使い分けていると答えた。全体を見ると「使い分けている」42.5%に対して、「使い分けていない」54.1%の人が多いが、年齢別に見てみると20歳~29歳の世代では、「使い分けている」人の方が「使い分けていない」人よりも多いことがわかった。

日焼け止めを使用している女性375名に、日焼け止めの塗り直しについて聞いた。「日焼け止めを塗った部位はいつも塗りなおしをしている」23.7%、「顔だけ塗りなおしている」19.2%、「身体だけ塗りなおしている」11.7%、「日差しの強い季節や場所では塗り直しをしている」23.7%で、「塗り直しはしていない」が9.6%のみであることから、日焼け止めの塗り直しの習慣は一般的に広がってきているようだ。

年齢別に見てみると15歳~29歳までの若年層の方が「いつもすべて塗りなおしている」と答えている割合が高く3割近くに上る。日焼け止めの塗りなおしをしていないのは35歳~39歳で12.7%と1割を超え、40歳~44歳で23.3%と2割を超えていることからも、日焼け止めは塗りなおさなければならないものであるという情報は若年層への方が届いているのかもしれない。

日焼け止めを使用していて塗りなおしをしていると答えた375名に、日焼けの経験について聞いた。日焼け止めを塗りなおしていたのに、日焼けをしてしまった経験が何度もあると答えたのは50.9%で半数を超えている。「日焼けした経験が少しある」と答えた41.9%と合わせると92.8%にも上り、ほとんどの人が日焼け止めで失敗してしまった経験があるようだ。

これを年齢別で見てみると、「部位によって日焼け止めを使い分けている」、また「日焼け止めを塗りなおしている」割合の高い20歳~29歳の世代で「何度も日焼けした経験がある」割合が少し低いものの、すべての世代で「日焼けした経験が何度もある」と「日焼けした経験が少しある」を合わせると約9割に上る。

日焼け止めを使用している1680名の女性に、現在使用している日焼け止めへの不満について聞いた。最も不満と答えた割合が多いのは「塗り直しのしやすさ」で、「あまり満足してない」23.7%と「全く満足していない」6.4%を合わせて30.1%と3割を超える人が不満と答えた。

「塗った際の心地よさ」では24.3%が不満だと答えている。これを年齢別に見てみると、いずれも若年層の方が使用している日焼け止めへの満足度が高く、高齢層の方が満足度が低いことがわかった。

日焼け止めを使用している375名の女性に、日焼け止めを使用する時の気分について聞いた。全体では、「焼けたくないので仕方なく塗っている」のが、33.1%で1位だが、2位には「スキンケアの一環だと思って前向きに使用している」24.5%、「塗った方が肌がきれいに見える」11.7%と、使用に前向きな気分も見受けられる。

年齢別で見てみると、15歳~19歳の若年層では「焼けたくないので仕方なく塗っている」が41.2%とすべての世代で最も多い割合だが、20歳~24歳では「スキンケアの一環だと思って前向きに使用している」が、32.1%で「焼けたくないので仕方なく塗っている」の28.2%よりも多い結果となった。「スキンケアの一環だ」と答えているのは、20歳~24歳が最も高い割合で25歳~29歳になると減るが、それ以降は歳を重ねるにつれ徐々に増えていく傾向が見られた。

今回の調査では、日焼け止めが季節を問わず使用されつつある実態がわかった。また、使用感や塗り直しについては、若年層の満足度が高く高齢層の満足度が低いことがわかった。日焼け止めは、化粧品の中でも比較的近年その技術の進化が目覚ましい分野であると考える。以前に日焼け止めでよくいわれた「べたつき感」や「白浮き」も今では大きく改善されつつあり、各企業のさまざまなテクスチャーの研究も進んでおり、ユーザーにとっての選択肢が増えつつある。部位によって適した日焼け止めが異なるため、部位による使い分けや適切な量を塗布すること、塗り直しの重要性についても比較的若年層には浸透しつつあるように感じる。


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