海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やそう!来月は世界同時清掃活動イベント「World Cleanup Day」も開催

今年の夏は海水浴を楽しんだという人も少なくないはず。砂浜の海水浴場を訪れてみると、一見きれいに見えるが、砂にプラスチックや花火などが埋まっていることがある。今年の夏は海水浴ではなく、キャンプに行ってバーベキューを楽しんだという人も多いのでは。しかし、一部の利用者はバーベキューを楽しんだ際に出たゴミを持ち帰らず、そのままにしてしまうという人もいるようだ。こうしたゴミを放置してしまうと環境汚染につながることは今更説明する必要もないだろう。それでもなくならないゴミを回収し、きれいな環境を取り戻そうと活動している人たちもいる。

パソナグループは、9月16日に世界で同時開催される清掃活動プログラム「World Cleanup Day」に参画し、同月を「クリーンアップ月間」と位置づけ、国内外約70拠点で清掃活動を実施する。パソナグループでは2020年から「World Cleanup Day」に参画し、昨年は国内外の約60拠点、総勢800名のパソナグループ社員、エキスパートスタッフとその家族が参加し、地球環境保全・美化活動に取り組んできた。そして今年もパソナグループは、「World Cleanup Day」(9月16日)が開催される同月を「クリーンアップ月間」に設定し、国内外約70拠点で、社員をはじめエキスパートスタッフや地域の人々と共に清掃活動を実施する。パソナグループはこれからも、持続可能な社会の実現を目指し、国内外での社会貢献活動を通して豊かな地域社会を築いていく考え。

あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会は、9月2日~3日の2日間に秋田駅前で行われる、未来の秋田をテーマにした環境イベント「第21回あきたエコフェス」において、あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会の活動報告や来場者の人々と一緒に会場付近の清掃活動を実施する。この取り組みは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の取り組みの一環で開催するもの。あきた海ごみゼロプロジェクトでは、今年秋田県立大学エコの環サークルの人々の協力を得て、秋田県の海岸に出現するといわれる全国的にも珍しい「ごみ地層」の調査を実施している。「ごみ地層」とは、砂と砂の間に埋もれたペットボトルや発泡スチロールなどの大量のプラスチックごみが堆積した層で、エコの環サポーターズブースでは、その「ごみ地層」に関して調査したこれまでの調査報告や、海洋ごみに関してのクイズなどを実施する。また、あきた海ごみゼロプロジェクトブースでは、釣りキチ三平くんをリーダーとするプロジェクトのこれまでの活動報告をパネルや動画などを使って紹介すると共に、会場にて海洋ごみ削減を啓発するチラシや、CHANGE FOR THE BLUEオリジナルごみ袋を配布し、来場者の海洋ごみ問題に関しての知識を高め、ごみの発生抑制・減量化を呼び掛ける。

三井不動産商業マネジメントが運営する三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲は、海が近いロケーションを活かし、SDGs活動の一つとして「シーサイドゴミゼロプロジェクト」を実施している。海を綺麗にするごみ拾いやイベントを昨年から引き続き、1年間に4回開催し、今回で通算7回目の開催を迎える。第7回目は、日本財団・環境省が推進する、海洋ごみ対策共同事業 全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2023」に合わせて開催する。9月16日「World Cleanup Day」から同年9月24日までの期間を「秋の海ごみゼロウィーク」と定めている。さらに、今回は江の島のご当地ヒーロー「海洋戦士シーセーバー」のヒーローショーを開催する。ゲストに中山省吾氏(元ポカスカジャン)を招いて「海洋戦士シーセーバー」のテーマ曲の披露もあり、子どもから大人まで楽しく環境問題を学べる機会となっている。ぜひ参加してほしいとのこと。海のごみの約8割は「街」からやってくる。NPO法人海さくら、日本財団、アーバンドック ららぽーと豊洲と海に思いを馳せながら、みんなの「豊洲」を綺麗にしよう。また、このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するもので、海洋ごみ問題解決へ向けたアクションや啓発を目的とするものだという。

「スポGOMI甲子園2023・熊本大会」の様子

ソーシャルスポーツファウンデーションは、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全28チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う「スポGOMI甲子園2023・熊本大会」を8月19日に開催した。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するもの。全28チームが参加した熊本県大会。熊本では初めての開催で、どんな戦いが繰り広げられるのか想像がつかない状況だったが、予想をはるかに越える30チームから応募があり、28チームの高校生がやる気まんまん、元気いっぱいに集まってくれた。慎重にごみを分別しながら拾っていくチームや、他チームより遠くで大きく目立つごみを先に拾ってしまう作戦のチームなど、それぞれの作戦でごみを拾った。結果、日ごろから楽しんで様々なボランティア活動に取り組んでいる南稜高校ボランティア部チームが、ごみ総量10.78kg/1796.5ポイントを獲得し、準優勝チームに405.5ポイント差をつけて優勝した。11月に東京で行われる全国大会でも好成績が期待される。熊本県大会は、熊本市の中心市街地で開催。人通りや店が多く、普段から清掃活動が行われているため一見ごみはないように見える。しかし、いざごみ拾いを始めてみると、植え込みの中やビルとビルの隙間に隠すように捨てられたごみが次々と見つかった。特に多かったのが壊れた傘とたばこの吸い殻とのこと。高校生たちは小さな溝に入った吸い殻まで、丁寧に取り除いていった。中にはじっとしゃがんで小さなプラスチックの破片を拾う高校生も。話を聞くと「みんなはポイントを狙って大きいごみばかり拾っているから。私はこういう小さいごみを拾って街をきれいにする」という。街中など陸にあるごみは巡り巡って海へと流れ着く。スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在だが、今回の参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題に対して貢献していきたい考え。


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