- 健康管理!教えて!!2025/06/26 21:46
生活習慣の影響で顔の表情がゆがむ? 口元のトレーニングで豊かな表情を

表情は、人をさまざまに印象づけます。特に口元は、いきいきとした表情を最もつくりやすいパーツです。よく笑い、よく話し、よく噛んで食べると、自然と顔の筋肉が動かされ、表情筋が鍛えられて、表情がいきいきしてきます。しかし、生活習慣が乱れていると、顔の表情がゆがんでしまうことがあるそうです。
鏡で顔を見てみましょう。左右の目を結んだ線と左右の口の端を結んだ線が並行であればゆがみはありませんが、結んだ線のどちらかが上がっている場合は、上がっている側でよく噛む習慣がある可能性があります。なぜなら、よく使う筋肉が引き締まっているからです。噛まない習慣のある側でよく噛むことによって、たるんだ筋肉が引き締まり、輪郭もシャープに見えるようになりますが、できるだけ左右の偏りなく噛むように心がけましょう。
その他に、顔の表情がゆがむ原因として、頬杖をよくつくこと、左右どちらかにばかり向いている横向き寝などが考えられます。顔の筋肉は、頭や首の筋肉と連動して動いているので、顔の表情がゆがむことで、ひいては全身の左右のバランスにも影響を及ぼすことになります。
顔の表情のゆがみを改善するには、口元の筋肉を鍛えることが大切です。口元の表情を作る唇のまわりの筋肉を口輪筋といい、唇を閉じる力を担っています。口輪筋を鍛え、引き締めることで、たるみもなくなり豊かな表情を作ることができます。また、皮膚の下の筋肉にもハリが出て、皮膚の表面のシワなども伸び、口角が上がったいきいきとした印象になります。
簡単にできる口元のトレーニングとしては、まず、上下の歯を軽く合わせて唇を5秒間閉じます。「い」と発音する形にして、ゆっくりと口角を上げ、5秒間キープ。「う」と発音する形にして、唇をゆっくりと突き出し、5秒間キープ。これをスムーズな動きで5回繰り返します。このトレーニングによって口輪筋を鍛えることで、口角を上げることができるそうです。(監修:健康管理士一般指導員)