成長ホルモンとアンチエイジングの関係とは? 全身のさまざまな細胞の代謝をサポート

体を若々しく保つために重要な役割を担うホルモンとして知られているのが「成長ホルモン」です。成長ホルモンは、脳の下垂体前葉から分泌され、全身のさまざまな細胞に作用しています。子どもの発育に大切なホルモンとして有名ですが、大人にとっても欠かすことはできないとのこと。そこで今回は、成長ホルモンとアンチエイジングの関係についてご紹介します。

成長ホルモンは、細胞へのアミノ酸の取り込みや細胞間のアミノ酸の受け渡しの促進、アミノ酸がタンパク質として体内で作用することを補助します。そして、全身の細胞の代謝を助ける役割を持っています。成長ホルモンの分泌のピークは成長期であり、40歳ではピークの半分程度に、60歳では1/4程度に低下しまうといわれています。そのため、傷ついた細胞を十分に修復することができなくなり、体の疲労回復スピードが落ちていってしまうとのこと。

成長ホルモンが不足すると、肌のターンオーバー(新陳代謝)も低下するため、肌がたるんだり、くすんだりと肌老化が現れるようになります。しかし、同じ年齢でも見た目が若い人もいます。年齢の割に若く見える人は、減り始めている成長ホルモンを最大限引き出すことができているということになり、これがアンチエイジングの秘訣とのこと。成長ホルモンを活性化させることで、代謝が良くなり疲労回復につながる他、筋肉や骨などの各器官の修復や増強、肌のターンオーバーの促進や脳の活性化、免疫力の強化など若々しく健康な体を維持する上で欠かせないあらゆる機能が維持されるそうです。

では、成長ホルモンを活性化させるには、どうしたらよいのでしょうか。成長ホルモンは、満腹状態が続くと分泌が低下してしまいます。適度な空腹時間は、胃や腸などから分泌される「グレリン」という食欲を高めるホルモンの分泌を盛んにさせ、グレリンの刺激が強力に成長ホルモンの分泌を促進させることがわかっています。通常、食事をしてから3~4時間で食べ物が消化されるため、その後が空腹時間となります。間食の摂り過ぎを控え、空腹時間は「体の修復が行われている時間=若返りの時間」だと捉え、美と健康への投資時間として楽しむことをおすすめします。ただし、空腹時間が長過ぎるのは逆に体にストレスとなるため、過度にやり過ぎるのは禁物です。成長ホルモンの分泌を高めるために規則正しく3食の食事を摂取した上で、間食を控えましょう。

次に必要なのが適度なストレスです。命の危険を感じるような高いレベルのストレスは体に良くありませんが、心地良い疲労感を感じるレベルであればその状況を適度に修復しようと体は作用し、成長ホルモンの分泌が高まっていきます。そのため、仕事や趣味で何らかの目標を設定すると良いでしょう。ダラダラと行うのではなくメリハリをつけることが大切です。

また、適度な運動は筋肉細胞に傷をつけるため、成長ホルモンの分泌を促します。筋トレをして傷ついた筋肉を修復し、太い筋繊維へと変わるときに成長ホルモンが分泌されるのです。また、運動をすることによって体内で乳酸が増え、乳酸が脳の下垂体前葉を刺激し成長ホルモンの分泌を促すこともわかっています。ただし、激し過ぎる運動は、それ自体がストレスとなり活性酸素の発生を高めてしまうため逆効果となります。適度な運動を心がけてください。

十分な睡眠をとることも大切です。成長ホルモンは、睡眠中に分泌が高まります。特に眠り始めて最初のノンレム睡眠(脳が休んでいる深い睡眠)の時間帯に多く分泌されることがわかっています。深い睡眠がとれるよう部屋の温度や湿度、明るさなど環境を整えるようにしましょう。(監修:健康管理士一般指導員)


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