午後になると睡魔に襲われるのはなぜ? 昼食後に加えて神経伝達物質の「オレキシン」が関係

みなさんの中には、昼食後に「午後の睡魔」に襲われて、仕事中や授業中に眠くなるという経験をした人は多いと思います。では、なぜ人は午後になると眠くなってしまうのでしょうか。その大きな理由は「満腹でオレキシンが作用しない」ということが関係しているといわれています。

お昼ご飯を食べた後、満腹になると眠気に襲われる理由として、消化のために血液が胃腸に集中し、脳への血流が低下するということは知られています。ただ、それだけではなく、覚醒を維持するオレキシンという神経伝達物質も関係しているとのこと。オレキシンは、脳の視床下部から分泌されることで覚醒を促す働きをしますが、オレキシンの分泌は食欲とも関係があるとされています。

我々の祖先は、空腹になると獲物を探すために長時間歩きまわり、獲物の気配を感じ取る必要があり、その時にオレキシンが脳の神経細胞を活性化させることで外敵から身を守るために意識を研ぎ澄ませていました。つまり空腹になると、獲物を見つけるためにオレキシンを使って脳を活性化させていたのです。

また、オレキシンは血糖値の影響もうけており、空腹時には血糖値が下がることでオレキシンが活性化し、満腹時には血糖値が上がることでオレキシンの活性が下がります。このことから、昼食後は脳への血流が低下していることに加え、血糖値の上昇からオレキシンの活性が下がり、眠気に襲われると考えられています。(監修:健康管理士一般指導員)


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