タンパク質の合成は睡眠中が重要に? 動物性と植物性のタンパク質はバランスよく

体内でのタンパク質合成は、昼夜休みなく行われています。その中でも、特に睡眠中に行われるタンパク質の合成が重要とされています。睡眠中は成長ホルモンの分泌が盛んになります。成長ホルモンは、細胞の増殖・分化を促す働きがありますが、それだけでなく「ソマトメジンC」というホルモンの分泌を促進する働きもあります。この「ソマトメジンC」は肝臓から分泌され、骨、筋肉、内臓といったあらゆる細胞の増殖や分化を促進するといわれています。

そのため、効率よくタンパク質の合成を行うためには質の良い睡眠をとることが大切になります。睡眠時に合成が行われることから、3食の食事で不足した分を就寝前にプロテインなどのサプリメントでタンパク質を摂取することもよいそうです。ただし、摂取してから分解・吸収までに時間がかかるため、寝る直前ではなく1~2時間ほど前に摂取するようにしましょう。

就寝直前に摂取すると、寝ている間に消化器官が動くことになり、疲労が残ってしまうともいわれ、睡眠の質を落としかねません。また、過剰摂取をすると体脂肪として蓄積されてしまうため、1日の摂取エネルギー量と消費エネルギー量のバランスも意識することが大切です。

なお、食品に含まれているタンパク質の種類は、肉などに含まれる「動物性タンパク質」と大豆などに含まれる「植物性タンパク質」に分かれており、それぞれ異なった特徴を持っています。吸収率については、動物性タンパク質が約90%、植物性タンパク質が約84%と動物性タンパク質のほうが高くなっています。一方で、動物性タンパク質は肉の場合、脂質が多く、魚の場合は食塩量が多いというデメリットもあります。そのため、動物性タンパク質と植物性タンパク質の両方をバランスよく摂ることが推奨されています。(監修:健康管理士一般指導員)


ヘッドライン

連載中コラム

健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!
マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー
健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!

マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー

ランキング

 

カテゴリ