美肌の大敵「紫外線」によるダメージとは?

21日は関東で今年初の真夏日が観測されるなど全国的に気温が上昇し、急な暑さによる熱中症に注意が呼びかけられました。そして、この時期にもう一つ注意しなければならないのが「紫外線」です。最も強い紫外線が観測されるのは7~8月ですが、4~5月にかけての紫外線量もかなり多く、特に日差しが強い日には私たちの肌に大きなダメージを与えることになります。では、紫外線によって起こる肌のダメージにはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、紫外線による一種のやけどとされるのが「日焼け」です。皮膚が赤くなり、ほてりや痛みをともないます。ひどい場合には水ぶくれができることもあります。さらに重症になると、頭痛や悪寒、食欲不振、吐き気が起こり、生命に危険を及ぼすこともあるので注意してください。

長時間紫外線を浴びた場合には、皮膚の水分が蒸発して、乾燥を招きます。乾燥すると、新陳代謝が滞り、肌の弾力が失われ、くすみやキメの乱れ、シミなどのトラブルも起こりやすくなるといわれています。

例えば、シミは、紫外線を浴びると、表皮細胞からエンドセリンという情報伝達物質が分泌されて基底層にあるメラノサイト内でメラニン色素が作られ、細胞の核を守ろうとします。ターンオーバーによってメラニン色素ができた細胞は剝がれていきますが、ターンオーバーが滞ったり、メラニン色素が過剰に作られると、色素がシミとなって肌に残ってしまうのです。

また、紫外線はシワやたるみにも関わっています。紫外線が皮膚の真皮にまで達すると、コラーゲン線維が切断され、コラーゲンをつなぎとめて支えているエラスチン線維が変性します。すると、皮膚が弾力を失って、シワやたるみを引き起こすとされています。

そして、最も怖い肌へのダメージが皮膚がんです。大量に紫外線を浴びることでDNAが損傷してしまいます。これを繰り返し、何度も損傷されると修復することができなくなり、皮膚がんを発症するリスクが高まるといわれています。まだ4月だからと油断せずに、日差しを多く浴びる日には、しっかりと紫外線対策を心がけるようにしましょう。(監修:健康管理士一般指導員)


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