パナソニックの男性の汗やニオイと体毛ケアに関する意識調査、52.7％が「体毛で汗ムレやニオイが気になる」と実感

近年、男性の理美容への関心の高まりとともに、汗・ニオイ対策、体毛ケアなど身だしなみに対する意識が高まっている。パナソニックは、10代～60代の男性800名を対象に「汗やニオイと体毛ケアに関する意識調査」を実施した。同調査では、汗やニオイに対する悩みや体毛ケアの実態、意識が明らかになった（調査主体：パナソニック、エリア：全国、調査対象者：10代～60代の男性 計800人、調査期間：5月16日～5月20日、調査方法：インターネット調査）。なお、体毛の範囲は、首から下の部分を指す。

まず、体毛があることで汗ムレやニオイが気になると感じたことがあるかを聞いたところ、「かなりある（13.1％）」と「たまにある（39.6％）」を合わせると52.7％となり、半数以上の男性が気になった経験があることがわかった。

また、「男性が体毛ケアを行うことに対する抵抗感」について聞いたところ、「まったく抵抗がない（26.3％）」と「あまり抵抗がない（42.0％）」を合わせると68.3％で、約7割が抵抗がないことがわかった。中でも50代、60代では抵抗がない人はおよそ半数という結果に対して、10代は8割を超えており、若年層を中心に“男性の体毛ケア”はスタンダードになりつつあることが明らかとなった。

次に、“自分以外の男性の体毛”が気になったことがあるかと聞いたところ、「かなりある（9.0％）」と「たまにある（38.1％）」を合わせると47.1％と、半数近くが気になった経験があると回答した。パナソニックが5月に発表した「男性の体毛ケアに関する意識調査」（調査概要／期間：2025年1月24日～1月31日。地域：全国。対象：女性20代～40代計100人。男性20代～30代計100人。方法：インターネット調査（協力：マガジンハウス anan編集部／anan総研））では、恋人・友人・職場の人など、男性に対して体毛ケアをしてほしいと思う女性は65％（ケアしてほしい22％と、ある程度ケアしてほしい43％の合計）という結果がでている。今回の結果をみると、女性が感じているように、男性も自分以外の男性の体毛ケアが気になっていることがうかがえる。

自分以外の男性の体毛が気になったシーンについて尋ねたところ、職場が49.9％と約半数の人が回答した。次いで、夏など薄着になる時期が39.3％、サウナや温浴施設が28.4％となった。

次に、現在行っている汗・ニオイ対策に満足しているかを聞いたところ、「あまり満足していない（39.5％）」「まったく満足していない（10.4％）」を合わせると49.9％の男性が満足していないことがわかった。

さらに、63.4％の男性が「対策の見直しや、新たな対策を検討したい」と回答している。このうち、17.9％が「とても思う」、45.5％が「やや思う」という結果だった。

一方で検討したいと思わない男性は、検討しない理由として「季節的なものとして仕方ない」と諦めている人が多い中、「費用がかかる」「対策が面倒」「対策方法を知らない」という回答も多く、コストや手間、情報不足が障壁となっている実態が浮き彫りになった。

実際に行っている汗・ニオイ対策について聞いたところ、「汗拭きシートを使う」が最多の39.8％、次いで「こまめに入浴する・シャワーを浴びる」が39.0％となった。一方、「除毛・脱毛」を実施している人は9.9％に留まり、まだまだ清潔に保つために体毛ケアも重要であることは浸透していないことがうかがえる。

同調査によって、体毛が汗やニオイの要因と感じている人もいる中で、清潔に保つために体毛ケアも重要であることは浸透しているとはいえずギャップがあることがわかった。一方で、体毛ケアを行うには「費用」や「手間」が障壁となっていることが浮き彫りになった。男性の体毛ケアはコストパフォーマンスや手軽さが重要なカギとなりそうだ。