乱れた食生活は免疫力を低下させる原因に? タンパク質・ビタミンの摂取不足と糖質・脂質の過剰摂取

私たちの体内にある免疫細胞は、主にタンパク質や脂質(リン脂質やコレステロール)、ミネラルから作られています。免疫細胞が活動するためのエネルギー源は糖質が中心であり、さらに活性化させるためにはビタミンやミネラルが不可欠です。このように、免疫機能を正常に働かせるためには、多くの栄養素が関係しており、乱れた食生活を続けていると免疫機能の低下を招いてしまいます。

例えば、ダイエットなどの食事制限によって、もともとの食事量が少ないと、免疫細胞を含めた体を構成するタンパク質が不足してしまいます。タンパク質が不足すると、免疫細胞や抗体の材料も不足し、免疫機能のあらゆる段階で働きが低下してしまうのです。また、緑黄色野菜などの摂取量が少ないと、ビタミンなど免疫機能をサポートする栄養素も不足します。特に、ビタミンAは、粘膜の健康を維持する働きがあるため、不足すると鼻や口などから細菌やウイルスなどが侵入しやすくなり、免疫機能を低下させてしまいます。

糖質や脂質の過剰摂取にも注意が必要です。白米やパン、麺など炭水化物が中心の食事によって、エネルギーとして使われずに余った糖質は、中性脂肪として蓄えられ肥満につながります。肥満によって、脂肪細胞が肥大化し過ぎると、細胞死(アポトーシス)を引き起こします。すると、異物を処理するマクロファージなどの免疫細胞が細胞死部分に集まり、炎症反応を引き起こします。

また、動物性脂肪(肉の脂、乳製品など)に含まれる飽和脂肪酸を過剰に摂取すると、脂肪細胞に蓄えられ、肥満に繋がるだけではなく、自然免疫の働きを阻害し、免疫機能を低下させてしまいます。そして、この状態が続くと糖質の過剰摂取と同様、体の中で炎症反応を引き起こしてしまいます。さらに、このような炎症が体の中で慢性的に続くと、免疫機能だけではなく、炎症性サイトカインなどの炎症性物質が必要以上に作られ、免疫機能が過度に活性化してしまい、正常な細胞や血管を傷つけてしまうため、糖尿病や動脈硬化などの疾患の原因にもつながります。(監修:健康管理士一般指導員)


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