Zホールディングス、「ZフィナンシャルとPayPayブランド金融事業」および「ポイントを使いこなして生活防衛」に関する説明会を実施

「ZフィナンシャルとPayPayブランド金融事業」について説明するZフィナンシャル 執行役員経営企画部長でZHD 事業責任者室の小笠原真吾氏

2020年秋から開始した、Zホールディングス(以下、ZHD)傘下およびZHDが出資する金融事業会社5社の社名ならびにサービス名の「PayPay」ブランドへの統一が完了したことを受けて、グループの中心となってブランド統一施策やグループ間連携を推進するZフィナンシャルが、2月17日に「ZフィナンシャルとPayPayブランド金融事業」に関する説明会を開催した。また、PayPayを始めとした各PayPayブランドの事業会社の広報担当による各社概要の説明も行った。さらに、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏による「ポイントを使いこなして生活防衛!」と題した講演も催された。講演では昨今の物価高騰を受けて生活防衛に工夫が求められる今、キャッシュレス決済の活用やポイントの貯め方を説明した。

「ZHDは圧倒的なユーザー基盤で、To CおよびTo B向けの経済圏を獲得。PayPayとPayPayカード連結化などによって、加盟店サービスや金融サービスのマネタイズを一層加速させている」と、Zフィナンシャル 執行役員経営企画部長でZHD 事業責任者室の小笠原真吾氏が挨拶。「メディア、コマースに次ぐ第3の収益の柱を創出するべく、PayPayを中心に新しい市場創造を目指している」と、PayPay登録ユーザー5500万人に対し、カードや銀行、証券、ほけんサービスの提供を行うことで、好循環サイクルを生み出していくマネタイズフェーズに事業をステップアップさせたのだと力説する。「また、データとAIを駆使して、様々な制約を取り払い、金融をもっと自由にするため、一人ひとりに最適な金融商品・サービスの提案を行っている」と、金融包摂が実現された社会を目指すと語気を高める。「そして、ユーザーのすべてのお金に関する多種多様な課題を解決するべく、ZHDは顧客・収益の持続的な拡大と発展を目指すことで、すべての人がチャレンジ・再チャレンジできる社会を確立していく」と、ZHDの目指す姿について述べた。

Zフィナンシャル 執行役員経営企画部長でZHD 事業責任者室の小笠原真吾氏

「2020年秋に金融サービスのPayPayブランド化を開始、会社名やサービス名をPayPayブランドに統一した。このブランド統一によって、よりシームレスな連携が可能になった」と、PayPayブランドに統一した意義を語る。「たとえば、ジャパンネット銀行からPayPay銀行に社名を変更したことで、個人口座申し込みは約6.5倍に、個人ローン申し込みは約3倍に増加した」と、ブランド統一効果がプラスに作用しているとのこと。「PayPayカードとPayPay銀行の連携では、PayPayカードの引き落とし口座となるシナリオを創り共に拡大。PayPayあと払いの登場で、PayPayアプリの画面やリアル加盟店の様々な利用シーンから申し込みも得られた」と解説する。「ミニアプリ『PayPayほけん(1dayほけん)』では、日常生活からレジャーまで10種の保険をPayPayアプリで提供。PayPayで保険申し込み、保険料支払い、保険金請求まで簡単なUI/UXで提供することができる」と、PayPayアプリ経由で、サービス開始から約1年で130万件を突破したのだという。「シナリオ保険では、『Yahoo!ショッピング』で購入した新品家電製品の修理保険、修理時の自己負担なしで保証期間は3年間と5年間で選べる。また『ヤフオク!』で落札した家電製品やスマートフォンの修理サービスを提供、ユーザーが安心して中古品を落札できる。『Yahoo!トラベル』での旅行予約において、キャンセルした場合には保険金を支払う。これによって安心して旅行計画が立てられる」と、商品の購入や落札の決済画面、旅行商品の予約画面遷移内に保険申し込みや保険料支払いを設置し、保険商品がサービスに溶け込んだUXになっていると教えてくれた。

「ZHDでは、1年で3倍、2年で10倍の保険契約数に拡大。銀行口座数は2年で1.3倍、ローン残高は2年で4倍に成長させる」と情報技術のチカラで、すべての人に無限の可能性を提供していくことを使命としながら、成長をさらに加速させていくと意気込んだ。

PayPay保険サービスの広報担当者

次にZHDが出資する金融事業会社5社の広報担当者が、それぞれの事業について説明した。「PayPay保険サービスは、PayPayアプリ上で保険加入できる『PayPayほけん(1dayほけん)』と、ヤフーのサービス上で買い物や旅行予約時に加入できる『シナリオ保険』を提供している。『シナリオ保険』では、買い物や旅行予約をする際に、ニーズに沿った最適な保険商品を提案している」と、PayPay保険サービスの広報担当者。「ミニアプリ『PayPayほけん(1dayほけん)』は、PayPayアプリから手軽に入れる保険を現在10種類提供している。PayPayほけんは、手続きが簡単でPayPayポイントが貯まるのが特徴となっている」と、PayPayほけんの特徴について教えてくれた。「特に『熱中症お見舞金』は、提供開始から約3ヵ月で5万件を突破。子どもの被保険者率25%、保護者が子どもの部活動などでの熱中症リスクに備えて加入しており、1日100円から、当日午前9時までの申し込みで午前10時から保障を開始する、一度の申し込みで家族分も加入できる」と、猛暑日における熱中症のリスクに対応しているとのこと。「『インフルエンザお見舞金』は、提供開始からわずか3日で1万件を突破。30代~50代は夫婦や親子など家族で加入する傾向にある。月額250円から、保険金は最短即日受取で、一度の申し込みで家族分も加入できる」と、今年のインフルエンザ流行傾向に合わせて提供開始したのだと紹介する。「『あんしんドライブ』は提供開始から約14ヵ月で50万件を突破。若年層に人気で、18歳~29歳の加入率が約8割となっている。650円/12時間という業界最安プラン(PayPay保険サービス調べ)で、店舗での加入手続き不要・スマホで完結できる」と、借りた車での運転中の事故を補償すると説明した。

PayPay銀行の広報担当者

「2021年4月に、ジャパンネット銀行からPayPay銀行へと商号を変更。この変更による反響もあり2021年度に600万口座を達成。決済件数も1.6倍に成長した。個人ローンの申し込み件数も2年で2.8倍と急増。預金残高は2年で5000億円強の増加を示した」と、PayPay銀行の広報担当者。「PayPayユーザーにとって、個人も法人も、1番便利でお得な銀行となっている。PayPayからワンストップで、明細確認、振込の手続きが可能となっている」と、特徴について教えてくれた。「個人口座においては、口座開設や出金取引の利便性をアップデートし、稼働口座を拡大した。法人口座においては、口座開設やPayPay売上金受取の利便性をアップデートした。今後は、ユーザーを重ねることによる口座数拡大を図るとともに、シームレスなUXの提供による稼働率・利用頻度をアップし、ほかのサービスの利用拡大による収益拡大につなげていく」と、PayPay銀行としての事業成長シナリオについて紹介した。

PayPay証券の広報担当者

「スマートフォン専業証券であるPayPay証券は、3つのプロダクトで資産運用初心者から中上級者のニーズをカバー。資産運用デビューから本格的な資産運用までの一連のサービスを提供している」と、PayPay証券の広報担当者。「資産運用デビューをサポートするべく、ポイント運用・PayPay資産運用・PayPay証券アプリの3つプロダクトを展開する。ポイント運用は、PayPayポイントを使った疑似運用サービスで、ポイントを利用して気軽に楽しみながら資産運用を体験できる。PayPay資産運用は、PayPayアプリからPayPayマネーで資産運用できる日本初のサービスとなる。初心者でも気軽に資産運用デビューが叶う。ニーズに合わせて、ETFと投資信託が選べる。投資信託はつみたて機能もある。資産運用デビュー後のネクストステップとして、顧客のニーズに合わせた多様な商品・サービスをラインアップしている」と、手軽に本格的な投資ができる商品やサービスが充実しているとのこと。「ミッションとしては、資産運用を誰にとっても当たり前にする。そして、お金の不安をなくし、誰もがよりよい暮らしを送れる未来を作る」と、随時資産運用をアップデートしていくと述べていた。

PayPayアセットマネジメントの広報担当者

「PayPayブランド唯一の資産運用会社であるPayPayアセットマネジメントは、顧客のお金を運用し、フィーを得ている。運用資産残高は約2487億円で、米国や国内の投資を行うPayPay投信インデックスファンドシリーズとLOSA長期保有型国際分散インデックスファンドを展開している」と、PayPayアセットマネジメントの広報担当者。「PayPayを起点とした資産運用を行うことで、事業の拡大を図っている。そして、長期の資産形成に資する商品をローンチしている」と、テック企業と伝統的資産運用会社を株主とする業界内でも特有な立ち位置の会社なのだと説明した。

PayPay広報担当者

「スマホひとつで、いつでもどこでも簡単に支払えるキャッシュレスサービスPayPayは、今年2月には登録者数が5500万人を突破した。決済取扱高シェアおよび決済回数シェアともに圧倒的1位となっており、個人間送金については、スマホ決済における送金回数シェアは87%となっている」と、PayPay広報担当者。「PayPayは直感的なUI・UXとなっており、使える場所が多くなっている。さらにお得がいっぱいだ。また、PayPayクーポンやPayPayチラシ、PayPayスタンプカード、請求書払いといった便利なサービスも豊富となっている。PayPayでは、暮らしのすべてをスマホ1つで可能にするスーパーアプリを目指し、PayPayを起点として生活を便利にする」と、PayPayが目指す先について語っていた。

PayPayカードの広報担当者

「昨年10月にPayPayの完全子会社になったPayPayカードは、あらゆるシチュエーションでPayPayで支払いができるプラットフォームを構築。PayPayあと払いは、当月に利用した金額を翌月まとめて支払えるPayPayの新しい支払い手段で、事前にPayPay残高へチャージすることなくPayPayでの支払いに利用できる」と、PayPayカードの広報担当者。「PayPayカード ゴールドの提供を開始。PayPayカード ゴールドの利用かつ、PayPayあと払いで決済すると、PayPayポイント最大20%を付与する。さらにPayPayカードは昨年、グッドデザイン賞も受賞した。サービス全体を通じてデザインを評価してもらえた」と、PayPayポイントが貯まるお得なクレジットカードの提供も始まっていると述べていた。

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏

この後、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏が「ポイントを使いこなして生活防衛!」と題した講演を行った。「キャッシュレス決済のメリットは、ポイントの獲得、ATM手数料の削減などのコストの側面や、不正利用時の補償など安心面に加えて、記録が残り家計分析がスムーズになる。その反面、セキュリティが心配で、どれを使って良いかわからない。使いすぎてしまうといった不安もみられる」と、キャッシュレス決済の利点と欠点について解説。「キャッシュレス決済には、前払いのプリペイドカード、即払いのデビットカード、後払いのクレジットカードがある。さらに接触型、非接触型、コード型がある」と、キャッシュレス決済の種類や方法について教えてくれた。

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏

「ポイントはグループを揃えるのがよく、気にかけるポイントプログラムは名寄せする感覚で使う方がよい」と、キャッシュレス決済で付与されるポイントはグループで揃えた方がお得なのだと語る。「その理由として、貯まったポイントを無理せず使えて、最低利用単位を下回る端数のポイントが発生しにくい。還元率も上がることが多い」と、メリットを詳しく紹介する。「自治体によるプレミアム商品券は決済事業者を活用した提供になってきている」と、大幅なポイント付与なども魅力的なのだと述べていた。「以上の点から、家計の流れを把握して、生活圏内のシェアが高いサービスに集約し、効率的にお得を享受して家計防衛を行ってほしい」と、昨今の物価高にも対応できるようになると説明していた。

Zホールディングス=https://www.z-holdings.co.jp/
PayPay保険サービス=https://www.paypay-insurance.co.jp/
PayPay銀行=https://www.paypay-bank.co.jp/
PayPay証券=https://www.paypay-sec.co.jp/
PayPayアセットマネジメント=https://www.paypay-am.co.jp/
PayPay=https://paypay.ne.jp/
PayPayカード=https://www.paypay-card.co.jp/


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