ジオテクノロジーズが東京大学と人流データの共同研究を開始、M2Eアプリ「トリマ」ユーザーの歩行移動にフォーカスした研究を

左から:ジオテクノロジーズ 杉原博茂社長、東京大学 空間情報科学研究センター 教授の柴崎亮介先生

「地球を喜びで満たそう」というミッションを掲げるESGメタバースカンパニーのジオテクノロジーズは、東京大学空間情報科学研究センターと、人流データ活用の共同研究を開始する。2月3日に行われた発表会では、ジオテクノロジーズと東京大学が共同で、ジオテクノロジーズが保有する高精度な人流データを活用した、歩行者の動きにフォーカスした研究に着手したことを発表した。また、初回の研究結果として、「よく歩く街ランキング」を発表。1都3県では神奈川県逗子市が1位であったことがわかった。

ジオテクノロジーズ 杉原博茂社長

「当社はパイオニア製カーナビゲーションシステムに地図データを提供。『MapFan』ブランドで電子地図ソフトを販売。2020年からは、移動するだけでマイルが貯まるM2Eアプリ『トリマ』をリリースし、位置情報を活用した新たなビジネスを創出した。そして昨年、社名をジオテクノロジーズに変更し、地球と先端技術・テクノロジーを融合し、予測可能なジオプリディクションな世界を目指した取り組みを加速していく」と、ジオテクノロジーズ 杉原博茂社長が挨拶。「移動するだけでポイントが貯まるアプリ『トリマ』は、徒歩、自転車、車などすべての移動手段でマイルが貯まり、貯まったマイルは各社ポイントや現金などに交換できる」と、同社のM2Eアプリ「トリマ」について紹介。「ポイントアプリとして国内トップクラスのアクティブユーザー数を誇る」と、昨年11月時点で1200万ダウンロードを突破したとのこと。「『トリマ』から得られる情報は、連続かつ高精度な人流データとなっており、属性に基づいた分析も可能となっている」と、「トリマ」から得られる人流データについて説明した。

「我が国におけるスマートシティは2010年に4地域からスタート。今年度のスマートシティ事業関連は51地域で実施している。しかし、MaaSや自動運転などハード面が多く、ヒトにフォーカスした施策は少ない」と、日本のスマートシティの問題点について警鐘を鳴らす。「都市の分析に歩行者が加わることで、安全、防災、健康、環境に配慮した街づくりに貢献できると考えている」と、ヒト中心のスマートシティを実現することで、災害被害を未然に防いだり、人々の健康を守るための街づくりが可能になると訴えた。

ジオテクノロジーズ メタバースビジネスユニット アプリケーション 副統括の秋本和紀氏

人流データの分析について、横浜市花火大会の人の流れから見えてきたことについて、ジオテクノロジーズ メタバースビジネスユニット アプリケーション 副統括の秋本和紀氏が紹介した。

ジオテクノロジーズ メタバースビジネスユニット アプリケーション 副統括の秋本和紀氏

「みなとみらい駅、桜木町駅、馬車道駅の3駅の混雑度は平時の約6~10倍であり、混雑したピーク時刻も3駅で違いがみられた」とのこと。「各駅に適した混雑回避の対策が必要になる」とデータを活用し、今後どういった回避ができるかを考えていくことが大切であると述べていた。

東京大学 空間情報科学研究センター 教授の柴崎亮介先生

次に、東京大学 空間情報科学研究センター 教授の柴崎亮介先生が、ジオテクノロジーズと東京大学の共同研究について発表した。「人にフォーカスすることで、人々の忙しさや暮らしなどを知ることができる。人の動きは軌跡で表現でき、そこにラベルを付けていくと、行動パターンが読み取れて、その人にとって重要な場所(仕事場所、買い物場所)などを把握することができる」と、人流データから読み取れることについて解説。

東京大学 空間情報科学研究センター 教授の柴崎亮介先生

「行動パターンを把握できれば、リアルタイムに人流を予測することも可能となる。これによって、災害時の対流箇所をリアルタイムに可視化。氾濫、地震・津波などの緊急対応に利用することもできる」と、災害被害を未然に防ぐこともできるのだと強調した。

「よく歩く街ランキング」

「今回、人流データから歩行者の移動を抽出して、一人当たりの平均距離を集計した」と、「トリマ」ユーザー約110万人を対象に、1都3県の184市区の人流データ(2022年3月~5月)を分析したという。「その結果、よく歩く街ランキングでは、平日・週末ともに逗子市がトップとなった。また、東京23区は週末に多数ランクインする傾向がみられた」と、後は各地域についてより深い人流分析を行い、その背景や理由を人流データから追究していくと語っていた。

ジオテクノロジーズ 杉原博茂社長

再び、杉原社長が登壇し、今後の展望について発表した。「東京大学と当社による、歩行者にフォーカスした人流分析の基礎研究を行い、その研究結果を通じて、スマートシティ等に関する自治体や民間企業と連携してより良い街づくりに貢献していく」と、目指すべき方向性について紹介。「さらに、トリマのインセンティブの仕組みを活用した健康増進プログラムを自治体などと連携して行っていきたい」と、市民が歩くことでポイントを獲得。施策前後で市民の歩行活動が増えたか効果検証ができると話す。「そして、ウェルビーイングな街づくりに貢献し、地球を喜びで満たすべく、人流データを活用したより高度な未来予測やジオNFTを活用した地域の観光活性化、物流ソリューションによる脱炭素の実現、アンケート調査による市民の幸福度調査などを推進していく」と、自治体や教育機関などと一緒に研究を重ねながら、街づくりに貢献していきたい考えを示した。

ジオテクノロジーズ=https://geot.jp/
トリマ=https://www.trip-mile.com/


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