広尾の個室納骨堂「瑞華院 了聞」が「お墓やお墓参りに対しての意識調査」、お墓に対して親子で話し合いができていない実態など明らかに

3タイプ・全22室の完全個室参拝室を有する「瑞華院 了聞」

東京・広尾にある個室納骨堂「瑞華院 了聞」が11月24日、「お墓やお墓参りに対しての意識調査」の結果を発表した。

今回の調査は、納骨堂、樹木葬など、供養の形が多様化していることを受け、同施設が今年10月に全国の30~80代の男女600人を対象に調査を行ったもの。

まず、親世代に対しての「自身の子どもとお墓や納骨に関する話し合いができているか」という質問には、55.7%が「できていない」と回答。子ども世代に対しての質問「自身の親とお墓や納骨に関する話し合いができているか」では、65.7%が「できていない」という結果になった。

親世代へ「お墓に入ったあとも、子どもにお墓参りには来て欲しい・疎遠になりたくないと思うか」という問いに対して、約2人に1人は「来てほしい」と回答。80代の親世代では、63%が「お墓参りには来て欲しい・疎遠になりたくない」と答えており、年を重ねるほど「会いに来て欲しい・疎遠になりたくない」という思いは強くなる傾向にあることがわかった。

「お墓参りに対する状況」の質問では、41.3%の人が「お墓参りに行きたいと思うが、行けていない」という回答で、特に子ども世代の30代では過半数以上が「行けていない」という結果に。「お墓参りに行けていない理由」では、「お墓のある場所が遠い・アクセスが悪い」「忙しくて時間が取れない」などの理由が多かった。

今回の調査では、お墓に対して親子で話し合いができていない家族の実態が明らかになった。また親世代では、子どものために自身の死後のことで迷惑はかけたくないけれど、お墓参りには来て欲しい・疎遠になりたくないと思っている実態がある一方で、子世代ではお墓参りに行きたいけど行けていないということも浮き彫りになった。

「瑞華院 了聞」内にある浄土宗 瑞華院 本堂

調査を実施した「瑞華院 了聞」は、1492年室町時代に創建された浄土宗 瑞華院によって、2021年春にグランドオープンした宗旨宗派不問の納骨堂。「行きたくなるお墓」をコンセプトに、送られる側、送る側、それぞれの気持ちを汲んだ新しい供養の形を提案するという。思い立ったらいつでも来ることができ、心地よい空間でゆっくり故人と向き合える完全個室の参拝室を展開する。発表会では調査結果のほか、新しい弔いの形として、宇宙に散骨する「宇宙葬」を展開するベンチャー企業、SPACE NTKとの事業提携についても発表した。

瑞華院第81世住職の福井威人氏

瑞華院第81世住職の福井威人氏は、「今まで歩んできた五百数年の歴史がある中で、これからの多様化する弔いの形に対応できるお寺として新たに歩みを進めよう、そして多くの人のお役に立つんだ、そういう使命を持ってこの納骨堂を建てさせていただいた」と話す。「田舎にお墓はあるが、なかなかお寺との付き合いも疎遠になってしまったりなど、いろいろな思いの中で、結局身内を亡くしても、お骨を家に置きっぱなしという人が少なくないのではないかと思う。こういう弔いの形もあるんだということを知ってもらい、1歩踏み出してもらうきっかけになれればと願っている」と、新しい弔いの形として納骨堂の認知が広がることに期待を寄せていた。

瑞華院 了聞=https://ryomon.jp


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