東急と東急電鉄、田園都市線を運行していた「8500系」の吊り輪を活用した照明器具「WA」を数量限定販売

東急、東急電鉄は、循環型社会の実現を目指す取り組みとして、一昨年1月に定期運行を終了した「8500系」で使用されていた吊り輪を活用した照明器具「WA」を8月25日から150台限定で販売した。

全国の鉄道車両などで大量かつ汎用的に利用されている吊り輪に着目し、資源循環の観点から吊り輪を活用してアップサイクル照明器具を開発、販売した。同商品は、ロンドンを拠点に活動するデザインスタジオ「Akasaki&Vanhuyse」のデザインによって生み出されたもので、長年使用された吊り輪の経年変化をデザインの一部として取り入れ、田園都市線を運行していた「8500系」の記憶を照らすオリジナルプロダクト。なお、「8500系」で使用されていた約1編成分の吊り輪が本商品150台の製作に活用されている。東急電鉄が定期的に開催している「鉄道お宝市」などで吊り輪を販売してきたが、吊り輪を活用し新たな商品として販売するのは初めての試みとなる。

「8500系」の吊り輪を活用した照明器具「WA」

また同商品は、博報堂が、未来創造の技術としてのクリエイティビティを研究・開発し、社会実験していく研究機関として設立した「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」(以下、UoC)が、2021年に実施した「Circular Creativity Lab.〜クリエイティビティで廃材をハックしよう」において、「Akasaki&Vanhuyse」によって応募されたアイデアを実現するもの。東急および東急電鉄は、「Circular Creativity Lab.」で「8500系」の車両部品を活用するアイデアの募集を行った。

東急は、2022年3月に策定した「環境ビジョン2030」で、環境に良い行動が特別な負担感なく選択でき、誰もが持続可能な社会と地域環境の再生に貢献できるまちづくりを掲げている。また東急電鉄は、昨年3月に策定した中期事業戦略をもとに、鉄道事業を通じた脱炭素・循環型社会の実現と、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献に取り組んでいる。

同取り組みを通じて2社は、事業で発生した廃材の再利用を推進するとともに、鉄道業界全体でも資源の再利用を促し、循環型社会の実現を目指す。

[小売価格]10万9000円(税込)
[発売日]8月25日(月)

東急=https://www.tokyu.co.jp
東急電鉄=https://www.tokyu.co.jp/railway


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