- Home&Living2025/06/20 10:31
ノーリツ、環境性と省エネ性を実現した自然冷媒ハイブリッド給湯機「HPHB R290」を発売

湯まわり設備メーカーのノーリツは、自然冷媒ハイブリッド給湯機「HPHB R290」を11月4日から順次発売する。
「HPHB R290」は、同社が展開するハイブリッド給湯機「ユコア HYBRID」シリーズに新たな機能を追加し、機能性と施工性を向上させた新型ハイブリッド給湯機。環境負荷の低い自然冷媒R290を採用することで業界No.1の環境性(ノーリツ調べ)を、効率よくお湯を沸かしあげる「新スマート制御」機能を搭載し、業界トップクラスの省エネ性(ノーリツ調べ)を実現した。また、ヒートポンプユニットは業界最小(5月 ノーリツ調べ)のコンパクト化を実現した。一次エネルギー消費量(住宅や建物で一年間に消費するエネルギー量を熱量換算した値のこと。冷暖房、換気、給湯、照明など、建物で使用されるすべての設備のエネルギー消費量を合計したもの)が少ないフラグシップモデル(貯湯量145L)と、設置性の自由度がさらに向上したコンパクトモデル(貯湯量70L)の2モデル展開で、ライフスタイルに合わせて自由に選べる。
新商品では、温室効果ガスの温室効果を示す地球温暖化係数が極めて低く、環境性に優れた自然冷媒である「R290」を国内のハイブリッド給湯機で唯一採用している。一般的なエアコンで使用されている冷媒「R32」の地球温暖化係数が771に対し、「R290」の地球温暖化係数は0.02と極めて低く、「R32」の1/38550とのこと。また、「R290」は冷媒回収が不要なため、買い替え時の冷媒回収費用がかからず、環境だけでなく利用する消費者の負担にも配慮した設計となっている。
曜日や週ごとにお湯の使用パターンを記憶・蓄積し、最も効率の良い貯湯タイミングと必要な湯量を予測する、ノーリツ独自の「スマート制御」機能がさらに進化した。直近2週間のお湯の使用量のバラつきを考慮して予測精度を向上し、給湯負荷に応じてヒートポンプユニットの出力を自動で可変することができるため、光熱費と一次エネルギー消費量、CO2排出量の削減に貢献する。
ヒートポンプユニットは業界最小のコンパクト化を実現し、貯湯ユニットも大幅に軽量化した。ヒートポンプユニットの専用電源工事と基礎工事が不要なプラグインモデルをラインアップすることで、限られたスペースでも設置しやすく、工事費の削減も期待できる。今使っている同社の給湯器(GT-C72(-1)シリーズ、GTH-C71/70シリーズ)に貯湯ユニットとヒートポンプユニットを組み合わせることでハイブリッド給湯機にアップグレードも可能なため、ライフスタイルの変化に合わせて自由に選べる。
日本気象協会が提供する天気情報をもとに、昼間の太陽光発電で発電した電力を有効活用して自動でお湯を沸かしあげる「おてんき自動貯湯モード」を搭載。これによって、太陽光発電で発電した電力を効率的に自家消費でき、光熱費の削減に貢献する。
あらかじめリモコンで登録した警報が住まいの地域で発令されると、自動で高温(65℃)沸きあげをスタートして災害前にお湯を確保する「そなえ貯湯」では、水温が15℃の場合、40℃のお湯が300L弱使用可能(貯湯量145Lの場合)。合わせて、停電時や断水時の機器の使用方法やアドバイスを知らせる「そなえアナウンス」など、防災対策として役立つ機能を搭載。また、停電時に非常用電源を持っていなくても、リモコンで設定した温度付近のお湯を使用できる。
[小売価格]83万7430円~99万5500円(税込)
[発売日]11月4日(火)から順次