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生活の充実度調査2025、昨年「生活が充実していた」人は前年横ばいの37.4%、若年層とシニア層で充実度のギャップ広がる

生活者の“健康と暮らし”に関する情報を発信するポータルサイト「マイライフニュース」を運営するヒューマン・データ・ラボラトリは、2021年から2024年に実施した「生活の充実度調査」に続き、2025年に生活者がどのような暮らしや生活ぶりに充実感を抱いていたのかを探るため、全国の男女500名を対象にアンケート調査を実施した(2025年12月19日)。
2025年は「生活が充実していた(とても充実していた+やや充実していた)」と答えた人の割合が37.4%と、2024年に実施した調査(2024年12月14日)から変わらず横ばいとなった。一方、「生活が充実していなかった(あまり充実していなかった+まったく充実していなかった)」は、昨年から6.2ポイント増の36.2%とさらに上昇し、「生活が充実していた」の割合に1.2ポイント差まで迫った。生活者の暮らしの充実度は、昨年から引き続き低下している実態が明らかになった。

2025年の生活の充実度を男女別にみると、「生活が充実していた(とても充実していた+やや充実していた)」との回答は男性の32.0%に対して、女性は42.8%と、昨年同様に女性が上回った。一方、「生活が充実していなかった(まったく充実していなかった+あまり充実していなかった)」は、女性(34.0%)に比べて男性(38.4%)の方が多く、さらに「生活が充実していた」の割合を上回る結果となった。

年代別にみると、「生活が充実していた(とても充実していた+やや充実していた)」との回答が最も多かったのは60歳以上で52.0%となり、他の世代を大きく引き離し5割を超えた。一方、「生活が充実していなかった(まったく充実していなかった+あまり充実していなかった)」の回答では、20代がトップで48.0%となり、若年層と60歳以上のシニア層で生活の充実度にギャップがあることが浮き彫りとなった。

2025年1年間で最も充実していたことは「あてはまるものはない」が最も多く34.2%、次いで2位の「旅行やレジャー」が11.8%、3位の「趣味や自己啓発」が11.6%と僅差で続いた。昨年は、大阪・関西万博が開催されたことに加え、引き続き推し活が盛り上がっていることから、「旅行やレジャー」「趣味や自己啓発」の充実度が高まったと推察される。

最も充実していたことについて男女別にみると、男性では「趣味や自己啓発」(12.8%)と回答した人が最も多かった一方で、女性では「家族や親戚との関係」(14.8%)がトップになった。2位・3位も、男性は「仕事や学業」(10.8%)、「旅行やレジャー」(9.6%)、女性は「旅行やレジャー」(14.0%)、「趣味や自己啓発」(10.4%)となり、男性と女性で充実していたことの順位が異なる結果になった。

年代別にみると、「旅行やレジャー」では30代・50代・60歳以上、「趣味や自己啓発」では40代、「家族や親戚との関係」では60歳以上、「仕事や学業」では30代・50代、「健康など身体状況」では60歳以上で、充実度が高い傾向がみられた。一方、「あてはまるものはない」との回答は、20代の割合が最も高く、昨年生活が充実していなかった世代の実態が浮き彫りになった。

「生活が充実していた(とても充実していた+やや充実していた)」と回答した人の昨年1年間で最も充実していたことは、「美容やファッション」がトップで25.2%だった。次いで「友人や恋人との関係」(22.2%)、「仕事や学業」(20.1%)、「競技会や大会・展示会への参加」(18.8%)と続き、これらの充実感が生活の充実度をより高めていることが示唆された。全体では上位に入っていた「旅行やレジャー」は8位、「趣味や自己啓発」は11位にとどまっている。

一方、「生活が充実していなかった(あまり充実していなかった+まったく充実していなかった)」人の1年間で最も充実していたことは、「何もなかった」が最も多く61.3%だった。その中でも、「趣味や自己啓発」(10.5%)は10%を超えており、推し活など自分の趣味に関わることは充実していたと感じる人が一定数いたことがわかった。

「2025年1年間で最も充実していたことは何か」で回答したことを充実させるためにしたことは、「健康に気を遣った」(25.2%)がトップとなった。次いで、「休日など自由な時間を増やした」(22.2%)、「仕事をたくさんした(転職や副業、残業など)」(20.1%)、「運動をした」(16.7%)、「生活習慣を見直した(食生活や睡眠など)」(16.4%)と続いている。2025年の夏は記録的な高温が続いたことから、「健康に気を遣った」という人が多かったと思われる。

2025年1年間で最も充実していなかったことは、「何もなかった」が29.2%で最多となった。以下、「金銭面」(16.8%)、「健康など身体状況」(13.2%)、「仕事や学業」(10.0%)、「旅行やレジャー」(6.8%)と続いた。中でも「金銭面」については、2024年の調査(13.2%)に比べて割合が増加しており、2024年から続く物価高に加え、2025年は主食である米の価格が高騰したことも充実度に影響していると推察される。

2026年に最も充実させたいことでは、「健康など身体状況」が19.8%、「金銭面」が13.6%、「趣味や自己啓発」が11.0%、「旅行やレジャー」が10.8%となった。今年は、猛暑・地震・水害・火災・熊被害など生活を脅かす自然災害が多く発生したこともあり、来年は「健康など身体状況」を充実させたい人の割合が最も高くなったと考えられる。

「2025年1年間で最も充実していなかったことは何か」で回答したことが充実しなかった理由では、「お金をかけられなかった」が21.8%でトップだった。2025年も生活にかかわる様々な商品・サービスの価格が上昇したことで、思うようにお金をかけられず、生活の充実度が低下したことがうかがえる。2位以下は、「仕事が少なかった」(13.3%)、「生活習慣が乱れていた」(11.3%)、「休日など自由な時間がなかった」(9.8%)と続いている。

2026年に最も充実させたいことを男女別でみると、男性・女性ともに「健康など身体状況」「金銭面」「趣味や自己啓発」「旅行やレジャー」が上位に挙がった。ただ、トップ2の割合には男女間で差が出ており、「健康など身体状況」は女性が23.2%に対して男性は16.4%、「金銭面」は男性が15.6%に対して女性は11.6%となっている。

年代別にみると、60歳以上では「健康など身体状況」、20代では「あてはまるものはない」と「友人や恋人との関係」の割合が際立って高いことが明らかになった。特に若年層で、SNS中心の関係に生きづらさを感じていたり、将来に夢や希望を持てない若者が増えている実態が垣間見れる結果となった。この他には、「趣味や自己啓発」は30代・40代、「旅行やレジャー」は50代・60歳以上の割合が高い傾向がみられた。

2025年に最も充実していたことと2026年に最も充実させたいことを比較した結果、「健康など身体状況」(13.0ポイント増)と「金銭面」(10.2ポイント増)が大きく割合を伸ばしていた。この2つの項目が、2026年の生活充実度を高めるためのカギを握っていると思われる。一方、大きくポイントを下げたのは「あてはまるものはない」が17.0ポイント減、「家族や親戚との関係」が3.2ポイント減となった。

「2026年に最も充実させたいこと」のために何をするかを聞いたところ、最も多かったのは「健康に気を遣う」で29.7%だった。次いで「生活習慣を見直す(食生活や睡眠など)」(22.7%)、「仕事をたくさんする(転職や副業、残業など)」(21.7%)、「休日など自由な時間を増やす」(19.6%)、「運動をする」(19.6%)の順となった。2026年も自然災害の脅威が続くものとみられ、生活を充実させるために「健康に気を遣う」「生活習慣を見直す」との回答が上位に挙がったと思われる。
また今回、「2025年に自身に起こった出来事でジャンルを問わず印象に残っていること」をフリーアンサーで聞いたところ、「農業を手伝っているのだが、今年の夏は雨が降らずに出来が悪かったのが残念な印象だった(男性33歳)」、「ファイナンシャルや株に関する勉強をした(女性65歳)」、「ポイ活に本腰を入れた(女性22歳)」、「推し活が楽しかった(男性44歳)」、「物価が上がったので節約生活をしていること(女性44歳)」、「体の不調や病気で病院に行く回数が多かった(女性50歳)」、「子ども二人が立て続けにインフルエンザに罹ったこと(男性45歳)」、「夏場の大雨で車が水につかったこと。廃車して、おりた保険で新しい車を購入した(男性38歳)」、「1年間に海外旅行を2回も行ったことと万国博覧会に行きまくりパビリオンを全制覇したこと(男性69歳)」といった回答が寄せられた。
さらに、「2026年に達成したい具体的な目標」についてフリーアンサーで聞くと、「夫婦で旅行をしたい(男性53歳)」、「社会貢献のできる会社を起業したい(男性66歳)」、「映画、本、美術館、と芸術に触れる時間を増やし感動したい(女性62歳)」、「毎日のウォーキングの質を向上させる(男性76歳)」、「もう少し家の中を片付けたい。早めに終活を進めて行く(女性56歳)」、「投資で利益をたくさん稼ぐ(男性49歳)」、「社会人1年目なので、仕事に対して熱心に取り組む(男性21歳)」、「今後の生活を安心・安全に過ごせるように、適度な運動をし、現在の体調を維持したい(男性68歳)」、「ダイエットしてお金を貯めて声優養成所に入りたい(女性23歳)」といった目標が挙がっていた。

今回の調査結果を受けて、マイライフニュース 編集長の長誠氏は、「2025年1年間の生活の充実度は約3人に1人が充実していたという結果となった。最も充実していたことは『旅行やレジャー』『趣味や自己啓発』だった。2025年は大阪・関西万博が開催されるなど、『旅行やレジャー』への機運が高まった年であったともいえる。さらに、“推し活”が市民権を得るなど、『趣味や自己啓発』に取り組めるサービスの充実なども顕著だった(例:マイシュアランスとOshicocoがタッグを組み『推し活キャンセル保険』サイトを開設/キングジムがトレカなどの収納に便利なミニチュアサイズの文房具『キングミニ』シリーズ第3弾を発売)」と分析する。
「一方で、生活の充実度に関する世代間ギャップは広がっており、若年層と高齢者層では大きな隔たりがあることがわかった。日銀の追加利上げによって、住宅ローンの金利上昇やさらなる物価高の懸念もあり、高齢者に比べて支出金額が高い若年層にとっては、生活に対する不安要素がさらに高まったと考えられる。こうした点を反映するかのように、2025年に最も充実していなかったことは『金銭面』となった」と、若年層と高齢者層で生活の充実度にギャップが生じていると指摘した。
「2026年は『健康などの身体状況』や『金銭面』の充実を図りたいとする意見が多い反面、若年層では、最も充実させたいことが『ない』という意見が目立った。若年層は、自分の将来に対して不安を抱いている世代ともいわれており、将来の設計や目標などを見出せない人が『ない』と回答したものと思われる。一方で、『健康などの身体状況』や『金銭面』の充実が、将来に対する不安払拭の一助になる可能性も否定できない。『健康などの身体状況』においては、健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定要件として、2025年度(令和7年度)から40歳未満の従業員の健診データ提供が『必須』となった。『金銭面』では、『つみたて投資枠』限定で0~17歳の『こどもNISA』口座開設が可能となる。こうした取り組みが、生活の充実度向上に寄与してほしいと思われる」と、2026年の生活の充実度について見通しを示した。[PR]
[調査概要]
調査名:生活の充実度調査2025
調査目的:長引く物価高、相次ぐ自然災害、記録的な猛暑など社会環境が変化する中で、生活者はどのような暮らしや生活ぶりに充実感を抱いているのか。2025年の生活充実度を調査する
調査対象者:有効回答数 500件
20歳~29歳「20代」100件
30歳~39歳「30代」100件
40歳~49歳「40代」100件
50歳~59歳「50代」100件
60歳以上「60代」100件
調査手法:インターネット調査
調査時期:2025年12月19日(金)
※比率はすべて百分率で表し、小数点以下第2位を四捨五入して算出している。このため、百分率の合計が100.0%にならないことがある
ヒューマン・データ・ラボラトリ=https://www.humandatalab.com/
マイライフニュース=http://www.mylifenews.net/
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