ツムラ、第3回なんとなく不調に関する実態調査、「なんとなく不調」を感じる人は75%に、コロナ禍3年間高いまま

ツムラは、「第3回 なんとなく不調に関する実態調査」を行った。同調査は2020年から開始し、今回で3回目となる。調査の結果、全国20~40代の男女1800人のうち、なんとなく不調を感じる人は75.6%で、第1回目の調査から3年間、7割前後で推移し依然として「なんとなく不調」を感じる割合は高いままだとわかった。50代、60代も含めてなんとなく不調を抱える人の背景を探ると、ストレスを感じたり、病院の受診を躊躇しがちな人ほど、なんとなく不調を感じていることがわかった。また、コロナ禍でもコミュニケーション頻度が増えた人は、健康意識も高く、心身の調子も良いことがわかった。今回の調査結果について、外科医で漢方専門医でもある今津嘉宏先生にコメントしてもらった。

2023年で、新型コロナウイルス感染症が蔓延してから4年目を迎え、「なんとなく不調調査」は今回(2022年12月実査)で3回目となった。20代~40代の男女1800人を対象とした3年間の調査結果と共に、コロナ禍における健康意識の変化を見てみよう。

日常生活の中でなんとなく調子が悪いと感じる「なんとなく不調(ツムラが定義する「なんとなく不調」とは、自覚しながらもつい我慢しがちな症状や、調子が悪いものの病名の診断がつかない症状の総称)」について聞いた。すると、20代~40代の4人に3人(75.6%)がなんとなく不調を感じており、男性(70.0%)より女性(81.1%)に多くなっている。2021年(77.1%)と比べるとやや減少しているもののほぼ横ばい状態だった。

なんとなく調子が悪いと感じる症状は「頭痛」(55.1%)、「疲れ・だるさ」(51.5%)、「目の疲れ」(50.0%)、「肩こり」(49.7%)、「イライラ感」(38.2%)の順となった。

なんとなく調子が悪いと感じる症状の「なんとなく不調」について、3年間の推移を比較した。2020年・2021年は「疲れ・だるさ」、2022年は「頭痛」が1位と順位の変動はあるが、これに「肩こり」「目の疲れ」「イライラ感」を加えた5つが、なんとなく不調として多く挙げられる症状だった。2022年は「頭痛」を訴える人が例年以上に多くなっている。

なんとなく不調の自覚割合を男女別に3年間の時系列で比較した。男性の自覚症状は、「目の疲れ」「疲れ・だるさ」「頭痛」が3年間とも上位となった。

女性の自覚症状は3年間とも「頭痛」「疲れ・だるさ」「肩こり」が上位となり、PMSや更年期症状などの代表的な症状の一つである「イライラ感」が5位に入っている。また、男性と比較すると、自覚症状の割合はどの症状でも多い傾向にあった。

2023年の自身の身体面・精神面での体調について、2022年12月時点で予想してもらった。

2023年に「不調を感じそう」と答えたのは58.7%だった。これまでの予想と比較すると2022年(60.6%)や2021年(59.5%)とわずかに改善傾向が見られる。とはいえ、全体の6割が不調を予想していることから、まだまだ不調傾向が続くと考えられそうだ。

では、どの程度不調を感じそうか、なんとなく不調に多い症状別に予想してもらった。すると、不調予想が多い順に「目の疲れ」(69.4%)、「疲れ・だるさ」(68.9%)、「肩こり」(61.6%)、「イライラ感」(56.7%)、「頭痛」(52.9%)となった。男性は「目の疲れ」(63.4%)、「疲れ・だるさ」(59.8%)、「肩こり」(47.2%)、女性も「疲れ・だるさ」(78.0%)、「肩こり」(76.0%)、「目の疲れ」(75.4%)がなんとなく不調のTOP3と予想されている。症状に男女差はないものの、女性の方が総じてスコアが高くなっている。女性は男性と比べ、なんとなく不調をより感じやすいようだ。

なんとなく不調を感じたときの対処方法について聞いた。「病院の受診・医師の診察を受ける」と答えた人は全体の35.7%で2021年の調査結果(27.0%)に比べて8.7ポイント増加している。男女ともに受診率は増加しているが、なんとなく不調を感じやすい女性では24.3%→34.2%と10ポイントも増えている。

また、「市販薬を服用する」と答えた人は全体の48.2%で、前回調査(41.2%)に比べて7.0ポイント増加している。男性(38.6%→46.0% +7.5)も女性(43.5%→50.0% +6.5)も市販薬を服用する人が増えている。

なんとなく不調で病院に行く人は増えてはいるものの、心身の不調で病院に行ったり、医師の診察を受けることに対して躊躇するかと聞くと、65.1%が「躊躇する」と答えており、この3年間でその意識はほとんど変化していない。

躊躇すると答えた人にその理由を聞くと、「お金がかかる」(56.4%)、「病院に行く時間がない」(37.7%)、「待ち時間が嫌」(36.2%)などが上位に挙げられた。躊躇する理由にも、大きな変化は見られなかった。

2020年と21年の調査は20代~40代の男女各600人ずつ、計1800人を対象に行ってきたが、2022年の調査では50代、60代の男女各600人も加え合計3000人を対象に調査を行った。ここからは、3000人を対象とした調査結果からなんとなく不調を抱える人の背景を探る。

日常生活の中でなんとなく調子が悪い「なんとなく不調」について聞くと、全体の72.1%がなんとなく不調を感じている。各世代で7割が感じている一方、60代は62.8%と、なんとなく不調を感じる割合が最も少なくなっている。

なんとなく不調を感じる症状は、「目の疲れ」(51.0%)、「疲れ・だるさ」(49.6%)、「肩こり」(48.9%)の順となった。

ストレスを感じる・感じないで、なんとなく不調の症状別に比較すると、すべての症状でストレスを感じていない人の方がなんとなく不調の各症状を自覚する割合が低くなっている。

また、心身の不調で病院に行ったり、医師の診察を受けることに対し躊躇する人と躊躇しない人とで比較すると、ストレスの有無と同様、躊躇しない人の方がなんとなく不調の各症状を自覚する割合が低くなっている。男女別に見ると、女性の方が受診を躊躇する人の割合が高くなっている。受診しないで我慢したまま、症状を抱えている可能性が考えられる。

コロナ禍以降のコミュニケーション頻度の変化を聞いた。その結果、増えたという人は7.4%とわずかだった。ただし、「コミュニケーション頻度」が増えた人では、心身の調子が上がった(39.2%)と回答しており、コミュニケーション頻度が変わらない/減少した人よりも調子が上がった人が多いことがわかった。コミュニケーションと心身の調子には相関がある傾向が読み取れる。

また、コロナ禍以降に感じる身体的な変化について聞いた。コロナ禍後、コミュニケーション頻度が増えた人は、「健康管理への意識」(75.7%)も「自身の体形への意識」(61.3%)も高まったと答えた人が多いこともわかった。

次に、コロナ禍におけるコミュニケーションのとり方が変化したかと聞くと、「変化した」(42.6%)、「変化していない」(45.1%)とほぼ同数となった。男性(36.3%)に比べて女性(48.9%)の方が「変化した」と感じる割合が高くなっている。

変化したと答えた人に、コミュニケーションの変化をどう感じるか聞くと、2人に1人は「コロナ禍以前より寂しさを感じる」(55.1%)と答えているが、3人に1人は「コロナ禍以前よりちょうどよい距離感」(37.0%)と答えている。女性では4割以上(42.0%)が「距離感がちょうどよい」と感じており、男性の約3割に比べて、割合が高くなっている。

最後に、コロナ禍以降の生活習慣について聞いた。コロナ禍以降に「新しい生活習慣を取り入れた」と答えたのは全体の26.4%、およそ4人に1人だった。

この791人に新しく取り入れた生活習慣を聞くと、「運動習慣」(37.2%)、「食事(栄養面)の見直し」(26.2%)、「規則正しい生活」(25.0%)の順となった。また、「サプリメント」(19.8%)や「漢方薬」(9.6%)を取り入れるようになった人もいる。

芝大門いまづクリニック院長 藤田医科大学医学部客員講師の今津嘉宏先生に、ウィズコロナ時代の「なんとなく不調」対策について聞いた。

「今回の調査では、20代~40代の4人に3人が『なんとなく不調』を感じ、頭痛、疲れ・だるさ、目の疲れ、肩こりなどの症状が多いという結果だったが、私のクリニックでも、これらの症状でなんとなく調子が悪いという患者が増えている」とのこと。

「これらの症状の原因となるのが、運動不足、移動不足、PCなど電子機器の使用時間の増加と考えられる。コロナ禍による外出制限で運動したり移動したりする機会が極端に少なくなり、運動不足による肩こりや腰痛、首こりからくる頭痛や目の疲れ、筋肉量の低下にともなう疲労感やだるさなどの症状が顕著になる。また、PCなどを使用している際の姿勢は、前かがみで猫背になりやすく、これも肩こり、腰痛、頭痛、目の疲れなどの全身の倦怠(けんたい)感・疲労感につながる。さらに、1日中家の中にいることは、動物園の檻(おり)の中にいるのと同じ状態となり、精神的なストレスにもつながる」と指摘する。

「これらの症状を改善する手軽な方法が『伸び』。まず、(1)両腕を身体の前に伸ばし、ゆっくりと背中側へ開く。手のひらを上へ向け、できるだけ小指が上、親指が下になるように回転させる。両腕を伸ばししたまま背中側へ広げていくと、左右の肩甲骨が合わさるようになる。約1分行い、ゆっくりと元の位置へ腕を戻す」と紹介する。

「次に、(2)両腕を真っ直ぐに上へ伸ばす。手のひらは後ろ側へ向くようにし、できるだけ小指が後ろ、親指が前になるように回転させ、ゆっくりと天高く伸ばしていく。約1分行い、ゆっくりと下げていく。この2つの『伸び』を30分に1回程度、(1)(2)の順で行ってみてほしい。疲れ・だるさ、目の疲れ、肩こりなど、なんとなく不調の症状がぐっと楽になるはず」と述べていた。

「今回の調査で面白いと思ったことは、コミュニケーション頻度が増えた人は心身の『調子が上がり』、減った人は『調子が下がった』という傾向。コロナ禍以前は、ちょっとした体調の変化は、友人に相談したり、職場で話したりすることで解決されていた。しかしウィズコロナとなり、フェイクニュースに振り回されたり、毎日、コロナに関するニュースやカラダの不調に関する情報が飛び交うようになると、不安が募り、不安も不調もどんどんと膨れ上がっている。そんな中、コミュニケーション頻度が減った人は、自分では解決できない問題が連鎖反応的に山積みになり、調子が下がったと感じているのでは、と考えられる」と語る。

「最近、カラダの調子が下がったなと感じている人は、もしかすると人との対話が減っているのかもしれない。コミュニケーション環境を見直してみては。その一つとしてオススメしたいのが、話しやすいリアル医療従事者を見つけること。SNSやWEBではなく、対面で実際に会って話ができるかかりつけ医療機関(病院、診療所、薬局など)を見つけてほしい。人と人は相性があり、また、人との出会いはタイミングだったり、時間もかかり、ちょっと面倒に感じるかもしれない。だが、その最初の一歩を踏み出すことが、いま抱えている問題を解決する糸口になるかもしれない」と説明する。

「コロナ禍は、医学の重要性や、医療をどうやって活用するのかを考える機会となり、かかりつけ医療機関(病院、診療所、薬局など)の重要性を感じた人も多いと思われる。かかりつけ医療機関(病院、診療所、薬局など)は、風邪やちょっとした怪我(けが)などで受診できる近所の医療機関(病院、診療所、薬局など)であるとともに、親身になって相談できる医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師など)といえる。ウィズコロナ生活を機に、自分の人生を健康に過ごすための医療の活用について、いま一度、考えてみてほしい」とコメントしている。

[「第3回 なんとなく不調に関する実態調査」調査概要]
実施時期:2022年12月7日(水)~12月10日(土)
調査手法:インターネット調査
調査対象:調査(1)全国の20代~40代男女1800人
     調査(2)全国の20代~60代男女3000人
調査委託先:マクロミル
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある

ツムラ=http://www.tsumura.co.jp/


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