AUSPICIOUS・日本シグマックス・帝人、「Knee Smileひざの健康推進プロジェクト」を発足、丸山桂里奈さんがひざの健康について語る

左から:日本シグマックス 取締役 三宅俊明氏、AUSPICIOUS 代表取締役 浦田光也氏、タレントの丸山桂里奈さん、東京女子医科大学整形外科 主任教授 岡崎賢先生、帝人 インプランタブルメディカルデバイス戦略部長 垣立浩氏

AUSPICIOUSと日本シグマックス、帝人の3社は、ひざの健康啓発活動のための共創プロジェクト「Knee Smileひざの健康推進プロジェクト」(呼称、Knee Smileプロジェクト)の立ち上げを記念して、3月12日に設立発表会を開催した。発表会では、プロジェクト立ち上げの意義や各社の役割、今後の活動について話した後、アドバイザリーボード座長である東京女子医科大学整形外科 主任教授の岡崎賢先生による、ひざの健康寿命延伸に関するセミナーを行った。また、トークセッションでは、ゲストにタレントの丸山桂里奈さんを迎え、選手活動時における自身のひざに関する悩みや、子育て奮闘中の現在の丸山さんが目指す、健康なひざを保つことによって実現できる将来像について語ってくれた。

AUSPICIOUS 代表取締役 浦田光也氏

最初に、「Knee Smileひざの健康推進プロジェクト」設立記者発表会を行った。AUSPICIOUS 代表取締役社長の浦田光也氏が、プロジェクトの概要や設立理由などについて説明した。「ひざの健康が重要であることを多くの人々に知ってもらうことで、一人ひとりが充実した活動性の高い生活を継続できる豊かな社会の実現に貢献したい」とコメント。

日本シグマックス 取締役 三宅俊明氏

次に、共創パートナーである、日本シグマックス 取締役 三宅俊明氏が挨拶。「身体活動にかかせない運動器である“ひざ”の大切さを知ってもらえる活動にしていきたい」と述べた。

帝人 インプランタブルメディカルデバイス戦略部長 垣立浩氏

帝人 インプランタブルメディカルデバイス戦略部長 垣立浩氏は「ひざ関節の健康維持を通じて豊かな人生を支えられるよう、貢献していきたい」と、それぞれがプロジェクト始動に向けた意気込みを語った。

東京女子医科大学整形外科 主任教授 岡崎賢先生

ひざの健康寿命延伸に関するセミナーでは、代表アドバイザリードクターである岡崎先生が登壇し、ひざ疾患のメカニズムと最新の治療法について講演を行った。ひざの病気のカギは半月板にあり、症状や進行度合いに応じた治療の選択肢があることや、ひざの病気は一度進行が進んでしまうと元には戻りづらいため、進行状況に合わせた様々な治療法があること、そのために早期受診が重要であることを説明した。

タレントの丸山桂里奈さん

ゲストトークでは、元サッカー日本代表選手で、現在はタレントとしても活躍中の丸山桂里奈さんが登壇した。岡崎先生とともに、丸山さん自身が抱える現役時代のひざの悩みやひざがどんな状態であるのか簡易的にわかるチェックリストを用いた現状の把握、人生100年時代といわれる中で、丸山さんが語る健康なひざがもたらす理想の将来像についてなど、ひざに関するトークで盛り上がった。

左から:タレントの丸山桂里奈さん、東京女子医科大学整形外科 主任教授 岡崎賢先生

まず、変形性ひざ関節症についての基礎知識や、健康寿命とひざの関係性など、今回の岡崎先生との話を受け、丸山さんは、「現役時代にひざのケガを経験し今でも痛みを感じることがあるので、スポーツをする時だけでなく、日常生活でも当たり前のように普通に動けるのは、ありがたいことなのだと日々思っている」と話す。

東京女子医科大学整形外科 主任教授 岡崎賢先生

岡崎先生は「誰でも加齢によってひざの調子が悪くなってくることは避けられないが、一度進行してしまうと元に戻すことは大変。日ごろから自分のひざの調子に注意してもらい、少しでもおかしいな、と思ったら、ひざの状況がわかる簡易チェックリストも参考にしつつ、専門医を受診してほしい」とコメントしていた。これに対して、丸山さんも、「娘が20歳になる頃には、子どもが自慢できるような、サッカーの上手い母親でいたい。その後、70代~80代になっても、家族でサッカーをしたい。夫の本並さんはキーパー、私はフォワード、娘はミッドフィルダーと、ポジションはもう決まっている」と理想の将来像を語っていた。

タレントの丸山桂里奈さん

2019(令和元)年における我が国の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳であり、健康寿命とはそれぞれ約9年、約12年の差がある。国民一人ひとりが健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、平均寿命に迫るような健康寿命の延伸を実現することが必要となる。

ひざは、人が歩いたり、運動したりするためにとても重要な部位となっている。脳卒中や心疾患、認知症などの予防には、ウォーキングなどの運動が有効とされており、ひざの健康を維持することは、それらの運動を続けられることにつながり、健康寿命延伸を実現するために非常に重要だ。

ひざの痛み・違和感は、40代から増え始める。ひざの痛みの大きな要因の一つである「変形性膝関節症」の日本国内の有病者は、40歳以上の2人に1人(有病率は男性42%、女性62%)、推計で2500万人にものぼる(大森豪,“変形性関節症の疫学研究-病態の自然経過と発症進行因子-”,日本整形外科学会誌,93:508-518(2019))。変形性膝関節症は、症状が進行した場合には、強い痛みを感じるが、初期の段階では、時間の経過とともに腫れが引いたり、痛みが消失したりする場合があるため気が付きにくく、受診のタイミングを逃してしまいがちだという。しかし、一度進行してしまうと元に戻すことが難しいため、できるだけ早期の段階で適切な診断・治療を行うことが大切だ。

左から:日本シグマックス 取締役 三宅俊明氏、AUSPICIOUS 代表取締役 浦田光也氏、東京女子医科大学整形外科 主任教授 岡崎賢先生、帝人 インプランタブルメディカルデバイス戦略部長 垣立浩氏

日常生活や仕事の効率低下、スポーツや趣味が楽しめなくなるなど、人生に様々な影響を及ぼすひざの痛み。活動性の高い豊かな人生を過ごすためには、ひざの健康維持がとても重要であることを多くの人に知ってもらいたい。「Knee Smileひざの健康プロジェクト」は、そんな想いを共有する企業が連携し、ひざの健康の重要性を啓発することによって持続可能な社会の実現を目指すとしている。

AUSPICIOUS=https://www.auspi.co.jp
日本シグマックス=https://www.sigmax.co.jp
帝人=https://www.teijin.co.jp


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