フジッコが「フレイル」と手作りヨーグルトのヒミツを解き明かすイキイキシニアのためのセミナーをYouTubeで配信

 今、メタボの次に注目されている「フレイル」について、正しく知っているという人は少ないと思われる。そこでフジッコでは、この機会に自身や大切な家族と一緒に楽しく学ぶことができる「イキイキ健康習慣 知っておきたい『フレイル』と手作りヨーグルトのヒミツ」と題したセミナーをYouTubeで配信中だ。セミナーでは、今、正しく知っておきたい「フレイル」についてや、フレイル予防の3つのポイントを紹介。また、手作りヨーグルトがフレイル予防や改善になるという研究結果をいち早く届けたり、カスピ海乳酸菌ヨーグルトの特徴や作り方・ヨーグルトの楽しみ方も学べる内容になっている。

 まず、フジッコ ヨーグルト・デザート事業部の入道知生部長が挨拶。「セミナーのメインテーマは、手作りヨーグルトとフレイルの関係、カスピ海乳酸菌の特徴および研究成果となっている。『フレイル』について理解を深めて、いつまでも元気で楽しい毎日を過ごしてほしい」と呼びかけた。

 カスピ海乳酸菌のルーツについては武庫川女子大学 国際健康開発研究所 所長の家森幸男教授に聞いた。「欧州のコーカサス地方で暮らす人々は健康長寿であることで知られていた。WHOの調査でコーカサスを訪れた際に、彼らの長寿の秘訣として自家製ヨーグルトに見出し、はじめて日本に持ち帰った」と、コーカサスの人々が食するヨーグルトに健康長寿の秘訣が隠されていたことを発見したという。「さらに、食卓には生野菜や果物が山盛りで、お腹がいっぱいになるほど野菜を食べ、そしてヨーグルトを毎日飲んでいることがわかった」と、コーカサスの長寿村で食べられているヨーグルトの種菌、カスピ海乳酸菌に長寿のヒミツを知る手掛かりになると考えたのだと語っていた。

 そして、カスピ海乳酸菌を使った手作りヨーグルトについては、フジッコ イノベーションセンターの田畑祥之研究員とヨーグルトが大好きな竹内ゆうはリポーターが紹介してくれた。「カスピ海乳酸菌のヨーグルトは、牛乳500ml、粉末種菌3gで作ることができる」と、田畑研究員が手作りヨーグルトの材料を紹介。「雑菌処理した容器に牛乳を半分と、粉末種菌を入れてかき混ぜる。そして残りの牛乳を注いで軽くかき混ぜたら、固まるまで室温で放置する。雑菌処理した容器がないという人は、牛乳パックでも作ることができる」と、簡単にヨーグルトを作ることができるのだと教えてくれた。「凝固時間は24~72時間で、ヨーグルトが完成する」と、最短で次の日にはヨーグルトを楽しむことができると語っていた。

 竹内リポーターが出来立ての手作りカスピ海ヨーグルトを試食。「酸味がまろやかで、食べやすくて美味しい」と大絶賛。田畑研究員は、「カスピ海ヨーグルトは、口の中で、柔らかく、ひっつきにくく、まとまりやすい特性がある」と解説してくれた。「嚥下障害者にカスピ海ヨーグルトを食べてもらい、言語聴覚士に飲みやすさを評価してもらったところ、89%が飲みやすいと回答した」と、誤嚥しにくいヨーグルトであることもわかったと話す。

 「介護予防のエクササイズ教室に参加した50~70代の女性を対象に8週間後に握力テストを実施した結果、カスピ海乳酸菌は運動の効果を高め、体力維持をサポートしてくれることもわかった」と田畑研究員。「また、予防の立役者と呼ばれるIgA(免疫グロプリンA)は体内で作られる抗体で、ウイルス感染予防にはIgAを増やすことが大切だとされている。カスピ海乳酸菌はIgA=抗体の増殖を早め、免疫力の向上をサポートすることもわかった」と摂食試験の結果を報告した。「そして、カスピ海乳酸菌を食べることで、お通じの改善もみられた。カスピ海乳酸菌を食べることで、善玉菌が増え、腸内環境が改善された」と整腸作用にもよいのだと述べていた。

 さらに田畑研究員によると、「カスピ海乳酸菌は、フレイルの予防や改善に貢献できるのではないかという研究が進んでいる」とのこと。そこで、園田学園女子大学 人間健康学部 食物栄養学科の辻秀美教授にカスピ海乳酸菌とフレイルの関係性について聞いた。「社会的に注目されるフレイルとは、加齢とともに、身体・心・社会的なつながりが弱くなった状態をいう。フレイルは健康な状態と要介護状態との間の中間的な段階とされ、年齢を重ねてもケアしてこなかった場合、徐々に要介護状態に陥ってしまう」と、フレイルの段階で予防を行うことが大切なのだと説く。「適切な対処・予防をすることで、フレイル状態からの回復は可能」と、辻教授は断言する。「フレイルは、独居や閉じこもりといった社会的要因、低栄養や口腔機能低下、運動機能低下といった身体的要因、認知機能低下や鬱といった精神的要因が複雑に絡まり合って『フレイルサイクル』という悪循環を生み出してしまう」と、3つの要因がフレイルに大きな影響を及ぼしていると話す。

 「フレイル予防でとても大切なことは、オーラルフレイルの改善とされている」と、口腔内の健康状態の改善が重要なのだと語る。「オーラルフレイルは、口のケア不足が原因で生きていくためにとても大切な食事つまり栄養を摂るということが徐々にできなくなってしまう状態をいう」と、口腔内を健康に保つことの重要性を訴える。「オーラルフレイル予防には、歯周病や虫歯などに気を付けて、栄養のある食べ物をしっかり食べられる状態を保つ。そして誤嚥しにくい食品を選ぶのもポイントの一つといえる」とのこと。「口腔内の健康状態に関心が向けられなくなることで、フレイルに陥り、口が使えない状態になってしまうことで、連鎖的にさまざまな問題が起きてしまう」と警鐘を鳴らしていた。

 では、フレイル予防のポイントは何なのだろうか。「嚥下機能の低下や食事リテラシー低下による低栄養を避けるべく、バランスの良い食生活をしてほしい」と、栄養という食事の改善がポイントとのこと。「運動機能の低下やサルコペニア(筋肉量の低下。筋力の低下)を防ぐために、身体を動かし筋力をつける」と、ウォーキングやストレッチなど身体活動もポイントだと語る。「独居・閉じこもり、認知機能低下、鬱を防ぐために地域活動やボランティアにも参加してほしい」と、趣味・ボランティア・就労など社会参加もポイントであると述べていた。「フレイル予防には、適度な運動・文化活動・地域活動を総合的に行うことが理想的とされている。しかし、運動が苦手な人は文化活動・地域活動を行ってみてほしい」と、無理して身体を動かさなくてもフレイル予防は可能だと教えてくれた。

 「また、フジッコとの共同研究で、手作りヨーグルトがフレイル予防につながることがわかってきた」とのこと。「ヨーグルトの手作り行動が社会・精神『フレイル』への予防改善効果があるかどうかをカスピ海乳酸菌で実験した。まず、2ヵ月間ヨーグルトづくりをしてもらい、オンラインで座談会を行い、生活の充実度(QOL)や鬱症状についてのアンケートを実施した。その結果、QOLは精神的な項目を中心に得点が高くなっていた」と、ヨーグルトの手作り行動が精神的なQOLを向上させたと分析する。「さらに、手作りヨーグルトを毎日食べることで、1日あたりのカルシウム摂取量がアップした」と、精神面、栄養的な面とどちらも改善しており、心と身体も健康になっていたことが示唆された。「実験からヨーグルトを手作りすることは日常生活の中で心も身体も元気にできる」とまとめていた。

 最後に家森教授は、「豆類、ごま、わかめ(海藻類)、野菜、さかな、椎茸(キノコ類)、芋類、ヨーグルトの頭文字から、“マゴワヤサシイヨ”の食材、つまり日本の伝統食+西洋の長寿食であるヨーグルトを食べ合わせることが大切となる」と、東西長寿食を合わせれば、本当に長寿になれるのだと述べていた。

フジッコ=https://www.fujicco.co.jp/


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