「NEUTRALWORKS.」から海の産業廃棄物である漁網から生まれたリサイクルナイロンを使用した「FISHAND」シリーズを発売

 ゴールドウインが展開する「NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)」は、海の産業廃棄物の一つである漁網から生まれた循環型素材のリサイクルナイロンを使用した製品「FISHAND(フィシュアンド)」シリーズを11月11日にNEUTRALWORKS.店舗(日比谷、恵比寿)、公式オンラインストアをはじめ、その他限定店舗で販売を開始した。

 海洋汚染が世界中で問題となっているなか、その原因である海洋プラスチックの一つとされている漁網はほとんどがリサイクルされず廃棄されている。同シリーズは、産業廃棄物となっていた漁網(廃プラスチック類に分類)を循環型素材であるリサイクルナイロンへと再生させ、機能糸などと組み合わせることによって生まれたNEUTRALWORKS.が提案する新しいワークウエアとなっている。

 同シリーズの素材は、20年以上にわたりサーキュラーエコノミーを実践しているリファインバースの協力のもと実現した。北海道で回収された廃棄漁網の不要物を取り除き圧縮したあと、愛知の工場に輸送し裁断、洗浄されリサイクルナイロン樹脂「RIAMIDE(リアミド)」の糸へと加工し、リサイクルされたウールと混紡し環境負荷低減素材へと生まれ変わった。その後、山形にある米富維株式会社によって嵩高のあるざっくりとした編み目のローゲージに仕立てながら、可能な限り度目を詰めたフィット感のある仕上りが実現した。

 今回発売するセーターは、漁師への敬意を込めて、過酷な海の仕事で着用されてきた「フィッシャーマンニット」をイメージしている。漁師たちの身体をあたためるガンジーセーターの装飾のないデザインは、17世紀に生まれ現在までその基本を変えることなく人々に愛されている。元々は漁師が夜の暗い船上でも前後を気にせず素早く着用でき、動きやすく、汚れたら裏返して着用できるなどの工夫もされていたようだ。今回は、特徴的な両畔編みのローゲージニットの立体感豊かな表情を再現した。ミニマルなデザインながら、嵩高があり繊維間にデッドエアを豊富に溜め込むことで、空気をまとい保温する。またカーディガンは、漁網を表現したケーブル編みでオーセンティックなデザインながら、防寒を目的としたアイテムには欠かせない機能であるハンドウォームポケットが付いている。付属にもこだわり、ボタンもリサイクル素材を採用した。

 漁師のように天候に左右される職業では、過酷な海上生活で厳しい寒さから身を守るため、密に編み上げて防寒性を高めたあたたかい衣類がフィッシャーマンセーターとなっている。同シリーズはフリースやダウンジャケットではなく、100年以上前から漁師たちをあたためてきた伝統的なデザインと、現代のリサイクル技術を掛け合わせた製品とのこと。これによって、海洋汚染問題に向き合いながら、漁師が古くから大切にしてきたデザインを多くの人たちに届ける。

[小売価格]
FISHAND SHEEPS/SWEATER(フィシュアンド シープス セーター):2万7500円
FISHAND SHEEPS/CARDIGAN(フィシュアンド シープス カーディガン):3万800円
(すべて税込)
[発売日]11月11日(金)

ゴールドウイン=https://www.goldwin.co.jp/


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