- Drink&Food2025/08/01 14:59
伊藤園、9月1日および10月1日から一部の緑茶・抹茶製品の小売価格と出荷価格を引き上げ
伊藤園は、一部の緑茶・抹茶製品の小売価格および出荷価格を、9月1日および10月1日から改定する。
同社は、茶農業に深く関わる企業として消費者に満足してもらえる緑茶・抹茶製品の品質の向上と安定的な供給を目指し、茶産地育成事業をはじめとした茶原料の安定調達や生産技術の向上、輸送等におけるオペレーションの効率化といった様々な企業努力を積み重ねてきた。しかしながら、エネルギー費や物流費、人件費など社会・業界全体のコスト上昇が継続している中、茶農業では就農者の高齢化や後継者不足などによって栽培面積や生産量が減少している。
一方で、緑茶・抹茶製品の世界的需要は拡大の一途をたどっており、国内においてはインバウンド需要の高まりによる需給バランスの乱れが生じている。この結果、茶業界全体で原料不足による価格高騰が続き、企業努力だけでは安定的な供給を維持することが困難な状況とのこと。そこで今回やむを得ず、緑茶・抹茶製品の希望小売価格および出荷価格を改定する。
今後も同社は、経営理念の「顧客第一主義」のもと、茶農業に深く関わる企業として安心・安全で高品質な茶原料の安定調達と国内農業の課題解決の両立に対して従来以上の企業努力を継続しつつ、消費者に安定的な供給と納得してもらえる価値や品質を伴った製品の開発・供給に努めていく考え。
対象製品は、抹茶製品(お点前用・お茶会用)計19品では、小売価格を+48.8~100.0%改定する。緑茶リーフ製品(パック茶・ティーバッグ茶・顆粒茶・抹茶)計32品では、小売価格を+3.3~50.0%改定(オープン価格を設定している製品においては、出荷価格を+5.0%改定)する。
[改定日]
抹茶製品(お点前用・お茶会用):10月1日(水)
緑茶リーフ製品(パック茶・ティーバッグ茶・顆粒茶・抹茶):9月1日(月)
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