- Drink&Food2025/07/16 15:22
明治、「きのこの山」を作れるキット「遊べる!学べる!サステナブルきのこの山」を期間限定発売

明治は、きのこの山50周年を記念し、カカオハスクを使用した環境配慮素材のチョコレートを流し込む型で、楽しく学びながら「きのこの山」を作れるキット「遊べる!学べる!サステナブルきのこの山」を、7月22日から期間限定発売する。
「遊べる!学べる!サステナブルきのこの山」は、「カカオハスク」をトレー原料の一部に使用した環境配慮素材のチョコ型で、さまざまな形のチョコが作れる「きのこの山」の手作りキット。今回、市販商品として「カカオハスク」を使用したバイオプラスチック素材のトレー(ハスクトレー)を初めて採用した。このハスクトレーは生物由来の資源を95%以上使用した商品に表示することができる「バイオマスマーク 95」の認定マークも取得している。

「きのこの山」ブランドは今年発売50周年を迎え、「きのこの山たけのこの里サステナブル宣言」のもと、商品の主原料であるカカオの持続可能な生産・調達に向けた取り組みを啓発する活動などを計画してい。子どもと一緒に、楽しく遊びながら、環境についても考える機会を提供したいという想いから同商品の発売に至った。
同キットでは、森との共生を意識してリス・サルなどの動物のカタチも作ることができ、パッケージにはカカオ豆とハスクトレーについて学べる「お勉強ガイド」も記載している。
同社は、石油由来原料のプラスチックの新規使用量について、2030年度までに半減(2017年度比)することを目指している。同商品の発売を通じてチョコレートによるおいしさや楽しさを提供するとともに、環境に配慮した原材料を使用することで温室効果ガスの削減などのサステナビリティ活動を推進し、持続可能なカカオ生産に向けた社会課題の解決に貢献していく考え。
バイオマスマークはJORA(日本有機資源協会)が認定し、植物などの生物由来の資源(バイオマス)を利用した商品に表示することができる。「ハスクトレー」は生物由来素材を 95%以上配合していることが認められ、パッケージにも表示している。バイオマスプラスチックは化石燃料にできるだけ頼らずCO2の増加抑制につながるため注目されているプラスチック素材となっている。
同社は「ひらけ、カカオ。」をスローガンとするカカオの新しい価値創造への取り組みの中で、へミセルロ―スとの協業によって「ハスクトレー」を開発した。カカオ豆の種皮である「カカオハスク」と、生分解性プラスチック原料を混ぜて「カカオバイオプラスチック」に加工し、さらにシート状に加工した後、成型している。植物由来の原料を多く使用しながら、シート状に薄く均一な素材を連続して作る工程が難しく、試行錯誤を重ね、初めて薄い商品トレーへの活用が実現した。今後、他商品への導入も検討していく。
[小売価格]オープン価格
[発売日]7月22日(火)