Far Yeast Brewing、イノベーティブな蒸留酒ブランド「Off Trail － Azeotrope」から本格樽熟成モルトジンを発売

Far Yeast Brewing は、イノベーティブな蒸留酒造りに挑戦するブランド「Off Trail － Azeotrope」（オフトレイル アゼオトロープ）から、本格的な樽熟成モルトジンのライン「Off Trail －Azeotrope Malt Gin Distiller's Choice」（オフトレイル アゼオトロープ モルトジン ディスティラーズチョイス、以下、Distiller's Choice）をスタートするす。第1弾「Off Trail －Azeotrope Malt Gin Distiller's Choice“alpha”（アルファ）」と第2弾「Off Trail －Azeotrope Malt Gin Distiller's Choice“beta”（ベータ）」を3月6日に出荷開始する。

「Off Trail － Azeotrope」は、バレルエイジング（木樽熟成）をメインに微生物を活用したビール造りに挑むブランド「Off Trail」の派生プロジェクトとして、2021年10月に始動した。ビール造りで培った発酵やバレルエイジングのノウハウを活かしてイノベーティブなスピリッツやリキュール造りに挑戦する、ビールと蒸留酒のクロスオーバーブランドとなっている。

ブランドローンチ以来、ビールを蒸留して出来たNew Pot（新酒）の一部を販売しつつ、その大半をさまざまな樽で熟成してきた。1年半を経て、いよいよそれらを製品化する運びとなり、ブランドを象徴する樽熟成モルトジンのラインをスタートする。

「Off Trail」同様、複数の樽で熟成したスピリッツをDistiller（蒸留酒製造者）自身がひとつずつテイスティングし、ブレンドの種類や配合を検討しながら使用する樽を選び製品化することから、「Distiller's Choice」と名付けた。

「Distiller's Choice」ラインの第1弾・第2弾として同時リリースする2作は、いずれもコロナ禍で行き場を失ったロスビールをアップサイクルしたプロダクトとのこと。

第1弾「Off Trail －Azeotrope Malt Gin Distiller's Choice “alpha” 」は、ロスとなってしまったビールを山梨県小菅村にあるFar Yeast Brewing源流醸造所内にあるポットスチル（単式蒸留器）で丁寧に2回蒸留し、ジュニパーベリー、ゆずで香り付けした原酒を赤ワイン樽で13ヵ月熟成した。ゆずや山椒を原料に使ったレギュラービール「馨和 KAGUA」が原酒ビールの半分以上に使われており、そのフルーティーなエステル香を引き継いで香り豊かに仕上がっている。使用した樽は「Off Trail」プロジェクトで数々のビールを熟成させたもので、原酒の香りに複雑さと余韻をもたらしている。ボタニカルによる清涼感、スパイシーさ、バレル由来のウッディな香りを伴う多重的なフレーバーを、トップノートから余韻に至るまで楽しむことができる。

第2弾「Off Trail －Azeotrope Malt Gin Distiller's Choice “beta”」は、2種類の樽熟成モルトジンを厳選しブレンドした。一つはベルギーで100年以上の歴史を持つBraeckman蒸留所のポットスチルで2回蒸留し、赤ワインバレルで25ヵ月熟成したもの。もう一つは、国内蒸留所のポットスチルで2回蒸留し、バーボンバレルで18ヵ月熟成したものとなる。ボタニカルにはジュニパーベリー、ゆず、山椒を使い、清涼感とアクセントのあるアロマを表現した。トップノートの基調は赤ワインバレル熟成による力強いアロマ。パンチのあるバーボンバレル原酒をブレンドすることで、複雑さと余韻を堪能できる仕上がりとなった。

2作ともに3月6日から出荷開始、公式オンラインストアでは2月28日から予約販売受付を開始している。

［小売価格］オープン価格
［発売日］3月6日（月）

Far Yeast Brewing＝https://faryeast.com/