- Drink&Food2025/10/21 14:06
生活クラブ、平田牧場の豚肉に丹精國鶏を加えて肉感アップした冷凍食品の餃子をリニューアル発売

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(以下、生活クラブ)は、冷凍食品の中でも特に人気の高い生活クラブオリジナルの餃子を10月下旬にリニューアルする。また、このリニューアルにあわせ、おトクな40個(640g)入りの大袋も新登場する。
リニューアルした餃子は、生活クラブの提携生産者である平田牧場の豚肉に、国産鶏種の「丹精國鶏(たんせいくにどり)」を加え、従来に比べてさらに肉感と旨みをアップした。餃子の製造元である美勢商事は具材のニラやキャベツ等、野菜の一部をできるだけ農薬を減らしながら自社グループで栽培している。味付けには生活クラブオリジナルの牡蠣味調味料や醤油を使用、隠し味には練りごまを加えて、コクと深みを加えた。さらに従来から薄皮に変更したことで、皮はパリッと中はジューシーに食べごたえがある餃子となっている。凍ったまま焼いても、ゆでても、揚げてもおいしく、簡単に調理できるのが魅力となっている。
単身世帯や共働き世帯の増加に伴い、時短や簡便性の需要から、冷凍食品の市場は年々拡大している。国産原料で国内製造にこだわる人の支持もあり、生活クラブでも餃子は人気の冷凍食品の1つとなっている。冷凍庫に常にストックしているという組合員も多いため、今回新たに大袋タイプも用意し、通常規格を2袋購入するよりおトクになる、1個あたり約2円の値下げを実現した。
生活クラブは50年以上前から、平田牧場と提携している。「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」は肉質の良さに定評のある黒豚(バークシャー)を含む3品種をかけあわせた三元交配豚(三元豚)の肉で、繁殖力と丈夫さ、おいしさを兼ね備えた生活クラブのオリジナルの品種となっている。

生活クラブでは、国内自給への貢献と持続的、安定的な確保をめざした国産鶏種の取組みを2001年から生産者・秋川牧園とともに始めた。「国産」と表示されていても、元は外国から輸入したひなを国内で育てたものがほとんどの中、丹精國鶏は、国内で種の維持管理をし、太陽の光や自然の風が入る広々とした鶏舎で育てている。飼料は遺伝子組み換えをしていない穀物や、国産飼料用米を与え、自給力アップに貢献している。丹精國鶏はしっかりとした肉質で、弾力のある噛みごたえと深い旨みが味わえる。

餃子を生産・製造する美勢商事は、具材に使用している野菜の一部(ニラ、キャベツ等)を自社グループで栽培している。無農薬で育てているニラ栽培は、ぐんぐん成長する雑草との闘い。そんなニラ栽培の現場で活躍しているのは美勢商事の関連会社・きららファームの従業員・大野田美代子さん(81歳)。大野田さんは美勢商事の餃子工場を退職後、ニラ栽培の生産現場へ再就職した。腰をかがめながらの作業がメインだが、雑草の引き抜きも、ニラ収穫もすべて手作業で行なっている。「大野田さんの雑草取りは誰よりも完璧」と社長も太鼓判を押しており、刈ったニラも綺麗にそろえられ美しいほど。大野田さんのこうした丁寧な仕事ぶりが生活クラブの餃子を支えている。
生活クラブ長野と美勢商事が共同で、圃場を活用した営農型太陽光発電事業を行なうきらら生活クラブ長野発電が設立し、太陽光パネルが2026年初夏にニラ畑の上に設置される予定。今後は美勢商事グループ圃場で農業と発電事業を同時に行ない、ローカルSDGsを推進し、食とエネルギーの自給につなげ、消費材の社会的価値を高めることが期待される。
[発売日]
餃子(18個):495円
餃子(40個):1030円
(すべて税込)
[発売日]10月下旬
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会=https://seikatsuclub.coop