4月10日は「お弁当始めの日」、お弁当を作ってもらう人の約8割が「冷凍食品の使用は手抜きだと思わない」と回答

ニチレイフーズは、4月10日「お弁当始めの日」に合わせ、「お弁当事情に関する調査」を実施した。お弁当を作ってもらう人に聞いた調査では、冷凍食品の使用は「手抜きだと思わない」という意見が84.8%と、忙しい中でお弁当を作ってくれること自体に愛情を感じる人が多いことが分かった。お弁当を作る人に聞いた調査では、お弁当に冷凍食品を使用する人は62.7%となり、冷凍食品を使用することは、忙しい生活に適応した選択肢として両者から受け入れられていることが明らかになった。

最新調査を受けて、お弁当を作ってもらう人と作る人の対話のきっかけになるように、都道府県別の「人気のお弁当のおかずランキング」など、「お弁当に関するランキング」を掲載。また、お弁当、中食、外食にかける費用についても調査した(お弁当を作ってもらう人に聞いた意識調査の調査対象:週に1回以上、身近な人にお弁当を作ってもらう人(全国/男女/10代~60代)、調査方法:Webアンケート調査、回答者数:1720人、調査期間:3月15日~3月18日)(お弁当を作る人に聞いた実態調査の調査対象:全国に住む20代~60代の男女、調査方法:Webアンケート調査、回答者数:約3万人、調査期間:2月2日~2月13日)(お弁当に関するランキングの調査対象:全国に住む20代~60代の男女、調査方法:Webアンケート調査、回答者数:約3万人、調査期間:2月2日~2月13日)。

ニチレイフーズの調査によると、お弁当が食卓に並ぶ頻度やお弁当作りの需要が4月10日前後に高まることから、4月10日を「お弁当始めの日」として日本記念日協会に登録申請をし、2017年に認定された。加えてこの時期は、「新生活」、「新学期」がスタートすることから、お弁当をイメージすることが多い季節。さらに「弁当」の「弁」が数字の「4」に似ていること、「当(とう)」=「10」の語呂合わせにも由来する。

お弁当を作ってもらう人に「冷凍食品が使用されていると、あなたは手抜きだと思うか?」と聞くと、「手抜きだとは思わない」(56.6%)、「あまり手抜きだとは思わない」(28.3%)を合算して、84.8%が「手抜きだと思わない」と回答。日常に時間の余裕があり、親にお弁当を作ってもらうことが多い10代を除くと、年代が若くなるほど「手抜きだと思わない」と回答する割合が高い結果になった。お弁当に冷凍食品を使用することは、かつては“手抜き弁当”というイメージが持たれていたかもしれないが、現在は多くの人が手抜きだとは思っていないことが分かった。

「作ってもらうお弁当に感じる愛情の度合い」を聞くと、お弁当に冷凍食品が入っている人は、「愛情を感じる」(47.1%)、「どちらかというと、愛情を感じる」(42.7%)を合算して、89.8%が「愛情を感じる」と回答。冷凍食品が入っている人の方が、入っていない人よりも愛情を感じる人の割合が12.2%高いという意外な結果になった。

自由回答では、「味も見た目も良い」(40代、男性)、「家族で買い物に行くので、好きな物を楽しみながら選んでいる」(50代、女性)、「冷凍食品を使ってまで一品増やしてくれようとしてくれている気持ちがうれしい」(30代、男性)との声があり、昨今SNS等で注目される「キャラ弁」や卒業シーズンの「卒弁」なども含め、お弁当というコミュニケーションツールを通じた愛情表現の仕方が多様化していることが推察できる。

また、「体に悪そう」(30代、女性)、「作ってもらう方が嬉しい」(50代、男性)など、冷凍食品への否定的な意見がある一方で、「冷凍食品を利用することで負担が減るのであれば嬉しい」(40代、女性)、「朝早く出勤する私にお弁当を作ってくれているので大変助かっている」(40代、男性)、「おいしいし、作り手にとっても少しは楽ができているのかと思うとお互いにとって良いと思う」(10代、女性)と、お弁当作りの大変さを思いやる声も多く見られた。冷凍食品を使用すること自体に愛情を感じるというよりも、忙しい中でお弁当を作ってくれることに愛情を感じる人が多いことが分かった。共働き世帯が増加している現代では、必ずしも“手作り弁当”だけが愛情表現の形ではないといえそうだ。

お弁当を作る人に「冷凍食品の使用頻度」を聞くと、62.7%が「週に1回以上」と回答。前回調査(2019年)から1.3%増加した。特に「ほぼ毎日」と回答した人の割合は1.9%増加となり、お弁当に冷凍食品を使用する習慣がある人が増加していることが分かった。

お弁当を作る際の「工夫していること」を聞くと、上位は「短時間で作れる」(32.5%)、「簡単に作れる」(32.0%)、「安く仕上げる」(29.1%)、「無理をしない範囲で作る」(27.8%)となった。また「重要視していること」を聞くと、「短時間で作れる」、「安く仕上げる」が同程度の割合となり、お弁当作りにおいて「タイムパフォーマンス」と「コストパフォーマンス」の両方が重視されていることが分かった。一方で前回調査(2019年)と比較すると、「安く仕上げる」と回答した人の割合が、「工夫していること」(2.2%増加)、「重要視していること」(1.9%増加)の両方で増加した。昨今の物価上昇の影響で、お弁当作りにおいても「コストパフォーマンス」を重視する人が増えている可能性が推察できる。

都道府県別「人気のお弁当のおかず」ランキング

「冷凍食品を使用していても、忙しい中でお弁当を作ってくれること自体に愛情を感じる人が多い」という最新の調査結果を受け、お弁当を作る人と作ってもらう人の対話のきっかけになるように、都道府県別の「好きなお弁当のおかずランキング」、「お弁当の作成時間」と「お弁当を作る人の割合」の都道府県ランキングを掲載した。

お弁当を作る人に「家族に人気のお弁当のおかず」を聞いたところ、全国ランキングは第1位「鶏のから揚げ」、第2位「卵焼き・スクランブルエッグ」、第3位「ハンバーグ」という結果になった。

お弁当を作る人に「作成時間」を聞くと、全国平均は17分57秒という結果になった。都道府県別で最短は「群馬県(14分34秒)」で、2019年と同様にお弁当作りにかける時間が最も短い県となった。第2位は「北海道(14分44秒)」、第3位は「山梨県(15分16秒)」でした。一方、最長は「岡山県(21分34秒)」という結果だった。

全国に住む20代~60代の男女に「お弁当を作る頻度」を聞くと、28.0%が「月に1回以上作る」と回答。月に1回以上、お弁当を作る人の割合を都道府県別に見ると、最多は「島根県(36.4%)」、第2位は「福井県(35.9%)」、第3位は「岩手県(35.3%)」だった。一方、最少は「愛知県(22.4%)」という結果になった。


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