夏に食べたい麺類、そうめん・ひやむぎ・うどんの違いも定義されている?!

麺の始まりは、1200年前の奈良時代に唐から輸入されていた策餅(さくべい)だといわれている。そして、現代に飛んで、冷やして食べるために細くしたのが「そうめん」、太いものが「うどん」や「ひやむぎ」というわけだとか。しかし、今では「そうめん」が冷たいつゆ、「うどん」は熱いつゆで食べるとは限らない。一方、「冷やし中華」は名前には関係なく、日本が発祥の地といわれ、冷麺とも呼ばれる。中華料理といえば「熱い」イメージがあったが、戦前、仙台の中華飲料理店が暑い夏にも食べられる麺として考案。同じ頃、東京でも同じような動きがあったという。そこで、ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「夏に食べたい麺類について」アンケートを実施した(調査期間:5月、サンプル数:男女1000人、調査方法:インターネット調査)。

「夏に食べる麺は?」

「夏に麺類を食べるか?」という質問に対して99.0%が「麺類をたべる」という結果になった。ほぼ全員が夏にも麺類を食べている。「冷たい麺」(68.7%)と「どちらかといえば冷たい麺」(24.2%)を合わせると、9割以上が夏には「冷たい麺」を食べている。夏に冷たい麵を食べる人が多いことがわかった。夏に麺類を食べる頻度は「週2~3回程度」が最も多くて42.6%。次いで「週1回程度」が29.8%だった。「ほぼ毎日」は9.1%にとどまっている。夏に食べる麺を複数回答可で質問したところ、総回答数は3494と回答者1人当たり3つ以上。トップは「そうめん」の23.1%となった。2位は「冷やし中華」19.7%、3位は「そば」14.9%だった。

フリーで麺類に使う好みの薬味を回答してもらったが、「ネギ」と回答した人が約600人と圧倒的な多数派だった。他には「しょうが」「わさび」「唐辛子」「みょうが」「大葉」「しそ」「のり」「こしょう」「ごま」「ゆず」「わけぎ」などが挙がっていた。薬味は料理をよりおいしく食べるために加えるものだが、名前からもわかるように、健康上の効能もたくさんある。例えば、ネギにはカルシウム、ビタミンA、ビタミンCなどが含まれているほか、魚や肉の臭みを取る効果も確認されている。また、わさびや生姜には強い抗菌作用がある。中国最古の薬物学書「神農本草経」には、「食物には甘、苦、酸、辛、鹹(塩味)の五味があって、それぞれに効能があり、これを薬味と呼んだ」と記されているそうだ。

そうめん、ひやむぎ、うどんの違いがJAS(日本農林規格)で定められている。この3種の麺の原料はいずれも小麦粉だが、「乾めん類品質表示基準」では、機械でつくる「干しめん」のうち、そうめんは直径1.3mm未満、ひやむぎは直径1.3mm以上~1.7mm未満、うどんは直径1.7mm以上となる。手延べめんでは、そうめん、ひやむぎが直径1.7mm未満、うどんが直径1.7mm以上となる。手延べめんの「そうめん」と「ひやむぎ」が同じ分類になっているのは、機械で切るのではなく手で延ばすので、太さが微妙に変化していて区別がつきにくいからだとか。これがつゆとからんで、のど越しが良くなる理由だという。

今年、様々な飲食店で提供される冷たい麺についてみてみよう。

マコトフードサービスは、5月10日からラーメンチェーン「ラーメン まこと屋」で販売開始した「盛岡冷麺」について、夏季の主力商品として夏季期間における販売を8月18日まで行う。ラーメンまこと屋では、盛岡冷麺の本場・秋田県盛岡市で製麺された麺を使った「盛岡冷麺」を夏季限定で楽しめるとのこと。創業以来、約20年にわたって「冷たい期間限定メニュー」として「冷やし中華」や「サラダ麺」等の商品を提供してきたが、冷麺については同社が納得する仕上がりになるまでに長い時間を要したという。度重なる試行錯誤や本場盛岡で麺を仕入れるための交渉などを経てようやく完成したのが、今回提供を開始した「盛岡冷麺」とのこと。妥協なく胸を張って提供できるクオリティの味になったため、全国75店舗の「ラーメンまこと屋」で販売する運びとなった。コシのある麺と、さっぱりとしていながらコクのあるスープが織りなすのは、本場にも劣らない盛岡の味。ぜひラーメンまこと屋で賞味してほしい考え。

「冷やし肉つけ麺」

京都北白川ラーメン魁力屋をチェーン展開する魁力屋は、6月21日から、「冷やし肉つけ麺」を期間限定で販売開始した。「つけ麺」はなんと魁力屋創業以来、初登場とのこと。長い準備期間を経て、この度夏季限定メニューとして登場することになった。さっぱりとしながらもコクと旨味のある“胡麻つけ汁”に、フライドガーリックのザクザク食感が楽しめる“特製ラー油”を回しかけ、喉越しの良さにこだわったツルツルの“平打ち中太麺”が絶妙に絡む一杯となっている。こだわりのトッピング“豚バラチャーシュー”は、冷たい状態でも美味しく食べられるよう何度も試作を重ねてきた逸品となっている。一口食べただけで口の中いっぱいに旨味が広がる。食べ応え抜群の涼やかな一杯、この機会にぜひ堪能してほしいという。

左から:「五目冷麺」「棒棒鶏冷麺」「トマト冷麺」

リーガロイヤルホテル広島の6階「チャイニーズダイニング リュウ」では、7月3日から8月31日の平日限定で「選べる冷麺ランチ」を提供する。暑い夏に食べたくなる、喉越しの良い冷たい麺が「チャイニーズダイニング リュウ」で登場する。今年は、「選べる冷麺ランチ」のラインアップに、“五目冷麺”、“棒棒鶏冷麺”、“トマト冷麺”の3種の冷麺を用意した。“五目冷麺”は、海老・帆立貝・イクラ・イカなどの海鮮を中心に、12種の具材を美しく色鮮やかに盛り付けた、食欲をそそる冷麺とのこと。醤油ベースのタレの秘訣は、凍頂烏龍茶。凍頂烏龍茶のもつフルーツのように華やかで深い香りと甘みによって、タレにあっさりとした中にもコクが生まれ、全ての具材をバランスよくまとめている。そして“棒棒鶏冷麺”は、料理長イチオシの一品だとか。濃厚でまろやかな胡麻ベースの甘めのタレは、柔らかく蒸した鶏の旨みを引き立てる。また、辛さを調節できるよう、自家製ラー油は別添えで用意した。子どもから大人まで好みに合わせて楽しめる。“トマト冷麺”は、海老・イカ・トマト・アスパラガスを華やかかつ可愛らしくトッピングした。トマトの甘みや酸味でさっぱりと味わえるタレとともに“つけ麺スタイル”で楽しめる、トマト好きにはたまらない一皿となっている。「選べる冷麺ランチ」は、3種の冷麺から1品を選べるほか、蒸し点心3種・ミニチャーハンのどちらかも選べ、デザート3種が含まれる。さらに、オプションで“牛肉とピーマンの炒め”などのメイン料理を追加することができ、コース仕立てでも堪能できる。食で涼を感じられる個性豊かなリュウの冷麺を、ぜひ賞味してほしい考え。

JR大阪駅直結ルクア大阪10階、淡路島で育まれた食材とソースで味わう生パスタ専門店「島パスタ MIKE(ミケ)」。夏の季節限定・冷製パスタが登場する。暑い季節にうれしい冷たいパスタには、いつもの店内製麺生パスタではなく、淡路島産の手延べパスタを使用。手延べそうめんの技法を生かして製麺された、サラッともちもちで風味が生きたパスタとなっている。人気の生プリンや、フレーバーウォーターなどを選んで付けられるセットとともに、楽しんでほしいとのこと。平野製麺所の淡路島ぱすたは、国産小麦粉の香り高い風味と生パスタのようなモチモチの食感が特徴とのこと。ソースとの絡みも抜群で今回おすすめの麺を島パスタMIKEならではの冷製パスタで楽しんでほしいという。


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