味覚を敏感に感じる「スーパーテイスター」とは? 不思議な味覚を持った生き物たちも紹介

みなさんは、「スーパーテイスター」という言葉を聞いたことはありますか? スーパーテイスターとは、普通の人よりも敏感に味を感知できる能力を持った人のことをいいます。その割合は、4人に1人、全人類の約25%といわれています。スーパーテイスターは、味蕾のある舌の茸状乳頭の密度が高いことから、普通の人たちよりも繊細に味を感じることができると考えられています。

スーパーテイスターの人は、特にプロのシェフ、ワインや日本酒のソムリエなどに多い傾向があるといわれています。また、スーパーテイスティング能力は男性よりも女性に多いとされています。

スーパーテイスターの特徴としては、好き嫌いが多い、特に苦みを嫌う、脂肪分の多い脂っこい物を不快に感じるなどがあるそうです。外食をした時に甘すぎる・しょっぱすぎる・味が濃いなどとつい不満をいってしまう人は、単なるわがままではなく、スーパーテイスターの持ち主である可能性があるかもしれません。

人間以外にも、地球上には不思議な味覚を持った生き物がいます。例えば、イカやタコは、味覚受容器官が主に腕や口の周りに並んでいる吸盤にあり、非常に強い味覚を持っています。タコは1つの吸盤に味覚受容器官を約1万個持っているとのこと。1本の腕に200個以上の吸盤を持っているので、8本で約1600万個もの受容器官があるということになります。イカはタコよりも吸盤数が少ないため、タコほどではないですが、かなり優れた味覚を持っているそうです。

また、ハエは、足で味覚を感知します。一番前の足に味感覚子と呼ばれる味覚センサーがついていて、それで味覚を感知しています。それは、口に入れる前に食べ物なのか、毒物なのかを判断するためです。つまり、ハエが前足をこすり合わせる仕草は、命を守るための味覚センサーをキレイに掃除して、メンテナンスをしているところなのです。(監修:健康管理士一般指導員)


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