味覚の機能を高めるポイントは? 「亜鉛」を多く含む食品を積極的に摂取しよう

私たちの味覚は、健康のバロメーターの一つです。食べ物をおいしいと感じているときは、身体の調子も良い状態といえます。味覚は年齢とともに変化するだけでなく、さまざまな要因で変化するため、味覚の違和感や変化があった場合には、日々の生活を見直すことが大切です。では、味覚障害を防止し、味覚の機能を高めるにはどうしたらよいのでしょうか。

味覚障害にならないためには、亜鉛を含む食品の摂取や栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。日本では、1日分の亜鉛の摂取推奨量は、成人男性で10mg、成人女性で8mgとなっていますが、体外に排出されるものが大半であるため、食事で毎日摂取することが難しい場合はサプリメントで補給するのも一つの方法です。

特に、インスタント食品や加工品には、血中の亜鉛と結合する添加物などが含まれているため、このような食品ばかり利用する人は、亜鉛不足による味覚傷害が起こりやすいといわれています。亜鉛を多く含む食品としては、牡蠣や納豆、卵、牛肉、豚肉、レバー、うなぎ、海苔、カシューナッツなど身近なものがたくさんあります。そのため、バランスの良い食事をしていれば、亜鉛が不足することはあまりないとされています。

また、レモンに含まれるクエン酸とビタミンCには、亜鉛を体内で吸収しやすい形に変える働きがあります。生牡蠣や牡蠣フライを食べるときに、レモンをかける人も多いと思いますが、これはおいしく食べるだけでなく、亜鉛の吸収を高めるためにとても利にかなった食べ方といえます。(監修:健康管理士一般指導員)


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