冬場に心筋梗塞を起こさないための10箇条

心筋梗塞は、12月~3月にかけて発症する人が増える傾向があります。この原因には、冬の急激な温度差による血圧の変化と血管の収縮が大きく関係しています。代表的な疾患としては、「ヒートショック」が挙げられます。例えば、暖房の効いている部屋から寒い脱衣所に移動し、そこから浴槽に体を入れた瞬間との温度差は約25℃以上にもなります。この時の温度変化により、血圧が急激に変動して心臓や血管に一時的に大きな負担がかかることで心筋梗塞を引き起こしてしまいます。

特に、動脈硬化を患っている人は、心筋梗塞のリスクが高いため、冬場の温度変化に気をつけることが重要です。では、ここで冬場に心筋梗塞を起こさないための10箇条を見てみましょう。

(1)冬場は脱衣所と浴室を暖かくしておく
(2)風呂の温度は38~40℃と低めに設定する
(3)入浴時間は短めにする
(4)入浴後にコップ1杯の水分を補給する
(5)高齢者や心臓病の人の入浴中は、家族が声をかけて確認する
(6)入浴前にアルコールは飲まない
(7)収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110㎜Hg以上ある場合は入浴を控える
(8)睡眠時の発汗で血液が濃縮しているため、朝起床時はコップ1杯の水を補給する
(9)寒い野外に出るときは防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用する
(10)タバコを吸っている人は禁煙する

この10箇条を守ることで、冬場の心筋梗塞のリスクを抑えることができるそうです。特に、強烈な寒波によって大幅に気温が低下している今の時期は、体の熱が外に逃げないよう、暖かい服装を心がけましょう。

これから外出をする予定の人は、重ね着をすると、衣服の間に空間が生まれて冷気から受ける刺激を緩和することができるのでおすすめです。また、マフラーや帽子、手袋などで、首筋や手首、頭を保温することで、冷たくなった血液による血管の収縮を防止し、血圧の急激な上昇を避けることができます。寒暖差への対策をしっかりして、冬場の心筋梗塞から身を守ってください。(監修:健康管理士一般指導員)


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