口呼吸をすると口内や喉のトラブルにつながる? 睡眠時無呼吸症候群を引き起こすことも

私たちは無意識に呼吸をしていますが、気がつくと口を開けて口呼吸になっているという人はいませんか? 口呼吸をしていると、口の中全体が乾燥して口内の細菌が繁殖しやすくなり、歯周病やむし歯、口臭の原因になるとされています。また、鼻呼吸では鼻腔が吸った空気を加湿して温めたり、異物を除去したりするエアフィルターのような機能がありますが、口で空気を吸うと、ダイレクトに空気中の雑菌や異物を体内に取り入れてしまうことになります。

そのため、口呼吸を続けていると、異物が除去されない、冷たい、乾燥した空気が吸引されることで、喉や気道が傷つきやすくなってしまいます。さらに、眠っているときに口呼吸であると、口を開けていることが多くなり、舌の位置がのどの方に下がるため、いびきをかきやすくなり、ひどくなると睡眠時無呼吸症候群の原因にもなるので注意が必要です。

自分が口呼吸をしているか自覚がないという人は、次の項目をチェックしてみましょう。どれか一つでも当てはまる人は、口呼吸を行っている可能性があるそうです。

・朝起きると、口の中が渇いている、または唇や喉がヒリヒリする
・夜中に喉が渇いて水分が欲しくなることが多い
・口の中が粘ついて気持ち悪いことがある
・口臭を感じることがある
・集中したときなどに口が空いていることが多い
・口内炎ができやすい

また、食事をするときに、よく噛まずに食べたり、やわらかい食物を好み、歯ごたえのあるものをあまり食べない人は、口周辺の筋肉がゆるむことで口呼吸になりやすいといわれています。

今まで口呼吸をしていた人が、急に鼻呼吸に変えるのは難しいですが、普段からよく噛んで食べるようにしたり、顔の筋力をアップさせるように口を大きく開けたり、舌を上下左右にしっかり動かすようなトレーニングをすることをおすすめします。また、睡眠時は鼻を出した状態で口をマスクで覆い、自然と鼻で呼吸するように促すのもよいとのこと。マスクで口を覆うと、喉の乾燥が改善されるので、風邪の予防にも効果的です。(監修:健康管理士一般指導員)


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