アロマセラピーの効果とは? エッセンシャルオイルの香りで心身を穏やかに

香りは、私たちにさまざまな影響を与え、うまく生活に取り入れることで心や体の健康の維持へとつながり、集中力を高めたり、緊張を和らげるなど、多くのシーンで役立てることができます。そこで今回は、アロマセラピーを使って、香りを効果的に日常に取り入れる方法について紹介します。

アロマセラピーとは、「植物から抽出した香り成分であるエッセンシャルオイル(精油)を使って、心身のトラブルを穏やかにし、健康や美容に役立てていく自然療法」と定義されています。自然療法とは、人間が本来持っている自然治癒力を高めることによって、病気を未然に防ぐ、治癒を促す、体質を改善するなどの健康の維持、増進を図ることを意味します。

植物が持っている香りを、心身の癒しに役立てようという考えは、数千年前からあったそうです。20世紀初頭に「アロマセラピー」という言葉が登場し、エッセンシャルオイルやアロマセラピーの研究が進んだ現在では、美容、健康の増進、リラクゼーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。

香りの刺激は、集中力を高めたり、鎮静効果をもたらしたりします。ほかにも免疫力に関係するNK細胞が活性化したり、女性ホルモンのエストロゲンが増加したり、月経不順が整ったり、メラニン産生を抑制するなど、多くの身体への効果が報告されているそうです。

では、代表的なエッセンシャルオイルとその作用についてみていきましよう。「ラベンダー」の香りには鎮静作用があり、ストレスで緊張した心と体をリラックスさせる効果があるといわれています。優しい香りでスキンケアにも用いることができます。また、鎮静作用もあり、頭痛や胃痛、月経痛などの痛みを鎮めてくれるとのこと。

「ペパーミント」の香りは、スッキリとした清涼感が特徴です。優れたリフレッシュ作用を持ち、ストレスや神経疲労を和らげて眠気を抑えてくれます。また、抗菌作用もあるため、風邪気味の時などにはティッシュペーパーにペパーミントのエッセンシャルオイルを数滴たらして吸入したり、ぬるま湯に垂らして蒸気を吸入すると効果的とされています。

「グレープフルーツ」の香りは、交感神経を活性化することで、脂肪の分解や燃焼を促進するといわれています。また、消化器系の働きを正常化させ、食べ過ぎの傾向がある人には食欲をほどよく調節できる働きがあります。さらに、血流を促進させ、うっ滞除去作用もあるため、血液やリンパの循環を促進し、体内の水分の滞りを改善する効果にも期待できるそうです。(監修:健康管理士一般指導員)


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