行事を楽しみながら正月太りを防ぐには

年末年始には忘年会や大みそか、お正月、新年会など行事が多く、普段はあまり食べないごちそうを食べたり、お酒を飲んだりする機会も増える人も多いのでは? また、休暇に入る人も多いため、生活リズムの乱れや活動量の低下などが起こり、普段よりも太りやすい生活習慣になりがちに・・・。そのため、自分でも気づかないうちに、“おなかポッコリ”の正月太りになっている人も多いようです。そこで、今回は行事を楽しみながらできる肥満予防法をご紹介します。

年末年始は、初日の出を見たり、夜中に初詣に並んだりと普段は寝ている時間に起きている場合があります。また、久しぶりに再会した親戚や友人と深夜までお酒を楽しむこともあるでしょう。もちろん楽しむことも大切ですので、健康な人であればあまり問題はありません。しかし、この生活が何日も続いてしまうと、生活習慣の乱れにつながり、正月太りの原因となってしまいます。そのため、行事を楽しんだ後はしっかりと正しい生活リズムに戻すことが大切です。

生活リズムが乱れると、太りやすくなるといわれています。その理由の一つに関わっているのが「BMALI(ビーマルワン)」です。BMALIは、脂肪をため込む働きがあり、22時以降分泌が活発になります。そのため、食事が消化・吸収されるまでの時間を考えると20時くらいまでに夕食を終えることが理想です。また、睡眠不足になると食欲を抑制するレプチンの分泌が低下し、食欲を増加させる「グレリン」の分泌が増加するといわれています。休みの日でも早寝早起きをし、バランスの良い食事を心掛け日中は適度に身体を動かすといった規則正しい生活を送りましょう。

おせち料理など、美味しいごちそうはつい食べ過ぎてしまいますよね。そこで、しっかり味わって食べることをおすすめします。味わいながら食べることで、より美味しさを感じことができるだけでなく、自然と咀嚼回数が増加して、食欲中枢の満腹中枢に刺激が伝わり、食べ過ぎを防ぐことができ肥満予防にもつながります。正月太りにならないためにも、1口約30回を目安に咀嚼するようにしましょう。

また、しっかり味わうことに加え、規則正しく食べることで、「この時間に美味しい食事を食べることができる」という食への期待感が高まり、「オレキシン」というホルモンが分泌されるという報告があります。オレキシンは、筋肉での糖の利用を活発にさせる働きがあるため、血糖値の上昇を抑制することができ、肥満予防につながるといわれています。

肥満の予防は、健康づくりにおいて基本となります。2023年も健康で過ごすことができるよう、規則正しい生活を心がけながら行事を楽しんで、適正体重を維持していきましょう。(監修:健康管理士一般指導員)


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