老化を遅らせるための秘策とは?腹八分目で「長寿遺伝子」をオンにしよう

私たちの身体は、年齢と共に老化していきます。これは誰もが避けることはできませんが、老化の速度は人それぞれ。同じ年齢でも、見た目が全く異なるというケースも珍しくありません。では、老化を遅らせるためには、どうしたらよいのでしょうか。今回注目するのは、私たちが体内に持っている寿命にかかわる遺伝子「サーチュイン遺伝子」です。活性酸素の発生を抑え、テロメアを延伸させるなど老化予防につながることから「長寿遺伝子」と呼ばれています。

長寿遺伝子は、誰もが持っていますが、ほとんどの人で働いていないといわれています。この状態では、年齢と共に着実に老化が進んでしまいます。眠っている長寿遺伝子を目覚めさせるには、エネルギー摂取量を減らし、身体をいつもよりも少し飢餓状態にすることがポイントとされています。

エネルギー制限の目安となるのが「腹八分目」です。たくさん食べてしまうと、長寿遺伝子の働きは低下してしまうため、「腹八分目」をいかに継続させるかが大切になります。ただし、すでに食が細くなっている人がエネルギー制限をすると、低栄養になる危険性があるので注意が必要です。また、空腹時間を一定時間確保することで、老化によって機能が低下する「オートファジー」が活性化するため、老化防止につながると考えられています。

先進国では、飢餓と無縁の暮らしをしている人が大半ですが、長寿遺伝子やオートファジーの働きを活性化させ、若々しい身体を維持するために、いつもよりも少し食事量を減らして、空腹を感じる時間を確保してみることをおすすめします。

このほか、元気に長生きするためには、やはり笑顔や刺激のある生活を送ることも大切です。特に、会社を定年退職して現役を退いた場合など、コミュニケーションをとる機会が減ってしまうと、脳の老化を招き認知症へつながる可能性もあります。家族だけではなく、趣味などを通じて活動の場を広げ、友人との会話を楽しみ、笑いのある生活を送るようにしましょう。

また、好奇心を抱くことは、脳内物質のドーパミンに関係しており、快楽を感じたり、物事を成し遂げる集中力を発揮させるため、脳の活性化につながるといわれています。(監修:健康管理士一般指導員)


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