「憂うつ」と「うつ病」の違いとは? 憂うつな気分が長引き日常に支障をきたしている人は要注意

誰でも日々の生活の中で、ストレスになる嫌なことや物事がうまくいかないことがあれば、気分がふさぎ、落ち込みます。このような沈んだ気分や状態を「憂うつ」といいます。本人は、憂うつの原因をわかっている場合が多く、その原因が解決・解消されたり、あるいは原因がそのままでも憂うつを忘れさせてくれるような嬉しい出来事が起きたり、家族や友人の支え、趣味で気晴らしをすることで改善します。大抵は、時間の経過とともに自然と憂うつな状態から抜け出すことができます。

しかし、このような憂うつな気分や状態の程度が重く、日常生活に支障をきたしている場合や、長期にわたって(2週間以上)ほぼ毎日(1日中)続く苦しみやつらさを抱え、自殺願望を感じてしまうような場合は、「うつ病」の可能性が高いといえます。

うつ病になると、これまで楽しんできたことが楽しめなくなり、趣味や喜ばしい出来事に関しても無気力で無関心な状態になります。ただし、若い世代に多い「非定型うつ病」の場合は、好きなことや関心があることに対してだけは、憂うつな気分や状態から一時的に抜け出せて明るくなれます。そのため、周囲の人からはうつ病だと思われず、「怠けている」「わがまま」と映ることが多いそうです。

うつ病の症状としては、憂うつ感、意欲低下、倦怠感、焦燥感があり、本人は非常に苦しみ、学校や職場に通えなくなるほど日常生活に支障をきたします。うつ病を放っておくと時間の経過とともに悪化し、自殺を選ぶ可能性も高まります。早期発見・早期治療が大切とされているので、まずは「憂うつ」と「うつ病」の違いを理解して、気になる人は早めに医師に相談することをおすすめします。(監修:健康管理士一般指導員)


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