不眠症を引き起こす要因とは? 長引く不眠は日常生活に支障をきたすことも

「眠りたいのに眠れない」そんな不眠を経験したことのある人は少なくないと思います。例えば、子どもが遠足の前日に興奮して眠れない、高校受験や大学受験、社会人であれば大事な会議やプレゼンの前日に緊張で眠れないなど。しかし、多くの場合は、一時的に眠れなくなるだけで、気がかりな事柄が過ぎ去ればぐっすりと眠れるようになります。問題となるのは、不眠が長期間続き、肉体的にも精神的にもきつくなったり、日中に急に眠くなったりして日常生活に支障をきたしてしまう場合です。

不眠を引き起こす要因としては、騒音や温度変化などの物理的ストレッサー、不安や緊張などの精神的ストレッサー、シフトワークなどの生活リズムの乱れ、病気を要因とする痛み、かゆみや発熱など、他には、カフェインやアルコール、薬など、さまざまなことが挙げられます。

本来、睡眠中は副交感神経が優位になっており、脳や体を休めている状態です。しかし、さまざまな要因によって副交感神経が優位にならずに、交感神経が強く働いていると、睡眠中枢や覚醒中枢にも影響を与えるため、不眠を引き起こしてしまうのです。

短期間の不眠症は、不安や心配事などがなくなることで解消されますが、不眠が長く続くと「今夜も眠れないのではないか」「早く眠らなければ」という意識がストレッサーになり、ますます眠れなくなってしまいます。こうした不眠を神経生理性不眠症といいます。眠れない不安が交感神経を強く働かせてしまうのです。また、寝る直前までスマートフォンの画面を見ていると交感神経が強く働き、心配事や不安なことがなくても不眠を招くことがあるので注意しましょう。(監修:健康管理士一般指導員)


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