高機能玄米協会、6年ぶりとなる「玄米食白書2025」を発表、現役プロアスリートが語る玄米食の魅力やアレンジメニューを紹介

「金のいぶき」を使った玄米アレンジメニュー

“玄米”の魅力を発信する業界団体である高機能玄米協会は、玄米の市場環境や消費実態の把握を目的に、2019年以来6年ぶりとなる「玄米食白書2025」を取りまとめ、7月29日に発表した。同日に行われた記者発表会では、「玄米食白書2025」の概要について説明した他、プロアイスホッケーチーム「H.C. 栃木日光アイスバックス」に所属する福藤豊選手がオンラインで登壇し、現役プロアスリートの視点から玄米食の魅力について語った。また、管理栄養士で、玄米「金のいぶき」のフードプロデューサーを務める葛西佳奈氏が、玄米を使ったアレンジメニューを紹介した。

高機能玄米協会 会長の尾西洋次氏

「当協会は、2009年に『日本発芽玄米協会』として発足し、2014年6月には玄米の新品種『金のいぶき』を“戦略的米資源”と位置付け『高機能玄米協会』へと名称を変更した。そして、2019年に『玄米白書2019』を発刊。『金のいぶき』の動向や嗜好性を中心に調査を行った」と、高機能玄米協会 会長の尾西洋次氏が挨拶。「その後、新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延によって、免疫力を高める重要性が注目され、腸内環境を整える上で、玄米を含めた健康米といわれるカテゴリが成長。こうした状況の中、業界団体として、玄米食や健康米の今を編纂する必要があると考え、6年ぶりとなる『玄米食白書2025』を発刊した。今回は、“令和のコメ騒動”の只中にある生々しさを重視し、玄米食や健康米の可能性、実際に玄米食を続けている人の意見や感想、海外で発展し始めた玄米食の現状などを記録した」と、「玄米食白書2025」を発刊する背景や意図について述べた。

高機能玄米協会 参画企業の玄米商品ラインアップ

「『玄米食白書2025』の第1部では、コメの市場動向、健康米と加工米飯の市場動向、および海外や国内での知られざる発展事例をまとめている。家庭用米の2025年の市場規模は約2兆1600億円で、そのうち玄米は約810億円、玄米と雑穀を合わせた健康米は約970億円となった。健康米の市場動向では、米価高騰によって、いつものご飯に雑穀やもち麦、発芽玄米を混ぜるかさまし需要が拡大傾向にある。海外展開としては、香港百農社の店舗での『金のいぶき』おにぎり販売や中国蘇州における発芽玄米の製造販売などを紹介している」と、健康米のニーズが国内外で拡大しているという。「第2部では、玄米食に関する意識調査とPCSデータによる売上の推移をまとめている。意識調査の結果からは、玄米食によるビタミン・ミネラル補給やダイエット効果に魅力を感じている人が多かった一方で、その認知度は低く、情報発信への課題が浮き彫りになった。最後の第3部では、約4年間玄米おにぎりで試合後のリカバリーをしているアスリートが語る玄米食の魅力や、約9年間学校給食で週1回玄米ごはんを提供している学校の事例を掲載している」と、「玄米食白書2025」の内容や注目トピックスについて紹介した。

H.C. 栃木日光アイスバックスの福藤豊選手

続いて、H.C. 栃木日光アイスバックスの福藤豊選手がオンラインで登壇し、“アスリート食”としても注目される玄米の魅力を現役プロアイスホッケー選手の視点から語ってもらった。H.C.栃木日光アイスバックスでは、高機能玄米協会と協力し、玄米食がアスリートにどのような影響を与えているのか、定性調査を実施したという。約4年前から「金のいぶき」を食べ続けている福藤選手に感想を聞くと、「こんなに美味しい玄米があるのかというのが、『金のいぶき』を初めて食べたときの印象。玄米はどうしても好き嫌いがあって、苦手な人もいるが、僕にとって『金のいぶき』はとてもおいしく食べることができるので助かっている」と、その味わいを絶賛。「子どもたちは玄米パスタが好きで、特に一番下の子どもがよく食べている。また、子どもが便秘気味の時には白米に玄米を混ぜて食べてもらっている」と、家族で玄米食を取り入れていると話していた。

「金のいぶき」玄米ごはん

「個人的には、玄米は完全栄養食だと思っている。今日も朝、玄米おにぎりを食べてきたが、練習や試合の現場でも手軽に栄養を補給することができる。その意味で、玄米食を食べ続けることは、アスリートの身体にとっても非常に良いことだと感じている」と、アスリートにおける玄米食の重要性について強調。「今回の定点調査では、試合後のリカバリー食として玄米を食べ続けてきたが、白米に比べて玄米はよく噛んで食べる必要があるので、食べ過ぎを防ぐことができると思う。次の試合に向けた体重の調整も、玄米食の方がコントロールしやすくなった。今シーズンも全日本選手権はもちろんリーグ優勝目指して頑張りたい」と、引き続き玄米をリカバリー食に活用して試合でのパフォーマンスを高めていくと意欲を見せていた。

管理栄養士で「金のいぶき」フードプロデューサーの葛西佳奈氏

この後、管理栄養士で「金のいぶき」フードプロデューサーの葛西佳奈氏が、「金のいぶき」を使った玄米アレンジメニューを実演を交えて紹介した。まず、基本となる玄米ごはんのおいしい炊き方について、「『金のいぶき』を炊飯器で炊く際には、浸漬させずに白米モードで普通に炊いてほしい。スイッチが切れたら、ふたを開けずに15~20分蒸らし、さっくり混ぜるのがポイント。『金のいぶき』ならではの玄米の食感や甘みが味わえる。やわらかめのごはんが好きな人は、蒸らし時間を長めにするとよい」とアドバイスしてくれた。

「焼きさばと薬味の混ぜごはん・だしかけごはん」

今回、葛西氏が紹介したアレンジメニューは、「焼きさばと薬味の混ぜごはん・だしかけごはん」、「キンパ」、「玄米マカロニ入り冷たいチキンスープ」の3品。「焼きさばと薬味の混ぜごはん・だしかけごはん」は、暑さで食欲が落ちやすい季節の栄養補給におすすめの一品となっている。たっぷりの薬味とさばの干物を混ぜこんだまぜごはんとしても、冷たい出汁をかける出汁かけごはんとしても、おいしく食べられる。さばのかわりに鮭やあじ、鰆などを用いたアレンジも楽しめる。

「キンパ」

「キンパ」は、ゴマ油や海苔の風味との相性がよく、冷めてももちもち食感が持続する「金のいぶき」ならではのキンパ。タンパク質、ビタミン、ミネラルを一口でバランスよく摂取できるため、アスリートの捕食(サブミール)としてもおすすめとのこと。

「玄米マカロニ入り冷たいチキンスープ」

「玄米マカロニ入り冷たいチキンスープ」は、「金のいぶき玄米麺・マカロニタイプ」に鶏むね肉とたっぷりの野菜、サッパリとした冷製チキンスープを合わせた一品。タンパク質、ビタミン類、エネルギーのチャージが可能で、アスリートの練習後の栄養補給にも最適な機能性メニューに仕上げている。

高機能玄米協会=http://www.mfbr.org/
H.C. 栃木日光アイスバックス=https://www.icebucks.jp/


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