カゴメ、日本の野菜不足解消に向けて「野菜摂取推進プロジェクト」の大規模イベント「野菜をとろうフォーラム2025」を開催

左から:なすなかにしの中西さん・那須さん、松村沙友理さん、女子栄養大学の武見ゆかり教授

カゴメは、日本人の野菜摂取量が不足していることの理解を深め、野菜の重要性を訴求するための「野菜をとろうキャンペーン」の一環として、趣旨に賛同した企業・団体とともに「野菜摂取推進プロジェクト」を行っている。7月21日には、昨年に続き2回目となる大規模なイベント「野菜をとろうフォーラム2025」を東京・千代田区のイイノホールで開催し、「野菜摂取推進プロジェクト」参画企業全20社の他、約250名の人が参加。トークセッションや講演を通じて、野菜の魅力と上手な摂り方について理解を深めた。「野菜摂取推進プロジェクト」では、このようなイベントを通じて、日本の野菜不足解消に取り組んでいる。

カゴメ 代表取締役社長 山口聡氏が登壇し、「野菜摂取推進プロジェクト」の賛同企業を代表してプロジェクト概要や発足の背景について、日本の野菜不足をゼロに近づけていくことで、「健康寿命の延伸」という社会課題の解決に貢献したいという想いからであると紹介した。また、農林水産大臣 政務官 庄子賢一氏が登壇し、同フォーラムの後援に際し、挨拶した。トークセッションでは、なすなかにしさん、松村沙友理さんが普段の食事を発表しながら野菜事情について紹介したほか、女子栄養大学の武見ゆかり教授が、新しい塩分過剰摂取の対処法「ナトカリ」についての講話を実施し、食事のナトカリバランスを整えるコツを紹介した。

「ナトカリ」は、ナトリウム(塩分)とカリウムの摂取バランスを意識する考え方。ナトリウムは食塩の主成分で、摂りすぎると高血圧の原因になる。一方、カリウムは野菜や果物に多く含まれ、余分なナトリウムを体外に排出する働きがある。この2つの比率(ナトカリ比)を低く保つことで、高血圧や循環器病の予防に効果があるとされている。ナトカリ比を下げるには、塩分を控えるか、カリウムを多く含む食品を取り入れることがポイントとなる。

カゴメ 代表取締役社長 山口聡氏

カゴメ 代表取締役社長 山口聡氏が、「野菜摂取推進プロジェクト」の賛同企業を代表してプロジェクト概要や発足の背景について説明した。「当社は、日本の野菜不足をゼロに近づけていくことで、『健康寿命の延伸』という社会課題の解決に貢献したいと考え、2020年から『野菜をとろうキャンペーン』を始めた。まず自身の野菜不足を自覚してもらうこと、そしてなぜ野菜が必要なのか理解してもらうこと、そして、おいしくて上手なとり方を知ってもらうことが大切だと思い、野菜にかかわるさまざまな業界の企業と共に、『野菜摂取推進プロジェクト』を立ち上げ、20の企業と団体によって活動を行っている」と紹介する。「このプロジェクトの活動の一環として、なすなかにしさんと、松村沙友理さん、女子栄養大学の武見ゆかり先生とともに、野菜について楽しく学び、考えることで、野菜好きな人がもっと増えることを願って『野菜をとろうフォーラム2025』を開催した」と、イベントの趣旨について説明した。

左から:なすなかにしの中西さん・那須さん、松村沙友理さん

次に、なすなかにしさん、松村沙友理さんと女子栄養大学の武見ゆかり教授が登壇し、野菜のおすすめレシピや摂取方法についてのトークセッションを実施した。また、那須さんは“ナス”、中西さんは“にんじん”、松村沙友理さんは“トマト”の被り物を身に着けて野菜への愛を表現しながらの登壇となった。

なすなかにしの那須さん

2023年に脳梗塞を発症した後、昨年4月に芸能活動を復帰した那須さんと、2児の子どもを持ち家庭でも普段からよく料理をしているという中西さんからなるお笑いコンビ なすなかにしさんの二人。食事に気を使っている二人の間でも、こだわりが見られる部分は異なるとのこと。脳梗塞を経験してから食の意識改革をしたことを聞かれると、那須さんは「血圧は今でも毎日測っており、塩分を控えめにすることを意識するようになった」と話す。また、家庭での野菜の取り方を聞かれた中西さんは、「子どもも一緒に野菜を切ったり、その様子を動画で撮影するなど楽しく野菜を食べることを意識している」と、子どもを持つ父親ならではの工夫を語った。

なすなかにしの中西さん

自身のYouTubeチャンネル「もぐもぐさゆりんご」でも、食べることが大好きだと語る松村沙友理さん。イベント中に行った推定野菜摂取量が測れる「ベジチェック」で8.1と高得点の松村さんは、好きな夏野菜の“さゆりんご流”の食べ方を聞かれると、「本当にゴーヤが大好きで、最近はゴーヤの胡麻和えにハマっている」と、苦みを抑えてゴーヤを摂取する方法を告白した。

また、ナトカリについて聞かれると、なすなかにしさんも松村さんも「初めて知った」と会場でしっかりとナトカリの重要性について学んでいる様子だった。

松村沙友理さん

最後に、会場のみんなへのメッセージとして、中西さんは「なすなかよりナトカリ」といい、続いて松村さんはオススメのトマトジュースの飲み方とかけて、「ナトカリんご酢トマトじゅーちゅ」と松村さんらしさ全開で回答し、会場は笑いに包まれた。

女子栄養大学の武見ゆかり教授

第2部では、武見教授に「ナトカリ」について講義を行ってもらった。「高血圧予防に『減塩(ナトリウムを減らす)』が重要ということは広く知られており、減塩に取り組む人も増えている。しかし家族や親戚、友人との楽しい食事、外出先での食事、忙しいときの食事など、減塩の実践や継続が難しいときもある。近年、高血圧予防のために、ナトリウムの体外への排泄を促進するカリウムを野菜等から積極的に摂取し、ナトリウムとカリウムの摂取バランス(「ナトカリ」バランス)を意識した食生活を送ることへの関心が高まってきている」と話す。「日本人の多くは、塩(ナトリウム)を目標量よりも多く摂り過ぎている。一方で、カリウムの摂取量は目標に届いていない。ナトリウムを減らし、カリウムを増やすことで食事のナトカリ比は低くなる。まずナトリウムを控えめに、そしてカリウムを多く含む野菜や果物などの摂取量を増やしてほしい」と述べていた。

「野菜をとろうキャンペーン」は、野菜摂取の推進を目的として、カゴメが2020年1月から展開。カゴメの他19の賛同企業・団体とともに様々なプロジェクトを展開している。国の調査では、日本に暮らす多くの人が、ここ10年、野菜摂取の目標量350g/1日(「厚生労働省健康日本21」が推奨する1日の野菜摂取目標量は、350g)を達成できていない(令和5年国民健康・栄養調査(厚生労働省)での日本の1人当たりの平均野菜摂取量は約256g)ことがわかっている。この大きな目標達成に向け、2020年からカゴメは「野菜をとろう」を合言葉に一人ひとりの「野菜摂取の意識と行動」を変えようと日々活動している。一人でも多くの人に、従来の摂取方法にはとらわれない、前向きで楽しい野菜摂取方法を提案していく。

「野菜摂取推進プロジェクト」では、「野菜をとろうキャンペーン」に賛同する企業・団体の特徴や強みを活かしたタッチポイントで、野菜の魅力を発信し、野菜摂取量の拡大をめざす。プロジェクトの賛同企業・団体は現在19社。各事業領域におけるトップランナーたちが集い、それぞれの得意分野・強みを生かしながらこれまで数多くの共同企画を行ってきた。これまで160の企画を実施、のべ1億3000万人に野菜の情報を発信し、12万人に体験してもらった。

カゴメ=https://www.kagome.co.jp


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