- Study&Work2025/05/19 21:46
東京都、HTTを楽しく学ぶ体験型ブース「あつまれみんなのHTTアクション」をGXイベント「TOKYO GX ACTION CHANGING」に出展

東京都は、「HTT(電力を(H)へらす、(T)つくる、(T)ためる)」の認知拡大を目指した普及啓発活動の一環として、5月17日~18日に東京ビッグサイトで開催された、グリーントランスフォーメーション(GX)の体験イベント「TOKYO GX ACTION CHANGING~未来を変える脱炭素アクション~」において、スペシャルブース「あつまれみんなのHTTアクション」を出展した。ブースでは、子どもから大人まで楽しく学べる体験型コンテンツや身近なHTTグッズの紹介などを通じて、様々なHTT情報を発信した。
近年、ロシア・ウクライナ情勢によるエネルギー危機への対応や、その先の脱炭素に向けた取り組みが喫緊の課題となっている。こうした中で東京都では、気候危機への対応だけでなく、中長期的なエネルギーの安定確保や脱炭素社会の実現に向け、「電力を(H)へらす、(T)つくる、(T)ためる」の3つの観点から、都民・事業者と共に取り組みを強化・加速している。これまでに、FC東京やアルバルク東京といった東京に拠点を置くスポーツクラブや、ロッテや渋谷スクランブルスクエアなどの複数企業と連携し、HTTをより身近に感じてもらえるよう、推進・啓発活動を行ってきた。
そして今回、幅広い人々にHTTの取り組みを伝え、さらなる認知度向上を図るべく、5月17日~18日に東京ビッグサイトで開催されたイベント「TOKYO GX ACTION CHANGING~未来を変える脱炭素アクション~」に、スペシャルブース「あつまれみんなのHTTアクション」を出展した。「TOKYO GX ACTION CHANGING~未来を変える脱炭素アクション~」は、2030年のカーボンハーフ、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、化石燃料からクリーンエネルギー中心の社会へと転換するグリーントランスフォーメーション(GX)を体験できるイベント。都民一人ひとりがGXを理解し、行動を変えていくことを目指している。

では、スペシャルブースで展開されたコンテンツを紹介しよう。子どもから大人まで楽しく学べる体験型コンテンツとしては、「発電パンチチャレンジ!」と「節電タワーゲーム!」の2つを用意。「発電パンチチャレンジ!」では、叩くと発電できるサンドバッグを制限時間30秒の間にできる限り叩いてエネルギーをチャージ。発電量に応じて、10段階の「発電メーター」に電球が灯っていく。「(T)つくる」を可視化することで、電気をつくる大変さを実感してもらった。


「節電タワーゲーム!」は、様々なHTTアクションが描かれた積み木を、崩れないようにバランスを取りながら高く積んでいくゲーム。ゲーム終了後には、積み上げた積み木に書いてあるHTTアクションの中から、実際に取り組んでみようと思うHTTアクションのシールをプレゼントした。

展示コーナー「おしゃべりなHTTグッズ展」では、身の回りにあふれる様々なHTTグッズが一堂に集結。すぐに取り組める身近なHTTアクションを、まるでHTTグッズがしゃべっているかのような吹き出しパネルと共に紹介した。東京都がセレクションしたHTTグッズは、「人感センサー付きLED照明」「冷蔵庫カーテン」「節電タップ」「冷感インナー」「ソーラーランタン」の5点。

「人感センサー付きLED照明」は、人の動きを感知して自動で点灯・消灯するため、無駄な電力消費を抑えることができる。「冷蔵庫カーテン」は、冷蔵庫のドアを開けた際に冷気が逃げるのを防ぎ、庫内温度の上昇を抑えることで、冷蔵庫の電力消費を削減できる。

「節電タップ」は、使わない機器の待機電力をワンタッチでカット可能な電源タップ。こまめに電源をオフにすることで、日々の電気代を抑えることができる。「冷感インナー」は、汗を吸収しつつ体表温度を下げる素材を使用したインナー。エアコン設定温度を控えめにしても快適に過ごせるので、節電につながる。「ソーラーランタン」は、日中に太陽光で充電し、夜は電気を使わずに明かりを確保できる。防災用品としても活躍する環境にやさしい照明となっている。

また、今回のイベントに協賛した企業・団体が提供するHTTグッズも展示紹介された。ミンフルの「トイレスQ」は、アウトドアや災害時など使う場所を選ばない、電力を使用しない携帯トイレ。7月上旬にクラウドファンディングで先行販売する予定。Natureは「Remo E2」と「Remo Lapis」の2点を出展。「Remo E2」は、太陽光や蓄電池、V2H、エコキュートなどと連携し、電力の流れをモニタリング&コントロールできるサービス。無駄な電力を抑えて効果的に使用できる。「Remo Lapis」は、3つのエアコン節電機能を搭載し、自動で節電しながらも快適に過ごせる空間を提供する。

SPACECOOLの新素材「SPACECOOL」は、世界最高レベルの放射冷却性能を持つシート。建物や空調室外機に貼ることで、電気を使わずに涼しい空間をつくり、省エネと快適さを同時に実現する。カミーノの「ファーノ」は、広島に送られた折り鶴を再利用したうちわ。持ち手にヒノキの間伐材を利用しており、素材もエコに配慮している。イーエスジーテクノロジーズの「αESG」は、冷房や冷蔵庫などの冷却機器に取り付ける配管部材で、機械にかかる負荷を軽減し、より省エネで効率的に冷却することができる。学校などの施設に導入することで、毎年3tのCO2(教室10部屋分相当)が削減可能となる。

このほかに、HTTに関する意識調査も実施。商品・サービスを購入する際、「HTTに取り組んでいる企業の商品・サービス」を選ぶのかどうか、アンケート調査を行った。

なお、「あつまれみんなのHTTアクション」のブースでは、サステナブル運営として、再利用素材を使用した机やバックボードなどを活用していた。ブース内の机は、イベントで出る端材を素材として3Dプリンタで出力したという。

バックボードは、再利用可能なシートで作成しており、次のイベントでも使用できるとのこと。また、一部パネルには、リサイクル可能な素材を使用。原料である紙も間伐材から作られており、サステナブルなパネルとなっていた。

東京都=https://www.metro.tokyo.lg.jp/
あつまれみんなのHTTアクション=https://www.htt-tokyo.jp/
TOKYO GX ACTION CHANGING~未来を変える脱炭素アクション~=https://tokyo-gx-action.jp/
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