インスタント食品を8割近くが「好き」と回答、食べる頻度は「週1~3回」が最多

インスタント食品の「インスタント」は日本語にすると「即席」とのこと。湯を加えることで簡単に短時間で調理でき、保存食としても重宝されている。インスタント食品の代表格といえる「即席麵(めん)」は、日本で生まれたのだとか。1958年8月25日、日清食品が「チキンラーメン」を発売。「お湯をかけて2分間」をキャッチフレーズに「魔法のラーメン」とも呼ばれて、品不足になるほど売れたのだという。1960年には森永製菓が「インスタントコーヒー」を発売し、「インスタント」は流行語となり、食品の種類も広がっている。

ナビットが、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に行った「インスタント食品について」アンケートによると、インスタント食品を8割近くが「好き」と回答している。また、食べる頻度は「週1~3回」が最多で、最もよく食べるのは「ラーメン類」であることも明らかとなった。さらに、インスタント食品については「不満なし」が6割に達した。日本即席食品工業協会の調べによると、2021年度の即席麺の国内需要はカップめん・袋めん・生タイプを合わせて58億8770万食とのこと。日本人1人あたり年間47.7食になるのだとか。全人口の平均値のため実際の消費量に比べて低めの数字になるが、週に1食は食べている計算になる。60ヵ国・地域向けに1億2040万食も輸出されており、全世界では1000億食を超えるといい、日本で生まれた即席めんは、日本の国民食から世界を舞台にした食品へと飛躍しているといえそうだ。

それでは、カップめんや袋めん、生タイプの新商品をみてみよう。

「カップ新あさひ豆腐」

旭松食品は、3月1日から、即食麺タイプの「カップ新あさひ豆腐」(オープン価格)を発売している。高野豆腐売上No.1商品(インテージSCI 高野豆腐市場2021年4月~2022年12月累計購入金額)「小さな新あさひ豆腐粉末調味料付」の味が手軽に食べられるとのこと。1食で植物性たんぱく質8.8g(計算値)を摂取できるという。そのうち希少たんぱく質(レジスタントプロテイン)は3.0gだとか。熱湯を注いで1分、液体調味料を入れて混ぜるだけの簡単調理とのこと。和惣菜で人気の高野豆腐の含め煮をより手軽に食べられる。麺のような細切りの高野豆腐で、お箸で食べやすいとのこと。原料大豆には、環境保全等に配慮した、グローバルGAP認証取得農家との契約栽培大豆を使用している。

「盛田屋の大豆麺」

豆乳化粧品・健康食品等の販売を手掛ける豆腐の盛田屋(JIMOS)が販売する「盛田屋の大豆麺」(1袋600円:税込)は、豆腐づくりから得た知識を集結し、国産大豆とおからを使用して大豆の栄養を詰め込んだ新感覚ヌードルとのこと。大豆は、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素を含み、古来から日本人の食生活に欠かすことができない存在となっている。豆腐の盛田屋は、長年の豆腐づくりと大豆研究で得た知識を集結し、大豆の豊富な栄養素を一度に摂ることができる「盛田屋の大豆麺」の開発に着手。毎日の食事に取り入れやすく、多様なアレンジが叶う主食を目指し、試行錯誤の末に「盛田屋の大豆麺」が完成した。麺類の多くに含まれている小麦粉を大豆に替えることで、大豆に含まれるたんぱく質や食物繊維などの栄養を摂りながらも、糖質を抑えることができるとのこと。「盛田屋の大豆麺」は小麦粉不使用のため、グルテンフリーを意識している人でも楽しめる。カロリーを気にする人だけでなく、栄養不足が気になる人にもおすすめとなっている。

「夏麺 冷やしらーめん出汁醤油だれ」

伊藤ハムグループの菊水は、北海道旭川発祥の「らーめん山頭火」シリーズから、店主監修の「夏麺 冷やしらーめん出汁醤油だれ」(530円:税込)を発売する。「らーめん山頭火監修の冷やしらーめん」(店舗および夏季限定メニュー)は、1988年に北海道旭川で創業した「らーめん山頭火」監修の夏季限定の「冷やしらーめん」とのこと。醤油をベースにかつお節エキスと羅臼昆布エキスの風味を利かせ、ごま油を加えたすっぱくない甘味のあるスープが暑い季節におすすめとなっている。旭川ラーメンは低加水で練り上げた中細タイプのラーメンで、適度なコシと歯切れのある食感が特長だとか。冷たいスープとの絡みもよく、相性がぴったりとなっている。


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