- Leisure&Travel2025/12/09 20:06
星野リゾート、「星野リゾート トマム」ですべてが氷でできた静寂な空間で宿泊体験ができる「氷のホテル」をオープン

北海道の大地を感じるネイチャーワンダーリゾート「星野リゾート トマム」は、来年1月20日から2月20日まで、客室から露天風呂まですべてが氷でできた静寂な空間で宿泊体験ができる「氷のホテル」をオープンする。これは冬の最も冷え込む期間に合わせて現れる、期間限定のホテル。ドームの天井や壁、家具などすべてが継ぎ目のない一枚氷で造られている静寂に包まれた幻想的な空間で、宿泊体験ができる。氷に囲まれた氷の露天風呂で温泉を堪能するのもおすすめ。厳しい寒さが造り上げる、ここでしか体験できない特別な夜を過ごせる。
同リゾートが位置する占冠村(しむかっぷむら)は、1月から2月にかけて最低気温がマイナス30度に達するほど冷え込む地域。氷のホテルは、この厳しい寒さを活かした体験を提供する氷の街「アイスヴィレッジ」の最も冷え込む期間に合わせて現れる、期間限定のホテルとなっている。2008年から宿泊体験の提供を開始し、今冬で18年目を迎える。敷地内には白樺に囲まれた「氷の露天風呂」も併設。1日1組限定で宿泊体験が可能。宿泊をしない人も見学ができる。

氷のホテルは、温暖化が進む北海道の中でも極寒の内陸に位置するトマムが、長年の知見と技術によって実現した「継ぎ目のない一枚氷」で造られている。氷のブロックを積み重ねるイグルー(雪をブロック状に切り出して積み上げ、ドーム型に作った住居やシェルターのこと)や雪のかまくらは、ある程度の寒さがあれば作ることが可能だすが、この特殊な「アイスドーム」は、マイナス10度以下の日を数日間安定して確保する必要がある。建設には、マイナス10度から20度ほどの低い気温で、晴れて雪が降っていない夜という厳しい条件下でしか作業ができない。最初にバルーンを設置し、極寒の夜間に3日から5日かけて、水と雪を凍らせ固める。夜はマイナス30度にも達するトマムの特徴的な気候が透明できめ細かな氷を造り上げる。さらに、バルーンには緻密に計算され編まれたロープをかけて押さえつけることで、その部分の氷が厚くなり、柱となって建造物としての強度を実現。最後にバルーンを抜いて、直径約8.5メートル、高さ約3.5メートルのドーム型ホテルが完成する。光を反射させる氷は、アイスブルーと呼ばれ、極寒のトマムでしか作ることができない美しさを持っている。

天井や壁、ベッドなどの家具まで全て氷で造られた客室は、静寂に包まれている。一枚氷で造られているため熱が逃げにくく、室内気温は平均してマイナス5度から7度ほどに保たれることが多い。氷点下30度まで対応可能なシュラフ(寝袋)とルームウェアを用意しているため、氷のベッドの上でも朝まで暖かく快適に休める。また、ワインやノンアルコールドリンク、おつまみを楽しめる氷のミニバーを用意しており、幻想的な空間で滞在中いつでもお酒やおつまみを堪能できる。

氷に囲まれた氷の露天風呂では、占冠村の「湯の沢温泉」からくみ上げた温泉を堪能できる。温泉のお湯は、身体をじんわりと芯から温めるナトリウム塩化物冷鉱泉。湯船の周りは氷でできており、湯船で温まりながら氷のきらめきに包まれる幻想的な景色を楽しめる。また、晴れた日には上空に星空が広がる。
[「氷のホテル」概要]
期間:2026年1月20日(火)~2月20日(金)(予定)
時間:チェックイン21:40~/チェックアウト翌8:00
料金:1泊1名あたり2万8000円(税・サービス料込み)
含まれるもの:氷のホテル宿泊体験1日、氷の露天風呂、氷のミニバー、シュラフ、ルームウエア
対象:トマム ザ・タワー、リゾナーレトマムに宿泊の方で7歳以上
定員:1日1組(最少催行人数1名、最大2名まで)
予約受付開始日:9月18日
予約:公式サイトで7日前まで受付
備考:提供内容が一部変更になる場合がある
天候状況によって、営業時間が変更になる場合がある
見学は、17:00~21:30の間で無料。氷のホテルの営業期間に準ずる
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