永谷園が働く男女557名を対象に社会人のコンビニランチの実態を調査、約80%が週3日以上コンビニ通いをするヘビーユーザー

永谷園は、日々忙しく働く人々によって充実した食生活やライフスタイルに役立つ提案を行うことを目的に、「コンビニランチ」について調査を実施した(調査名:ライフスタイルに関するアンケート、調査対象:20代~40代 の会社員男女、有効回答数:557名、実施期間:9月3日~5日、実施方法:インターネット調査、対象地域:東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城・大阪の1都1府6県)。

“食欲の秋”を迎え、おいしいグルメを満喫したいと思う一方で、忙しい日々の中でそのタイミングを逃してしまう人も多いのでは。仕事日のランチは、多い人では年間200日以上。「忙しい」を理由に「なんとなく」「テキトーに」選んでしまうのはもったいないと考えている。

働く人々の多くが利用するコンビニランチ。その食べ方やメニューの選び方が充実したものになれば、毎日のランチ時間がもっと心地よく、前向きなものになるのでは。その想いから、全2回にわたり調査結果を発信する。第1弾となる今回は、働く人々の「コンビニランチの実態」について。

仕事がある日にランチを食べる人のうち「最も多いランチ形態」は、第1位「手作り弁当を持ってくる」(23.4%)、僅差で第2位だったのは「コンビニで購入」(22.3%)、第3位は「飲食店で食べる」(17.7%)となり、接戦となった。

またコンビニを選択した人に購入頻度を尋ねたところ、「週4日」以上は52.5%、「週3日」も加えると80.5%に及び、週3日以上利用する人を「コンビニヘビーユーザー」と定義すると、その割合は8割超となる。つまり、コンビニでランチを購入する人の大多数は、一時的な利用者ではなく、習慣的な利用者であることがわかった。

コンビニでランチを購入する理由は「時短」「オフィスから近い」など利便性の高さが上位になった。一方で「忙しくて飲食店に行く時間がない」「ランチ帯の飲食店は混むため」という「仕方なく」利用しているような意見もあった。

働く人々のコンビニランチの喫食頻度が高い中で、その動機がポジティブなのか否かを探っていく。

週1日以上コンビニで購入する人を対象に、購入する理由を最大3項目の複数選択で質問したところ、「購入時間の短縮」(43.2%)や「オフィスからのアクセスが良い」(41.5%)が上位となり、コンビニの利便性に価値を感じている人が多いことがわかる。他にも、「好きなコンビニ商品がある」(15.3%)などポジティブな動機も見受けられた。

一方で、第3位に「忙しくて飲食店に行く時間がない」(35.6%)が挙がり、また「ランチ帯の飲食店は混むため」(16.1%)など、外的要因によって仕方なくコンビニを利用する人(=ポジティブな理由ではない動機)も少なくはない。

動機の背景として、ゆっくりとランチを楽しむ余裕がないビジネスパーソンの社会環境が浮かび上がり、コンビニがその受け皿になっている現状が見えてくる。だからこそ、利用者が忙しい中でも満足感を得られるように、コンビニランチの多様化の必要性を感じる結果となった。

次に、コンビニでランチを購入するときの行動傾向をみていこう。

ランチタイム、コンビニ平均滞在時間5分以下は64.4%、3分以下は17.8%。「タイパ」を重視する傾向がうかがえる結果になった。

週1日以上コンビニで購入する人を対象に、購入する理由を最大3項目の複数選択で質問したところ、「購入から食べ終わるまでの時間を最小限にしたい」(28.0%)が第4位となっていたが、ランチタイムでのコンビニの滞在時間についても質問をした。

「コンビニで購入」が最も多いランチ形態の人を対象に調査すると、5分以下が64.4%、さらに3分以下では17.8%に及び、多くの人がコンビニランチの選択に時間をかけず、決まったものを、狙いを定めて購入していることが推測できる。

ランチにおいても「タイパ」を意識している人が多いことがうかがえる結果となった。

コンビニランチでよく購入する定番メニューは「3種類以下」が28%。コンビニ購入者のうち、4人に1人が3種類内でローテーションしていることが明らかになった。

コンビニランチで普段よく買う定番メニュー(お弁当、おにぎり、サンドイッチなど)の種類を質問したところ、3種類以下の合計は28%だった。

3種類以下と回答した人の約9割はコンビニヘビーユーザー(週3回以上コンビニランチ利用者)であり、コンビニ購入者全体の約1/4(25.4%)が、週3日以上を3種類以内のメニューでローテーションしていることが明らかになった。

メニューを固定化している背景には、「気に入ったものに投資したい」「失敗したくない」という昨今の購買行動の傾向も感じられ、またランチメニューに関してもトレンドである「推し化」もうかがえる。

一方で、3種類以下のメニューしか購入していない人たちのうち、実に63.6%が、同じメニューのローテーションによってマンネリを感じていることも明らかになった。

さらに、マンネリを感じているのにレパートリーを増やさない理由(最大3つの複数回答)としては、「そのメニューが好き」(23.8%)というポジティブな意見も一定数あった。しかし、第1位には「他に魅力的な商品がない」(28.6%)や「安さ」(28.6%)が挙げられている。

続いて「新しいものを食べて失敗したくない」(23.8%)という意見もあり、「気に入ったものに投資したい」「失敗したくない」という昨今の購買行動がここでも裏付けられている。

つまり、コンビニランチのメニューが固定化してしまっていることに課題を持ちつつも、それらを打開するための行動をとり切れない、ジレンマを抱えた人が多いことがわかった。

コンビニ派の人々に、実際どんな商品を購入しているかを尋ねる(最大3つの複数回答)と、「おにぎり」「パン」「サンドイッチ」といった、片手で食べられる「ワンハンド系商品」が上位を占めた。一方で、「お弁当」「カップラーメン」「チルド麺」「パスタ」といった1皿や1杯で完結する「ワンプレート系商品」の人気も根強い状況となっていた。

もっと自由に、もっと楽しく。週3日のコンビニランチのうち、1日だけでも「食べてみたい」と思った新しい商品を試してみたり、新たな組み合わせを楽しんでみたり。その小さな変化が、毎日が少し有意義で充実したものにしてくれるかもしれない。約200日の仕事日ランチが、少しでも幸せな体験になると、その積み重ねが人生そのものを豊かにしてくれるのではないだろうか。


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