- Drink&Food2025/11/05 13:39
カルビー、じゃがいものでんぷんをアップサイクルした代替のり「のりやん だし醤油味/わさび塩味」をアンテナショップで発売

カルビーは、ポテトチップスなどの商品製造時に出た、原料じゃがいものでんぷんをアップサイクルした代替のり「のりやん だし醤油味/わさび塩味」を11月5日からカルビーアンテナショップ「カルビープラス東京駅店」で数量限定発売する(なくなり次第、終了)。
「のりやん」は、社内の新規アイデア提案制度で若手社員が提案したアイデアで、じゃがいもでんぷんを“代替のり”にアップサイクルして発売するのは、カルビーグループで初めてとなる。
カルビーは、今年度までの3ヵ年変革プラン「Change2025」を掲げ、新規領域での事業展開を強化している。その一環として、2023年度から、イノベーティブなアイデアや課題解決につながる新規事業を募集する制度「Innovation&Beyond Festa」を開始した。
第1回の「Innovation&Beyond Festa」では、81件の募集案の中から研究開発本部の工藤凜平氏が提案した「のりやん」が大賞を受賞した。当時、新卒3年目だった工藤氏は「のりが不作で価格が高騰している」というニュースをきっかけに「何かできないか」と企画した。

カルビーグループでは、国内じゃがいも生産量の約19%(年間37.1万トン/2025年3月期)を調達し、ポテトチップスや「じゃがりこ」などのポテト系スナックを製造している。工藤さんは、工場で商品を製造する際に出るじゃがいもでんぷんに注目し、この未利用資源を活用して“代替のり”を作るアイデアを思いついた。
カルビーは1949年の創立以来、健康に役立ち、安全で安価な商品づくりを目指すとともに、未利用な食料資源を活かした商品開発を行ってきた。天然えびを殻ごとまるごと使用した「かっぱえびせん」や、主にでんぷん用として使用されていた加工用じゃがいもを使った「カルビーポテトチップス」などの商品を生み出してきた。
「のりやん」は、カルビーの創業の精神である“未利用資源の活用”とのりの不作による価格高騰という“社会課題の解決”を組み合わせた商品となっている。開発にあたっては、のりそのものと組成が全く異なるため、しなやかかつパリッとした食感の再現に苦労したが、構想から約2年間、2000回以上の試作の結果、納得のいく食感や風味に辿り着いた。まるで“のり”のようなパリパリ食感が楽しめる商品となっている。罪悪感の少ないひとくちスナックやおつまみとして食べることができる。
「のりやん」は、カルビーのじゃがいもからとれた「じゃがいもでんぷん」を植物性由来の素材で色付けし、カルビー独自製法で薄く焼き上げた。見た目・味わい・食感は“これもう のりやん”という商品とのこと。
「だし醤油味」は、かつおぶしやほたて、こんぶを使用し、ポテトチップスでも人気の味わいとなっている。
「わさび塩味」は、「堅あげポテト」でも人気で、おつまみとして楽しめる味わいとのこと。
「だし醤油味」はピンクを、「わさび塩味」は緑を基調としたパッケージの中央に、大きく商品画像と「のりやん」という商品名を明記し、じゃがいもからできていることが分かるようなデザインとなっている。使いやすく保管しやすいチャック付きの小袋サイズとなっている。
[小売価格]198円(税込)
[発売日]11月5日(水)
















