- Study&Work2026/03/11 17:40
京都府舞鶴市と大塚製薬、栄養モニタリングサービス「Vivoo」を活用した「食のチャレンジ2025」を実施

京都府舞鶴市と大塚製薬は、昨年から市民の主体的な健康づくりを促進することを目的としたプロジェクト「まいづる健やかプロジェクト」の一環として、「食のチャレンジ2025」を実施した。その結果、「食のチャレンジ2025」のアンケートに回答した8割以上の事業所で「食生活や健康に関する従業員間のコミュニケーションが増えた」と実感していることがわかった。
2021年に市民の健康づくりや災害時における支援について包括連携協定を締結した舞鶴市と大塚製薬が行った「食のチャレンジ2025」とは、市内20事業所の従業員(合計284名)を対象に、職場の仲間と栄養モニタリングサービス「Vivoo」(ビブー)を活用して、食生活や水分補給の状態をチェックし、健康的な食生活にチャレンジする取り組み。実施後には、参加者を対象に同取り組みによる意識・行動変容についてのアンケート調査(n=125名)と、参加事業所を対象としたアンケート調査(n=13事業所)を実施した。また、一部の参加事業所の代表者とともに感想などを共有する座談会も昨年12月19日に開催した。

栄養モニタリングサービス「Vivoo」とは、ヘルステック先進国アメリカで2020年に誕生し、一昨年9月から大塚製薬が日本での展開をはじめた、尿を用いた栄養モニタリングサービス。「Vivoo」は、専用の試験紙(ストリップ)に尿をかけ、アプリで読み取ることで、手軽に食生活の傾向に関わる6項目を測定でき、その結果はすぐにアプリ上で確認できる。

測定結果に応じて、管理栄養士が監修したアドバイスが提供され、健康的な生活習慣をサポートする(栄養状態のモニタリングを目的に設計されており、特定成分の慢性的な過剰・欠乏状態を評価するものではなく、疾病等の診断・治療・予防をすることはできない)。

「食のチャレンジ2025」は、2020年6月から始動した民間団体や企業行政とともに、舞鶴市民の健康を応援するプロジェクト「まいづる健やかプロジェクト」の一環として行った、大塚製薬の栄養モニタリングサービス「Vivoo」を用いて食生活を見直すきっかけとなることを目指した事業となる。

生涯にわたって健康な生活を送るために、食生活において健康的な習慣を確立、定着することは重要だ。しかし、長年培ってきた食生活を変えることは容易ではなく、自身の食生活を客観的に評価することが難しいことが、食生活の改善の妨げとなっていた。
こうした背景をふまえて、包括連携協定を締結している大塚製薬が展開する栄養モニタリングサービス「Vivoo」を活用して、従業員の健康づくりに関心のある事業所等を対象に食生活を「見える化」・食生活に関する情報発信を行う取り組みを企画した。これによって、働き世代を中心とした市民が自身の食生活を見直すきっかけを提供するとともに、事業所単位での取り組みを通じてウェルビーイング経営のサポートをすることを目指す。
「食のチャレンジ2025」では、参加者にVivooを1人2本配布し、1度目の結果とVivooのアプリ画面に表示されたアドバイスや「まいづる健やかプロジェクト」SNSの情報などを参考に食生活改善にチャレンジした。その後、2度目の結果をもとに事業所へアンケート調査結果や事業所別のVivooの結果レポートを提供し、従業員にどのような意識・行動変容がなされたのかを企業間で話し合う座談会も開始した。

「食のチャレンジ2025」の参加者に対して、今回の取り組みが食生活改善のきっかけとなったかを聞いたところアンケート回答者の8割の人が「少なからずそう思った」と回答した。「Vivoo」を活用したことで自身の食生活を見直すきっかけになったことが見て取れる。

さらに食生活の改善に取り組んだ内容も聞いたところ、約4割が「水分をこまめにとった」と回答した。水分、野菜の摂取に加え、間食や油っぽい食事を減らすなど、Vivooのテスト結果項目以外にも意識を広げた人がいた。

事業実施期間中に食生活や健康に関して従業員同士の会話が増えたかどうかを聞いたところ、8割以上の事業所が「そう思う」と回答した。また、そう思った背景には「Vivooの結果の点数等を職場で話す機会があった」や「普段の食生活を見直すきっかけになった」などの声があった。

また、同事業に関する満足度も聞いたところ、アンケート回答のうち8割以上の事業所が「満足」もしくは「どちらかというと満足」と回答した。「手軽に自身の栄養状態などがわかるのが良かった」や「食生活の課題が見えた」等、取り組み自体に満足度が高かったことが目に見て取れる。

昨年12月19日には「食のチャレンジ2025」に参加した企業担当者を集めた座談会を舞鶴市の中総合会館3階 集団健診室とオンラインで実施した。座談会の中では、「コミュニケーションのきっかけとしてよかった」や「健康に対する意識が変わった」などの声が寄せられた。

舞鶴市 健康・こども部 健康総合対策室 健康づくり 課長 兼 保健センター所長 松本諭一氏は、「舞鶴市では、多様な団体や企業との協働による『まいづる健やかプロジェクト』を推進し、市民の健康づくりの支援に取り組んでおり、現在、『働く世代へのアプローチ』を強化するため、市内企業の健康経営支援に注力している。今回、包括連携協定を締結する大塚製薬の協力を得て、『Vivoo』というサービスによって、働く世代の健康を支援する『食のチャレンジ2025』を実施した。今回の調査結果から、多くの人が、『食生活を改善するきっかけになった』と回答し、また、職場内でのコミュニケーション活性化という収穫も得られた。一方で、栄養分析では、行動変容が良い結果につながっていない場合もあった」と述べる。
「食生活改善にはバランスと正しい知識が不可欠であり、一度の取り組みで継続的な習慣化に至る難しさも再認識した。しかし、市内企業と『食』という新たな分野で連携できたことは大きな成果となる。今後もこうした取り組みを継続することで、市民の正しい知識の定着と、確かな行動変容を促していくことを期待している。今回の取り組みについて、まいづる健やかプロジェクトのnoteでも記事掲載をしているので、是非確認してほしい」とコメントしている。
大塚製薬は、一人ひとりの可能性に向き合うトータルヘルスケアカンパニー。“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、未充足の医療ニーズに新たな価値を提供する医療関連事業と、科学的根拠をもった独創的な製品やサービスによって日々の健康維持・増進をサポートするニュートラシューティカルズ関連事業を通じて、人々のウェルビーイングの実現に向けて取り組んでいる。
舞鶴市は、京都府北東部に位置する、日本海に面した人口約7万5000人の自然豊かな都市。リアス式海岸による天然の良港に恵まれ、古来から海と港を核として発展してきた。京都府全体の水揚げ量の約8割を占める「京都一のさかなの街」として知られ、冬の味覚の王様「舞鶴かに」をはじめ、都まぐろ、京鰆、丹後とり貝、岩がきなど、四季折々の豊かな海産物を楽しめる。また、舞鶴発祥の「万願寺甘とう」や全国の品評会でも高評価を得ている「舞鶴茶」など、全国に誇る農産物の産地でもある。城下町として栄えた「西地区」、海軍の軍港として発展した「東地区」という、異なる歴史的背景を持つ2つの市街地が共存しており、独特の文化と情緒が息づく街になっている。
[参加者の属性・実施期間について]
参加者:舞鶴市内、20事業所で働く10代以上の男女284名
測定人数:1回目 245名/2回目 197名
※人数については、アプリ内で事業所専用のコードを発行し、本事業に関連した事業所ごとにデータを収集
アンケート回答:10代以上の男女125名
事業所担当者向けアンケート回答:13事業所
実施期間:2025年9月27日~10月27日
大塚製薬=https://www.otsuka.co.jp
京都府舞鶴市=https://www.city.maizuru.kyoto.jp
















