住友不動産グループ、羽田空港第3ターミナル(国際線)直結の複合施設「羽田エアポートガーデン」を全面開業

「羽田エアポートガーデン」空撮画像

住友不動産グループは、羽田空港第3ターミナル(国際線)直結の複合施設「羽田エアポートガーデン」を、1月31日に全面開業した。

同施設は、羽田空港の24時間国際拠点空港化に伴い求められる多様なニーズに対応するため、同社グループが総力を挙げて開発推進をしてきたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって当初予定から2年以上の開業延期を経て、開業の日を迎えることになったという。

左から:「羽田エアポートガーデン」外観、「羽田エアポートガーデン」空港直結口画像

今回、全体開業を迎えた「羽田エアポートガーデン」は、羽田空港第3ターミナル(国際線)に直結する立地ポテンシャルを最大限に生かし、国際線旅客等の利便性向上と国際交流都市観光に資する賑わいの創出を併せ持つ新拠点として、世界に向けて日本の魅力を発信する「HANEDA GLOBAL WINGS」の一翼を担っている。日本を訪れる観光客・ビジネスマン、国内旅行や出張、飛行機を利用されない日帰り観光まで、あらゆる消費者に対して、世界のハブ空港にふさわしいホスピタリティと特別な体験をご提供できるよう施設運営に努めていく考え。

現地周辺図

同施設は、2020年4月開業に向けて準備を進めていたが新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて開業延期を余儀なくされた。世界中で蔓延した新型コロナウイルス感染症は、人々の行動と移動を制限し、訪日観光などの航空需要は大幅に落ち込んだ。しかし、昨年10月に水際対策が大幅緩和されたことを受けて、海外からの入国者数は増加を続けており、昨年12月は100万人を上回り(日本政府観光局発表)、羽田空港は外国人観光客で賑わいを取り戻しつつある。さらに、中国は「ゼロコロナ」政策の転換によって渡航制限を緩和、国内では今年5月8日から新型コロナウイルス感染症を季節性インフルエンザと同等の「5類」に移行するとの政府方針が発表された。今年は、本格的に観光産業の復活の年となるとともに、政府が掲げる「訪日外国人旅行者6000万人達成」に向けたインバウンド復活の年となることが期待される。同社は、同施設を中心に観光・ビジネス双方における訪日プロモーションに取り組んでいく考え。

「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア」

空港におけるフルサービスのラグジュアリーホテルの客室数は少なく、羽田空港の24時間国際拠点空港化に伴い、新たなラグジュアリーホテルブランド「ヴィラフォンテーヌ プレミア」を立ち上げた。「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」は、33m2の客室から173m2のスイートルームまで、独立型シャワーブースを完備した全6タイプ、160室を用意。全室リバービューの開放的な眺望、選び抜かれたこだわりの設えに囲まれるゆとりある客室を提供する。

「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」

「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」は、旅行・出張・MICE等、あらゆるシーンに対応する充実の装備と機能性で上質な滞在を提供する。対面フロントだけでなく、自動チェックイン機を導入するなど、ゲストのフローを最適化することで、快適な滞在を演出する。また、全室2名以上対応のダブルルーム、ツインルームに加え、3~4名利用の客室、畳の和洋室、車いす利用者にも対応可能なユニバーサルルームなど消費者の様々なニーズに応える客室を用意している。

「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」

「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」は、飛行機や富士山を眺めながら楽しめる展望天然温泉をはじめ、4種の内湯(炭酸泉、水風呂、ジェットバスなど)のほか、3種の岩盤浴や2種のサウナ(オートロウリュを備えたドライサウナ、漢方蒸しサウナ)、マッサージ、アカスリのサービス等の充実の設備と各種サービス、お風呂上りのグルメを楽しめるレストランを併設し、一日中癒しを体感できる温浴施設となっている。施設内は約2000m2の広さで、地下約1500mから自家源泉天然温泉を汲み上げている。保湿・保温性に優れた「含よう素ーナトリウムー塩化物強温泉」で、美人の湯とも称される泉質を楽しむことができる。冷え症や皮膚乾燥症などに効果が期待できる弱アルカリ性となっている。

「羽田エアポートガーデン バスターミナル」は、新しい観光路線を誘致し、羽田空港と日本の観光地をダイレクトに繋ぐことになる。同バスターミナルの整備によって、空港機能の強化を図り、日本各地の観光地への送客の役割を担い地域観光活性化へ貢献していくだけではなく、羽田空港の魅力をさらに高める、安心安全で快適なバスターミナル空間を創出して、ご利用者様の快適な滞在をサポートしていく。また、同バスターミナルは、待合スペース・トイレ・授乳室等の設備の他、商業施設や温浴施設にも隣接しており、ショッピングや飲食、温泉など待機時間を快適に楽しむことができる全天候型のバスターミナルとなっている。国内外からの利用客を見込んでおり、観光需要の拡大に伴い、段階的にバスターミナルのサービスを充実させていく考え。

[開業日]1月31日(火)

住友不動産=https://www.sumitomo-rd.co.jp/
住友不動産ヴィラフォンテーヌ=https://www.hvf.jp/


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