九州のパワースポットを訪れるヘルスケア旅行がトレンドに、宮崎県では神話の世界観を体験できる「キキタビ」キャンペーンを開催


 コロナ禍3年目となる今年の秋は、国内旅行代金が割引になる「全国旅行支援(全国旅行割)」もスタートし、旅行ニーズが活況を迎えている。海外旅行ガイドブックの決定版「地球の歩き方」が発表した「旅行トレンド予想2022」によると、今年の旅行トレンドは「セルフケア」とのこと。セルフケアには、心を癒したりメンタルヘルスを高めることが求められるが、その役割を果たす旅先として根強い人気を誇っているのが「パワースポット」だとか。特に“パワースポットの聖地”といわれる九州を旅したいと考えている人も多いようだ。こうした中、宮崎県大阪事務所では、宮崎県のパワースポットを巡る観光キャンペーン「キキタビ(記紀旅)」を来年1月31日まで開催している。県内全22ヵ所の神社等で特別な記念御朱印が授与されるなど、宮崎に眠る神話の世界感を体験できると注目を集めている。

 トリップアドバイザーが実施した「2022年秋の旅行動向」によると、今年の秋(9月1日~11月30日)に旅行を計画していると回答した日本人旅行者は過半数(51%)に達し、昨年同時期と比較して33%増加したという。出費に関しては、昨年同時期に比べて「増やす」との回答が40%となっており、物価上昇に影響されることなく、旅行意欲が高いことがうかがえる。また、「地球の歩き方」では、宿泊予約サイトBooking.comの「ブッキング・ドットコム・ジャパン」(日本法人)が過去最多数を対象に実施した「2022年の旅行に関する調査」を参考に、過去25年間における独自データと照らし合わせて「旅行トレンド予想2022」を発表しており、それによると、最新の旅行目的は「セルフケア」だと考えられている。

 そして、セルフケア旅行のニーズを満たす旅先として、古来から大切に継承されてきた神社や寺、大自然など全国のパワースポットに足を運ぶ人が増えているようだ。

 実際に、Twitterの一般投稿を見てみると、「パワースポット巡りを実践してみた」や「これから計画している」といった声が多く見られ、その中でも“パワースポットの聖地”といわれる九州を訪れてみたいという人が目立っていた。

 九州には、各地にさまざまなパワースポットが存在しているが、特に宮崎県には神話の世界を感じられる「記紀(キキ)」ゆかりの壮大な自然や神社、史跡が数多くあるという。「記紀」とは、古事記の「記」、日本書紀の「紀」を合わせた呼称のこと。記紀は、約1300年前の奈良時代に神武天皇の命令で作成され、日本書紀よりも8年早く完成した古事記は、現存する日本最古の歴史書とされている。宮崎県では、同県に根付く神話の物語に基づき、この記紀の物語と共に宮崎県内を巡る旅を「キキタビ」と名付け、来年1月31日まで観光キャンペーンを展開している。

 「キキタビ」は、神話のふるさと宮崎の魅力を存分に味わえる「神もうで」の旅を体験できるキャンペーンとなっている。期間中は、「キキタビ」に参画している県内22社の神社を参拝した人へ、キキタビ記念御朱印と限定はさみ紙を授与している。記念御朱印が授与される主な参拝地は、国生みの神々であるイザナギ、イザナミを祀っている「江田神社」や、アマテラスが最初に住んだ場所を祀っている「天岩戸神社 東本宮」、古くから世の中の乱れや人の悩みを鎮めるという言い伝えがある「高千穂神社」、恋愛成就などの御利益を求めて全国から参拝者が訪れる「青島神社」など。

 また、宿泊施設や旅行会社が造成するキキタビ関連旅行プランに参加すると、「キキタビ」のお供グッズ「キキタビサコッシュ」をプレゼントする。“メイドイン宮崎”にこだわった、ここだけしか手に入らないサコッシュとのこと。「キキタビ」のイメージなどに合わせて3色を順次展開する予定となっている。

 さらに、キキタビの物語を巡る際に役立つ、神話の物語や神社の他に、おすすめの“よりみちスポット”などをまとめたキキタビパンフレットを無料で配布している。パンフレットは、宮崎空港や宮崎駅の観光案内所、宮崎カーフェリー神戸三宮フェリーターミナルなどで入手することができる。

 それでは、大自然のパワーや癒し、神話の世界を感じられる宮崎県の代表的なパワースポットを紹介しよう。「えびの高原」は、えびの市霧島連山の標高1200mに広がる高原で、付近にある白鳥山展望台やえびのエコミュージアムセンターから、火山が作り出した壮大な景色が見渡せる。池巡りコースでは紅葉も楽しめるという。「京町温泉郷」は、県内随一の温泉資源を誇るローカルな温泉地とのこと。商店街・京町銀天街、共同浴場などがあり、散策途中に多数ある足湯で疲れを癒すことができる。「霧島岑神社」は、霧島山周辺にある霧島六社権現のひとつであり、古事記・日本書紀に出てくる祭神が祀られた由緒ある神社の一つ。長く伸びる石段を登り、境内にたどり着くと心穏やかになるといわれている。

 「高千穂神社」は、境内にある「夫婦杉」の周りを夫婦、恋人、友達と手をつないで3回回ると縁結び、家内安全、子孫繁栄の願いが叶うといわれている。「高千穂峡」は、国の名勝、天然記念物に指定されており、独特の渓谷美で知られている。日本を代表する景勝地の一つとされ、圧巻の景色が目の前に広がる。「あまてらす鉄道」は、2008年に台風の影響で廃止となった「高千穂鉄道高千穂線」の線路を利用したアトラクションとなっている。ロマンを感じるスーパーカートに乗り、鉄橋から雄大な景色を楽しめるという。

 なお現在、宮崎カーフェリーでは「乗船運賃3割引き」のキャンペーンを実施しており、関西から宮崎へ旅行に行くなら、マイカーでそのまま乗船できるフェリーがオススメとのこと。お得な割引を利用して、船旅を楽しんでほしい考え。

 宮崎県以外にも、九州には大自然のパワーを感じられるスポットがたくさんあり、毎年多くの観光客が訪れている。佐賀県の「祐徳稲荷神社」は、日本三大稲荷の1つになっており、年間300万人もの参拝者がいるといわれているほど、人気の神社となっている。境内にある岩崎社は、縁結びの神様である「岩崎大神」を祀っており、特に若い女性に大人気のスポットだとか。

 また、佐賀県の県木は「楠木(くすのき)」だが、その由来は、同県には古くから根を張る大きな楠木が多く存在することからきているとのこと。特に、県内随一のパワースポットとして有名な「川古(かわご)の大楠」は樹齢3000年の大木で、根回り33m、高さ25mという圧巻の迫力だとか。大分県の「由布岳」は、観光地として人気の「由布院温泉」の近くにある標高1583mの岳とのこと。昔、由布岳の金鱗湖という湖に竜が住んでいたとされ、出会うと幸運になれるという言い伝えがあった。その言い伝えから、今も由布岳には開運に最強の地だと信じられている。

 福岡県の「愛宕神社」は、桜や紅葉の名所としても知られ、絶景を見に来るカップルなども多くいるという。古くから、「禁断の神」といわれ、禁酒・禁煙などを望む人々が全国から多く訪れていたという言われがある。

 この秋は、気分のリフレッシュや神秘的な空気に触れる「セルフケア旅行」として、さまざまな運気アップが見込める九州のパワースポットに、ぜひ足を運んでみては。

キキタビ公式WEBサイト=https://kikitabi.jp/


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