三井住友トラストクラブ、ダイナースクラブ秋の鎌倉イベントを開催、「臨済宗大本山 円覚寺」を貸切特別拝観

円覚寺の「国宝 舎利殿」

ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブは、ダイナースクラブ秋の鎌倉イベント「臨済宗大本山 円覚寺 貸切特別拝観」を11月19日に開催した。今回のイベントでは、臨済宗大本山 円覚寺(以下、円覚寺)をダイナースクラブが特別に貸し切り、山門、仏殿、さらには通常非公開の国宝 舎利殿などを拝観した。また、特別拝観後には、円覚寺僧侶による特別法話、坐禅・写経体験が行われた他、イベントの最後には特別メニューとして精進料理を堪能した。

円覚寺は、鎌倉時代後半の弘安5年(1282年)、ときの執権北条時宗が中国・宋から招いた高僧の無学祖元禅師によって開山されたといわれている。創建の主な目的は、蒙古襲来で戦没した多くの霊を敵味方なく平等に弔うことだったという。円覚寺は、これまでに数度の大火に遭い、衰微したこともあったが、江戸時代後期に大用国師が伽藍を復興し、宗風の刷新を図り現在の円覚寺の基礎を築いた。明治時代以降は、関東禅会の中心となり、今も僧堂・各種坐禅会などに引き継がれ、多くの人々に親しまれ「心の寺」とも呼ばれている。

「山門」

今回の貸切特別拝観では、僧侶の案内のもと、円覚寺の山門、仏殿、国宝 舎利殿を拝観した。山門(三門)は、三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされている。山門を通って娑婆世界を断ち切り、清浄な気持ちで仏殿の本尊をお参りしなければならないとされる。現在の山門は1785年、開山500年遠諱の年に大用国師によって再建され、神奈川県指定重要文化財となっている。

仏殿の本尊「宝冠釈迦如来」

仏殿は、円覚寺の本尊がまつられている建物で、1923年の関東大震災で倒壊したが、1964年に再建された。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置している。本尊は、冠を被っているため、宝冠釈迦如来と呼ばれ、華厳の盧遮那仏とも称される。1563年の大火で焼失し、顔のみが救出され、江戸時代の1625年に仏殿が再建される際に体部が補造された。その時、本尊の両脇に梵天、帝釈天がまつられたという。

「白龍図」

天井の「白龍図」は、前田青邨画伯の監修のもと、守屋多々志画伯によって描かれたものとのこと。仏殿では、開山毎歳忌、達磨忌、臨済忌、祝聖などの行事や毎朝の暁天坐禅が行われている。

通常非公開の「国宝 舎利殿」

通常非公開の舎利殿は、将軍源実朝が中国・宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」というお釈迦様の歯がまつられており、鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されている。屋根の勾配や軒の反りの美しさが特徴で、特に屋根の軒下から出ている上の段の垂木は、扇子の骨のように広がっており、「扇垂木」と呼ばれているとのこと。内部正面には佛舎利をまつる宮殿が安置され、その前に鎌倉彫りの須弥檀があり、観音菩薩と地蔵菩薩がまつられている。また、舎利殿の隣は、円覚寺派の厳格な修行道場となっている。

特別法話の様子

特別拝観の後は、大方丈で円覚寺僧侶による特別法話が行われた。特別法話に先立ち、三井住友トラストクラブの五十嵐幸司社長が挨拶。「昨年までは、京都の寺院でのみ貸切特別拝観を実施していたが、関東でも実施してほしいという要望が多く寄せられていた。そこで今回、円覚寺の協力を得て、関東で初めて特別拝観を開催することとなった。普段は非公開の国宝 舎利殿を拝観できる他、写経や坐禅を体験できる貴重な機会になると思っている。また、こうしたイベントを通じて日本の大切な伝統文化の継承や維持に貢献していきたいと考えている。これからのイベントにも、ぜひ積極的に参加してほしい」と、円覚寺で特別拝観を実施する経緯やダイナースクラブイベントへの想いを述べた。

円覚寺教学部の蓮沼直應氏

特別法話では、「円覚寺創建の精神 -怨親平等のこころ-」について、円覚寺教学部の蓮沼直應氏が法話を行った。円覚寺の開基は元寇の役で活躍した鎌倉幕府の第八代執権・北条時宗、開山は宗から来朝した高僧の無学祖元禅師とされている。無学祖元禅師は、文永の役から5年後の1279年、以前から深く禅宗に帰依していた北条時宗に招かれ、元寇の真っ只中に来朝したという。そして、弘安の役を経て、1982年に円覚寺を開山することとなるが、その創建の精神が「怨親平等」。これは、恨みを持つ相手も親しい相手も平等であるという考え方で、元寇の役による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うために円覚寺は創建されたとのこと。また、蓮沼氏は法話の中で、無学祖元禅師が北条時宗に送った「莫煩悩」(思い煩うことなかれ)の教えについても説いてくれた。

坐禅体験の様子

特別法話が終わると、グループに分かれて坐禅体験と写経体験を行った。坐禅は、姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、禅の修行法の一つ。精神を落ち着かせる呼吸法を学びながら、豊かな自然に囲まれた円覚寺での坐禅を体験した。

「延命十句観音経」を写経体験

また、写経は、仏教の経文を書き写す修行の一つ。今回の写経体験では、白隠禅師がすすめた「延命十句観音経」を一字一字丁寧に写経し、体と呼吸、心を調えた。

精進料理

イベント終了後には、事前申込をした参加者に、特別メニューとして精進料理が提供された。

三井住友トラストクラブ=https://www.sumitclub.jp/corporate/index.html
ダイナースクラブ=https://www.diners.co.jp/ja/pvt.html
臨済宗大本山 円覚寺=https://www.engakuji.or.jp/


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