トリップアドバイザー、2023年夏の旅行動向を調査、65%の日本人旅行者がこの夏の旅行を計画していると回答

世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor」(トリップアドバイザー)は、日本を含む世界5ヵ国の旅行者への意識調査およびサイトの利用状況データをもとに、2023年夏の旅行動向について発表した。その結果、65%の日本人旅行者がこの夏の旅行を計画していると回答。観光需要の本格的な回復が見える結果になった。

意識調査の結果、78%の旅行者が今年の夏(2023年6月1日~8月31日)の旅行を計画していると回答した。日本人旅行者においては65%がこの夏旅行を計画していると答え、昨年同時期(24%)や2023年春(49%)と比べて大幅に上昇している。また、トリップアドバイザーのサイト利用状況データによると、2023年ゴールデンウィークの国内旅行検索ボリュームはコロナ前の2019年の比較し-66%だったが、今夏の旅行については2019年と比較すると-37%となり、順調な回復傾向がうかがえる。

移動距離に関しても、海外旅行、または国内旅行と海外旅行の両方を計画していると回答した日本人旅行者の割合が増え、少しずつ海外への旅行を検討し始めている様子が分かる結果となった。人気な海外観光地についても、ハワイやパリなどアジア以外の観光地が半分を占めている。

2023年夏の旅行状況トレンドとして、旅行の有無では、今夏(2023年6月1日~8月31日の期間)、「旅行を計画している」と回答した日本人旅行者の割合は65%で、昨年同時期の24%に比べると大幅に上昇した。移動距離では、国内旅行が80%、海外旅行が5%、国内旅行と海外旅行の両方が15%だった。旅行への出費では、2022年夏の旅行での出費と比べ、2023年の夏の旅行では出費が「2022年よりとても多い」との回答が11%、「2022年より少し多い」との回答が46%、「2022年と同じ」が41%、「2022年より少ない」が2%となった。旅行時期では、6月30日、11日、7月16日の出発が人気の傾向であることがわかった。

[調査概要]
意識調査:3月17日~27日にアメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、日本の5ヵ国でオンラインでQualtricsと共同実施。合計2400人以上が回答
利用状況データ:トリップアドバイザー上で5月29日~8月31日の旅行期間を対象とした1月10日~4月10日の行動データから算出。ゴールデンウィークに関するデータは2019年4月27日~5月6日の旅行期間を対象とした2019年1月10日~4月10日の行動データと2023年4月29日~5月7日の旅行期間を対象とした2023年1月10日~4月10日の行動データを比較

トリップアドバイザー=https://www.tripadvisor.jp/


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