- Home&Living2025/05/15 12:54
大建工業、環境配慮型床用基材「Eハードベース」を用いたWPC床材「ジオラスタンダード」を発売

大建工業は、6月23日に、環境配慮型床用基材「Eハードベース」を用いたWPC床材「ジオラスタンダード」を発売する。耐久性に優れた高級グレードにおいても、環境負荷低減につながる床材製品を拡充することで、サステナブルな社会の実現に向けて、より一層貢献していく考え。
1945年の創業時から、サステナブルな社会の実現に資する事業を一貫して継続してきた同社グループでは、2021年に、環境課題への長期的な取り組み姿勢や方針を定めた「DAIKEN地球環境ビジョン2050」を策定し、自然環境への負荷低減に向けた取り組みの目標として“持続可能な木材調達の推進”を掲げている。これまで、主要な床材から順次エコ基材への切り替えを進めてきており、戸建用一般床材においては、その大半がすでに同社独自の環境配慮型床用基材「Eハードベース」を使用している。また、強度が求められるWPC床材についても、これまではラワン合板の表層に特殊強化層を設けた床用基材「Wハードベース」を使用してきたが、性能が担保できるものに限り、順次「Eハードベース」への置き換えを図っている。
今回発売する「ジオラスタンダード」も、「Eハードベース」を用いたWPC床材として、環境配慮型床材のラインアップ拡充に貢献する新製品であり、また、高級グレード床材のさらなる拡販を図るため、6月発売予定の新内装シリーズ「イエリア」の建具ともコーディネートしやすいカラーバリエーションを取り揃えた。
同社は、今後も環境に配慮した製品の開発・販売など、サステナブルな社会の実現に資する事業を展開することで、環境課題をはじめとする社会課題解決に取り組んでいく考え。
「Eハードベース」とは、表面の平滑性や耐水性など、床基材に求められる性能を有した特殊なMDF(中密度木質繊維板)に、植林木や適正に管理された森林から出材する木材を使用した合板を張り合わせた、同社独自のフロア用基材。製材時に出る端材などからつくるMDFと、持続可能な木材からつくる合板で構成しているため、環境にやさしいエコ基材といえる。
WPC床材とは、床材の表面化粧材に当社独自のWPC加工を施すことによって、天然木が持つ自然な美しさや風合いはそのままに、高い表面強度を実現。キャスター付きイスや車イスなどによる傷や凹みに強いほか、水がかりにも強く、優れた耐久性を発揮する。
[小売価格]4万円/梱、6枚入り(3.3m2)(税別)
[発売日]6月23日(月)