アイロボット、高性能空気清浄機「Klaara」を用いた住環境における花粉対策を指南、ロボット掃除機ルンバとの連携でさらなる対策も

アイロボット 空気清浄機 Klaara p7 Proとロボット掃除機ルンバとの連携イメージ

アイロボットでは、花粉症患者の3人に1人(同社が2023年10月20日に発表した「花粉症に関する意識調査」の結果)といわれている“重度花粉症”の人におすすめの、ルンバと連携する唯一の高性能空気清浄機「Klaara(クラーラ)」を昨年の秋から発売している。そこで今回、「Klaara」の機能を説明し、花粉症の名医である耳鼻咽喉科医・石井正則先生を招いた、住環境における花粉対策セミナーを2月5日に実施した。

アイロボット 空気清浄機 Klaara p7 Pro

ウェザーニュースが9日に発表した調査によると、関東や東海では花粉症の人の約4割が早くも花粉を感じていることがわかった。さらに日本気象協会は、今年の「春の花粉飛散予測」の第2報を公表し、今年の夏の猛暑の影響によって、花芽の形成に好条件な「高温・多照・少雨」という気象条件が揃ったことで、例年(過去10年の平均)に比べて、1.2~2.3倍になると予想している。また、花粉症の症状が日常に支障をきたしていることが問題視されている。政府も花粉症を社会問題と深刻に捉え、国を挙げた取り組みが行われている。今回のイベントでは、アイロボット初の空気清浄機「Klaara(クラーラ)」の性能の高さを感じてもらうため、実証動画の公開や、機能のデモンストレーション等を行った。加えて、花粉症のスペシャリストである耳鼻咽喉科医・石井正則先生が登壇、これから本格シーズンを迎える花粉症の傾向を例年1月末に発表される「花粉飛散予測 第3報」を踏まえていちはやく解説する、花粉対策セミナーを実施した。特に、家の中で気を付けるべき「対流花粉」の存在に注目し、住環境における対策を徹底解説。「花粉シーズンに理想の部屋を実現するひと工夫」や「大掃除で気を付けるポイント」など、気になるトピックをわかりやすく伝えた。

アイロボット 空気清浄機 Klaara p7 Proの独自の密閉構造

まず、空気清浄機「Klaara(クラーラ)」についてアイロボットの渡邉峻氏が説明した。「当社が行った調査によると、花粉症に悩む人のうち、3人に1人は過酷な“重度花粉症”であることがわかった。そこで当社では花粉症に悩む人々に向けて、汚れた空気を逃さず、独自の密閉構造で室内をクリーンにする高性能空気清浄機『クラーラ』を昨年秋に発売した」と空気清浄機「クラーラ」について紹介。「シンプルでインテリアに馴染みやすいデザインでありながら、当社独自のクローズド・キャプチャ(密閉構造)技術を採用。つなぎ目のない密閉型ボディなので、浄化された空気に汚れた空気が混ざることもない。キレイな空気だけを排出する」と、独自技術で屋内をクリーンに保つことができるとのこと。

アイロボット 空気清浄機 Klaara p7 Proの3段階フィルターシステム

「フィルター重量は4.6kgで、フィルターの活性炭量は一般的な空気清浄機の約3倍となっている」と、重量のあるフィルターを本体上部から装着する構造によって汚れた空気を完璧に逃さない状態を実現するという。「Pre-Filter、Carbon Filter、HEPA Filterの3つのフィルターで汚染物質を空気中から除去する」と汚染物質、花粉、カビ、ウイルスを99.98%除去してくれると説明した。「さらに、ロボット掃除機ルンバと連携することができる他、1秒に10回空気をモニターしてくれる。音声アシスタントにも対応しており、スケジュール機能や自動モードも備えている」と多機能な空気清浄機なのだと述べていた。

耳鼻咽喉科医・石井正則先生

次に、今シーズンの花粉症の傾向について、耳鼻咽喉科医・石井正則先生が講演を行った。「花粉についてよくいわれている説として“大量に飛散した翌年は減少する”というのがある。2023年春(昨シーズン)は、過去3年間の統計で最大の飛散となった。3月1日には非常に多数の患者が受診した。しかし、“前年比少ない”“例年並”の表現には油断大敵で、“例年”のレベルが上がっているため、“例年並”でも対策は万全にしてほしい」と今年の花粉の傾向について説明する。

「今年の花粉飛散量は、ほとんどの地域で例年に比べてやや多いと思われる。その要因が“夏の猛暑”。昨年の夏は、スギ花粉が増える3原則の条件を満たしてしまっていた」と昨年の夏は、「高温」「多照」「少雨」であったため、スギ花粉が増えると予測する。「四国・関東甲信は例年に比べて100%と例年並み。九州・中国・近畿・東海・北陸・東北は120~140%、北海道は200%以上(シラカバ花粉)の過分飛散量が見込まれる」と、今年の花粉飛散量は例年並もしくはそれ以上になると警鐘を鳴らす。

「スギ花粉シーズンは例年並みか例年に比べて早いスタートになりそうだ。福岡や東京などは2月上旬から飛散開始の見込みとなっている。対策が間に合わない人も多くなる可能性がある」とのこと。「スギ花粉のピークは、福岡・高松・東京は2月下旬から、広島・大阪・名古屋・金沢・仙台は3月上旬からとみられ、ピークの期間は10日から1ヵ月ほど続く見込み。風が強く急に暖かくなる日があると花粉の飛散量が一気に増えて、ピークの時期が早まることもある」とピーク時期が早まることもあると注意喚起していた。「花粉症に悩む人の7割以上が勉強や仕事、家事に支障をきたしており、半数以上が眠れなくなったとしている。また6割以上が判断力の低下を訴え、約4割がメンタルの不調を感じている。さらに約半数は服薬によるパフォーマンス低下もみられる」と、花粉症で悩む人の多くがこれらを何度も経験しているのだという。

「特に、スギ花粉症の約70%がヒノキの花粉症を持っており、ダニ・HDアレルギーを持っている。ブタクサの花粉症をもっており、鼻水・鼻づまり・目の痒みが最も辛いといっている」と、スギ花粉に悩む人は他のアレルギー症状を持っていることも多いと指摘する。「最近では、4~5歳で花粉症を発症し始めるのは普通になってきた」と花粉症が若年層でも発症するようになってきたと説明する。「5~9歳で30.1%、10~19歳で49.5%、と大人の発症率と変わらないことがわかっている。また、両親が花粉症の場合は55~60%、片親が花粉症の場合は30~50%が花粉症になるとされている」と子どものスギ花粉症は年々増加していると述べる。「子どもの花粉症対策は特に、花粉に触れる機会を減らすことが重要となる。アイロボットが実施した調査では、約7割が『子どもがいることによって、床や空気がきれいかどうかが、子どもがいないときに比べて気になるようになった』と回答していた」と、花粉に触れる機会をなくすことによって悩みを緩和させたいという患者は少なくないのだと話していた。

そして再びアイロボットの渡邉氏が登壇し、自宅での花粉症に関する調査結果を報告した。「自宅でも花粉症がつらいという人は約7割に達した。また、自宅でも花粉症の症状が出ることで逃げ場がないと感じている人は2人に1人もいた。さらに屋外と同等もしくはそれ以上につらいと感じる人は半数以上いた。花粉症患者の10人に1人は睡眠時間が2時間以上短くなったと回答。花粉症によって睡眠不足になっていることもわかった」と、自宅でも花粉症の症状に苦しむ人は多くないことが明らかになったと発表した。

では、自宅での花粉症の症状を緩和させるにはどうしたら良いのだろうか。石井先生は、「厚生労働省が掲げるセルフケア対策には『根治治療は原因抗原(花粉)の除去・回避』と記載されている。つまり、花粉を取り除くことが大切となる。しかし、家の中には、意外な盲点がある。それは、家の床と空気中を行ったり来たりする『対流花粉』の存在が挙げられる」と空気中の花粉が床に落ちて、床に落ちた花粉が巻き上げられるという対流花粉は、気密性の高い現代の住居では、特に花粉が閉じ込められて対流花粉が発生しやすいと説く。「現代の密閉性の高い家では、対流花粉は、舞って落ちて、舞って落ちてを繰り返し、花粉同士が集り、固まりになり、一度の刺激で大量に舞い上がってしまうこともある」と対流花粉の対策を怠ると花粉が大きな塊となり、一度の刺激で大量に舞い上がってしまうのだという。

「家に花粉を入れない対策としては、換気の際はレースカーテンを活用することで屋内への侵入を防ぐ。布団を外干しすることは厳禁。服についた花粉は払ってから家の中へ入るようにする」と教えてくれた。「対流花粉対策は、空気と床の両方をケアすることが大切となる。どちらか片方だけでは意味がない。そこで、性能の高い空気清浄機で空気をケアし、1日1回以上の掃除で床をケアすることが望ましい」と、空気清浄機と床掃除で家の花粉を取り除いてほしいと述べていた。

自宅での花粉症に関する調査結果について再びアイロボットの渡邉氏が発表。「自宅での花粉症対策を強化したいと思う人のうち、高性能空気清浄機への買い替えを検討している人は50%超に達した」とのこと。「家の空気の花粉対策には、空気清浄機は必須アイテムと考えている。空気清浄機の選び方については、HEPAフィルターを搭載し、密閉構造で出力の高い機器が最適と思われる。置き方については、暖房稼働時はエアコンの対面に設置するなど、空気の流れを意識して位置を変更してほしい」と語る。「家の床の花粉対策には、1日1回の床掃除が望ましいが、当社の調査では、床の掃除機がけを1日1回以上できているのはわずか23.1%だった。さらに、実は床掃除をしても花粉を十分に除去できていないことも明らかとなった」と人が掃除機がけをすると、動きによって舞い上がった花粉が自分に付着してしまうのだという。「人がいない空間をロボット掃除機が掃除すると同時に空気清浄機を稼働させることで、効率的に対流花粉を除去することができる」と、外出時にロボット掃除機が清掃しながら、ロボット掃除機が巻き上げた対流花粉を吸収する空気清浄機の二段構えで家の花粉を除去してほしいと訴えた。

アイロボット 空気清浄機 Klaara p7 Pro

アイロボットでは、花粉が気になるこの時期に、「クラーラ」の実力をより多くの人に体験してもらうために「花粉保証サービス」を期間限定で実施している(期間:2月1日から3月31日)。「花粉保証サービス」は製品に満足できない場合、商品の発送日から30日以内に購入ストアに連絡すれば、売買契約を取り消し、商品の返却が確認できた上で、商品代金を全額返すという期間限定のキャンペーンで、これはルンバ コンボとの「花粉対策3in1セット」も対象となる。性能に自信があるアイロボットだからこそできる安心のサービスとなっている。

アイロボット 空気清浄機 Klaara p7 Proとロボット掃除機ルンバを設置したリビングイメージ

最後に、アイロボットの山田毅氏が「クラーラ」のデモンストレーションを行った。汚れた空気を漏らさない密閉構造がもたらすメリットを実演でしめした他、ルンバとクラーラで花粉を回収するデモも行われた。さらに汚れた空気の可視化もスマートフォンでチェックできるのだと教えてくれた。

[小売価格]
空気清浄機 Klaara p7 Pro:16万9800円
※ロボットスマートプラン+ あんしん継続コース:6280円(月額)
消耗品(別売り)789727 p7 Pro フィルター:2万9800円
(すべて税込)
[発売中]

アイロボットジャパン=https://www.irobot-jp.com/


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