- Home&Living2026/01/19 21:18
ゼネラル、パロマ・リームHDグループとして今後の事業展望を発表、空調と給湯の技術融合で新たなイノベーションに挑戦

富士通ゼネラルは、昨年8月にパロマ・リームホールディングス(以下、パロマ・リームHD)の一員として新たなスタートを切ったことを機に、1月1日から商号を「株式会社ゼネラル」に変更し、あわせてブランドシンボルを制定した。1月15日に行われたメディア発表会では、パロマ・リームHDのグローバル成長戦略とシナジーについて説明すると共に、今年創業90周年を迎えるゼネラルの今後の事業展望と目指す姿を発表した。
パロマ・リームHDは、空調と給湯の両事業を手掛ける世界有数の企業グループで、日本ではパロマ、米国ではRheem Manufacturing Company(以下、リーム)を展開している。パロマは、1911年の創業以来、主に家庭用のガス給湯器やガス厨房機器を手がけ、国内大手ガス器具メーカーとしてのブランドを確立している。一方、リームは、1988年からグループ企業となり、北米市場向けに、ガス式・電気式の給湯器やダクト式空調機の製造販売を行っている。そして昨年8月、ゼネラルが、新たにパロマ・リームHDグループの一員として加わった。

「当社では、世界をリードするエアー&ウォーター・カンパニーを目指しているが、これに向けて、エアー部門では日本式の壁掛けエアコン、ウォーター部門ではヒートポンプ式給湯器に関する技術力が弱く、グローバルで高まるニーズに対応できていなかった。ゼネラルは、この2製品について高い技術力を持っており、当社にとってのベストパートナーであると確信し、グループ企業として参画してもらうこととなった」と、パロマ・リームHD 代表取締役社長の小林弘明氏が、ゼネラルを完全子会社化するに至る背景について説明。「ゼネラルがグループに参画することで、空調と給湯の技術融合によるイノベーションをさらに加速させる。また、製品ラインアップの拡充と販売網の融合を図るとともに、サプライチェーンの効率化を実現する。さらに、冬場に忙しいパロマと夏場に忙しいゼネラルが連携し、保守・修繕サービス体制の共同運営を行うことで、通年でのサービス品質を高めることができる」と、グローバル成長戦略におけるゼネラルとのシナジー効果をアピールした。
「ゼネラルの参画にともない、地理的にもグローバル展開が拡大し、事業所は世界100ヵ国以上、研究開発拠点は25拠点(日本3拠点)、製造拠点は43拠点(日本12拠点)に広がっている。グループ全体の売上規模は、昨年12月期の当社の売上高約1兆円と、ゼネラルの売上高約3600億円を合わせて約1.4兆円となる見込み。地域別の売上構成比は、北米・中南米が66%、日本が11%、欧州が8%、オセアニアが7%。事業別では、空調機器が59%、給湯機器が35%となっている」と、ゼネラル参画後の事業規模についても言及。「当社グループは、空調と給湯の供給を通じて、人々の快適な暮らしを支える“エッセンシャル・サポート・カンパニー”であることを社会的使命としている。今後も、パロマ、リーム、ゼネラルそれぞれで顧客満足度の高い製品を提供していく」と、水と空気のパイオニアとして世界の暮らしを支え続けていく考えを示した。

次に、ゼネラル 代表取締役社長の増田幸司氏が、パロマ・リームHDグループとしての今後の事業展望について説明した。「当社のエアコン事業では、革新的なモノづくりを通じて人々の暮らしを快適にするべく、常識にとらわれない発想で製品開発を行ってきた。1972年当時、中東向けに50 ℃の砂漠環境でも止まらない最高級エアコン『ゼネラル』を発売。2003年には、エアコンのフィルターを自動清掃する機能を世界で初めて開発した。そして2018年には、熱交換器に付着したカビ菌や細菌を10分で除菌する新技術を開発し特許を取得している」と、エアコン事業における同社の強みを紹介。「空調コア技術としては、空気中の熱を活用した地球環境に優しいヒートポンプ技術と、高効率な運転で省エネを実現するインバーター技術を軸に、技術革新アイデアを形にする一気通貫のモノづくりを行っている。自社内で基幹デバイスの開発から生産までを実施すると共に、グローバルなモノづくり展開で培った最適なサプライチェーン網を整備している」と、少ないエネルギーで快適な空気をつくる空調のプロフェッショナル集団なのだと強調した。

「今回、パロマ・リームHDグループに参画したことで、両社の持つ『モノづくり技術』を融合し、『日本発モノづくり革新』によって新たなイノベーションに挑戦する。各国の事業者と共に創る持続可能な省エネ価値を、個人と地域のニーズに合わせてきめ細かく提供していく」と、日本から世界へ新たなイノベーションを生み出していくと力を込める。「バリューチェーンにおけるグループ内シナジーとしては、空調と給湯の技術融合によって、高効率インバーターユニタリーの開発やガス給湯とエアコンのハイブリッドシステムの開発を加速する。また、開発研究から調達、製造、物流、マーケティング、営業、サービスまで、グループ内で一貫した価値共創を目指す」と、パロマ・リームHDのグループ各社とバリューチェーンにおいて相互補完的に協業していくと述べた。
「新体制となった当社がこれから目指す姿として、新たなスローガン『Creating a Life Conditioner』を設定した。今や災害ともいえる猛暑や寒波から健康と街や地域を守り、サステナブルでウェルビーイングな暮らしを支えていくため、“Air Conditioner”を作ることから“Life Conditioner”を創造していく。これに向けて、空調エコロジー、空調サービスソリューション、ウェルビーイングソリューション、消防/防災ソリューションの4つの領域に力を注いでいく」と、今後のさらなる成長に向けて意気込みを語った。
ゼネラル=https://www.generalww.com/jp/
パロマ・リームホールディングス=https://www.pr-holdings.co.jp/
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